(2巻41番 原詩)

La grand estoille par sept jours bruslera,
Nue fera deux soleils apparior,
Le gros mastin toute nuict hurlera,
Quand grand pontife changera de terroir.

 

(直訳)
 大きな星が7日間燃え
 雲が2つの太陽を見せる
 太ったマスチフ犬が一晩中吠える
 偉大な聖職者たちが地方に変わるとき

  まず、この詩の2行目についてです。
 ここで言う太陽は「日本」の意味ではなく「天体の太陽」のことと思われます。
 そして、そもそも一つしかない太陽が「2つ」になるのは、明らかに変ですし「雲が見せる」というのも、ちょっと意味不明ですね。そこで、この「雲が2つの太陽を見せる」という話になったときに、思い出されるのが、やはり「ファティマ 第3の預言」の話なんですね。

 「ファティマ 第3の預言」というと、中に「預言」という言葉が入っているために「オカルト」~そんなことありえない話、と思う方もいるとは思いますが、実は、これ、バチカン~いわゆるカトリックの総本山も認めている、れっきとした事実なんです。
 そこで、ここでは少し簡略した形で説明しますが、詳しく知りたい方はこちらへ
太陽の奇跡 - Wikipedia

 この「ファティマの預言」というのは、ポルトガルのファティマという町に聖母マリアが数回に渡って現れ、そこにいた3人の子供たちにこれから起こる預言を託したという話です。
 そのときに表れた聖母マリアが「第一次世界大戦の終結と第二次世界大戦の勃発」を預言し、それが現実になったということで、非常に信ぴょう性の高い預言であるということになっているんですね。

 ただ、預言以上に「これが事実」とされたわけは、実は「衆人環視の中で行われた」ということなんです。
 というのは、周りの人たちは、当然、その不思議な現象を見てみたいと思うでしょうし、信心深い人たちは「マリア様を一目見たい」とも思うでしょう。それで、このときに聖母マリアは、子供たちに次に会う日を伝えていたものですから、それを聞いた人が聖母の現れる場所にドンドン集まってきてしまったんです。当然、回数を重ねるごとに、さらに多くの人が集まるようになり、最後に聖母マリアが表れたときの観衆は、推定ですが、4万人とか、7万人の人数になったという報告があるんです。また、そのときに、カトリックの牧師さんも立ち会っていて、事実と認証しているんです。

 そして、その聖母マリアが最後に表れたときの現象が「太陽」に関係するんです。
 その日は、小雨だったそうで、当然、空は曇り空です。さらに、聖母マリアが見えていたのは、子供たちだけで、観衆には聖母マリアは直接見えていなかったそうです。そのマリアの代わりに見えていたのが「踊る太陽」だったんですね。
 要するに、空は曇っていたため太陽は見えないはずなのに、なぜか太陽が見えていて、しかも、その太陽は「踊っていた~動いていた」んです。
 この太陽、何だと思いますか?

 これ、どう考えてもUFOですよ。
 しかも、この「ファティマ」は事実ですから、今後も、この「ファティマ」と同じように、再び「踊る太陽」が姿を現すことがあるでしょう。
 それがこの詩の2行目なんですよ。

(以下、追加内容)
 それで、日本人はまだUFOを信じない人も多いと思いますが、アメリカでは、まじめに考えられていて、ヒラリー・クリントンがトランプ大統領と大統領選を行ったときの公約の一つが「NASAが所有しているUFO情報を開示する」だったんですよ。海外では、もう、普通のことと思っていていいと思います。


 そして、4行目には「偉大な聖職者」が出てきます。ここは、他の解釈でも一致しているのですが、聖職者の中で「偉大」と言われることになると、それは「ローマ教皇」だろう、ということです。預言書通りに進めば、イタリアの噴火によりバチカンの人々はローマにはいられない状況になるわけですから、当然、地方に避難するだろうということで、ここは、間違いないのではないかと思われます。
 ですから、問題は3行目の「マスチフ犬」になろうかと思います。

 それで、ここで自分が行っている解釈は「4つ足の動物」は、ノストラダムスが預言書を書いた16世紀にはなかった「何かの車両であろう」ということで、今までは「イノシシ・ヒョウ」は「ドイツの戦車」、「ラクダ」は「給水車」という解釈をしています。ですから、この「マスチフ犬」も何かの車両と考えられるということです。

 それで、この解釈の前提として、UFO関連の情報を少し書きますが、実は、アポロ11号の、当時の「交信記録」が公開になって、そこで「月面上で何か動いているものがいる」という話が公になり、話題になりました。
 日本では、意識しないとこのような情報が入ってきませんし、直接読んでも英語で書かれているため、すぐに理解しづらいという面もあることから、日本では「UFO情報」の後進国になっているのですが、アメリカでは、当然、普通に英語が読めますから、こういった情報も、普通の人が普通にアクセスできるわけで、この辺がアメリカと日本のUFOの認識の差になっているのではないかと思うんですね。
 そして、トランプ大統領が任期の最後の方で、日本に「宇宙同盟」の要請をしました。それを受けて、日本でも「宇宙部隊」を設立しています。一般的には「衛星による地上攻撃の監視」などの軍事目的や、宇宙のゴミである「宇宙デブリ」の除去などを目的としたもの、という認識ですが、果たしてそれだけだろうか、という話ですね。
(閣議決定した「宇宙基本計画」の内容はこちら↓)

fy02.pdf (cao.go.jp)

 また、これは都市伝説的な内容ではありますが、現在の宇宙ステーションを建設している最中、周囲をUFOが飛び回ったとか、日本の民間機のパイロットもUFOを目撃しているが、もしも「UFOを見た」という発言をすると「ありえないものが見える人」という扱いで地上勤務になるとか。そのような話もあります。
 まあ、今の段階では、都市伝説的な要素を含んでいる話もありますが、NASAの公表したアポロの情報は間違いなく本物です。
 そして、これらの話から、一番懸念されるのが「宇宙人の地球侵略」なんです。おそらく、この侵略に対する対抗策を真剣に考えて準備を進めているのはアメリカでしょう。

 となると、もしも、実際にUFOが現れた場合、アメリカはどういう行動をとるか、という話になります。
 そこで考えられるのが「ひょっとしたら、UFOを攻撃しようとするのではないか」という話なんですよ。

 そうすると「マスチフ犬」は、アメリカ軍の戦車ではないか、「一晩中吠える」は「一晩中、大砲を討つのではないか」ということなんですね。
 実は、他の詩では、アメリカ空軍機が何者かに追いかけられて撃墜される話が出てきます。
 また、アメリカ軍の戦車の中で、犬の名前がついているものがあります。「M41A3ウォーカーブルドッグ」。

 以前、ドイツの戦車の名前を挙げたときには、実在するのは「パンサー」「タイガー」ですが、詩では「レオパルド」、また、別の詩には「サブロマリン」という表記があって、これは解釈している人たちの間では「サブマリン=潜水艦」だろうという話になっています。ノストラダムスは、このように、実際の物とはちょっとずらして「実際にそのことが起きるまでは確定できない」ような書き方をしているんです。となれば「ブルドッグ」を「マスチフ」と言い換えることも可能性としてあり得る、ということです。

 

(意訳)

1行目 不明

 2機のUFOが飛来し

 そのUFOに対して、アメリカの戦車が一晩中、大砲を撃つ

 イタリアで噴火が起き ローマ教皇が地方に避難しているとき