今回は、ノストラダムスの解釈をするうえで、大切なこと、という内容です。

 

(1巻48番 原詩)

Vingt ans du regne de la lune passéz,
Sept mil ans autre tiendra sa monarchie,
Quand le soleil prendra ses jours laisséz,
Lors accomplit a fine ma prophecie.

 

(直訳)

 月の支配による20年が過ぎ
 7000年 他のものが自らの君主国家を統治する
 太陽が残した日々をつかんだとき
 私の預言は細部まで成就する

 

 前半の2行は、ここでは触れません。大事になるのは、3行目と4行目です。

 まず、3行目ですが「太陽」は日本のことですから「ノストラダムスの預言書は、最終的に日本人が解釈をする」ということです。

 

 次いで4行目。ここで大事なのは「細部まで成就する」です。

 この言葉、裏を返すと「途中までは、細部までは分からない」ということです。

 

 ノストラダムス本人も書簡で直接述べているように「詩の内容は、それが起きるか、もしくは、その直前になるまで分からない」ということなんです。そして、これも詩に書いている以上「預言」なんですね。

 ですから、過去に起こったことなどは、しっかり全部訳すことができても、これから起こることについては、最低でも、その時期が近づくまでは「細部までは」分からないということですね。

 

 さらに、この言葉を逆に考えると、現時点で「すべてにおいて、預言書が解読できた」というものがあった場合、それは「間違い」ということになります。

 

 自分の方では、このノストラダムスの話にのっとった形で「分かる部分だけ、今の段階で進めておいて、分からない部分は、分かる時期まで寝かせておく」というスタイルを取っています。そのため、「意訳」が中途半端なものが多数出てきます。

 単純に「預言書を解読する以上、預言に従っている」ということです。

 

 ただし、部分的につないでいっても、細部までは分かりませんが、大筋は掴むことが出来ると考えています。そして、今の段階で、大筋をつかんで起き、時期が来たら「細部まで埋める」ということで、預言書の内容自体に近づくことが出来るだろうと考えています。

 

 そして、もっと言うと、このスタンスで進めていき、さらに今の段階で「詩の訳が完全にできているものがあれば、それは、起きるのが間近である」ということにもなります。おそらく「8巻83番のクロアチアの津波」は、すべて解読できている訳ですから、少なくても「あと数年後には起きるだろう」ということになります。

 

(意訳)

1行目(不明)
2行目(不明)

 日本が残りの部分を解読したときに

 私の預言は、細かな部分まで すべて解釈できたことになる