(4巻26番 原詩)

Lou grand cyssame se levera d'albelhos,
Que non sauran don, te signen ven guddos,
Denech l'embousq, lou gach sous las treilhos
Cuitad trahido par cinq lengos non nudos.

 

(直訳)
 大狼狽がミツバチによってもたらされる
 復讐の合図を知らされることもなく
 夜の待ち伏せ 金網の下は台なし
 町は偽りの5枚の舌に裏切られる

 ここで「ミツバチ」を思い出してください。6巻89番に書いた「悪魔のサイフォン」で出てきました。おそらく、これが原子力発電所の事故の話だろうと思われます。
 1行目から順に内容を追っていくと、原子力発電所が事故を起こし、メルトダウンが発生。
 2行目は、その事故の事を知らされないということですね。
 3行目は、金網の下の台を壊してしまう。おそらくメルトダウンにより、原子炉の台が破壊されてしまうということだろうと思われます。
 4行目は、その事故の事を隠ぺいするものがいて、町中の人が放射線の被害に遭う、ということでしょう。

 それで、こういう事が今までに無かったか、というと、実は、該当しそうなものが一つ。それが「チェルノブイリ原発事故」。
 詳しくはこちらを見てください。↓

チェルノブイリ原子力発電所事故 - Wikipedia

 ただし、この詩の内容がチェルノブイリで無かった場合、これから起こる内容ということになります。
 この詩がチェルノブイリ原発事故を指しているのかどうか、というところでは2行目の「台無し」が起きたかどうか、4行目の「5枚の舌」に当てはまるものが誰になるのか、という部分なのですが、これに関しては、現在、まだ詳しい情報はありません。

 

(意訳)

 原子力発電所の事故により 多くの人が混乱する

 2行目 不明

 3行目 不明

 4行目 (「事故の隠ぺいで、皆が騙される」という意味合いだと思われます)