(1巻2番 原詩)
La verge en main, mise au milieu des branches,
De l'onae je moulle & le limbe & le pied,
En peur j'escris fremissant par les manches:
Splendeur Divine; Le Divine prèz s'assied.
(直訳)
手の中の棒 枝の中央に置く
私が濡らしたonae それと地獄の辺境 そして足
恐れの中 柄で震えながら書く
神の輝き 目の前の神が落ち着かせる
一つだけ、どうしても不明な単語があって、それが「onae」。どうやら、植物の一種のようだ、という所までしか、分かりません。
イメージ的には、神事に使う「榊」のようなものではないでしょうか。
1行目は、予言を得るための具体的な方法、2行目は、その予言の内容を見せられてノストラダムス自身がどうなっているか、という話だと思います。3行目は、そこで見た内容を預言詩として書いている様子ではないかと思います。
そして、大事なのは、4行目。
ノストラダムスは一人で預言をしているのではないようです。傍に神様がいてくれるんですね。
そして、この「傍に神様がいる」ということが、後に大事になってきます。というのは、預言詩の中に「二人称」で書かれているものがあるのです。
その場合、それは「目の前にいる神」が行っている行為であるということになります。
1550年当時に、ノストラダムスの前にいた神が、今回の災害の際にも登場するということになります。
(意訳)
割愛します。