今回は、詩の訳ではなく、ノストラダムスの解読についての、個人的な考え方を書いておきます。

 

 自分の手法は、感覚的に「ジグソーパズル」を完成させていく手順と似ていると思っていてください。

 自分がジグソーパズルをやっていく場合、まず最初に

1 一番外枠を作る

 という方法を取ります。要するに、一番外枠は、必ず、どこかの辺が直線になっていますから、確実に「これは外枠」と判断できるわけです。これと同様に、ノストラダムスの詩でも「これは、この内容で、ほぼ間違いない」と思われる詩をベースにして、外枠を作っていきます。

 実際の詩の解釈で言うと「イタリアの噴火」「サントリーニ島の噴火」「ヨーロッパの水没」「氷河期レベルの寒冷化」が、それに当たります。

 

 そして、ジグソーパズルの次の手法は

2 外枠につながりそうなピースを見つける

3 模様などから、つながるセットを組み立てる

 という方法を同時並行で進めます。

 

 ノストラダムスの解読の場合、「2 外枠につながりそうなピースを見つける」は、災害に関する詩と特定できるものをピックアップしていきます。「3 模様などから、つながるセットを組み立てる」は、過去の事象や「時期は特定できないが、現象のみが分かる」というものになります。

 

 ノストラダムスの詩は、1巻に100詩(7巻だけは違いますが)、10巻で約1000の詩があるわけで、この「約1000ピース」のジグソーパズルに取り組んでいる、ということです。