(3巻52番 原詩)

En la campagne sera si longue pluye,
Et en l'Apoville si grande siccite,
Coq verra l'Aigle  mal accomplie,
Par lyon mise sera en extremite.

 

(直訳)
 平地で非常に長く雨が降っている中で
 そして、アポビルが非常に乾燥している状態の中で
 雄鶏は鷲が悪を達成したのを見る
 獅子が置かれることで それが窮地になる

 今まで、全く分からなかった「アポビル」がついに判明しました。なんとイタリアの古地図に書いてあったんです。
 場所は、タラント方面。イタリアを長靴として見たときに「かかと」に当たるところです。ここがアポビル。
 となると、イタリアで起きることを示しているようですね。

 イタリアの平地で雨が降り、アポビル方面が乾燥しているときに、『鷲」に当たるアメリカ軍の飛行機が「人道に反するようなことをする」ようで、それを「雄鶏」に当たるフランス軍の飛行機が見るということです。
 ただ、今まで、アメリカとフランスの飛行機が同時に飛び、アメリカが悪いことをする、という状況は、過去の内容からは、ちょっと考えられません。また、イタリアが直接出てきていますから、この詩の内容は、大災害の時の話ではないかと思われます。

 そして、アメリカ軍の飛行機が、ノストラダムス言う「悪」を行う、ということになのですが、ノストラダムスが言う「悪」となると、人間に害を与える行為か、神様に反した行為である可能性が高いということです。現時点では、具体的なことはまだわかりませんが、詩を読み進めていくと「おそらく、このことではないか」と思われる内容がいくつか出てきます。

 それについては、今後の解釈の中で書いていこうと思います。

 

(直訳)

 不明