(4巻2番 原詩)
Par mort la France prendra voyage a faire
Classe par mer, marcher monts Pyrenees,
Espagne en trouble,marcher gent militaire:
Des plus grand; dames en France emmences.
(直訳)
死によって フランスは旅をしようとする
海の船 ピレネーを行進
混乱のスペイン 民族の軍隊を行進
さらに大きなこと フランスの婦人たちが連れていかれる
おそらく、災害の末期で、徐々に陸地が水没していくところから逃れようとしている話だと思われます。
詩に出てくる「classe」は、他の詩にも出てくる単語ですが、海の上を移動したりするため、こちらの解釈では「比較的大きめの船」と解釈しています。
陸地が水没しかかっている訳ですから、当然、高いところに避難することになるはずで、ピレネー山脈の中を進んでいく状況でしょう。また「海の船 ピレネーを行進」というのは、山脈の近くまで船が入れるくらい、海が山に迫っているという表現とも考えられます。
フランスがそうなら、当然、スペインも水没していくわけで「民族の軍隊」とあることから、ひょっとすると土地の争いなどが起きるのかも知れません。
4行目では、さらに大きな災害が起きて、安全だと思われていた所まで水没し、その安全なところに避難していた女性や、もしかすると、子供まで海に飲まれてしまうのではないかと思われます。
(意訳)
不明