(10巻71番 原詩)

La terre & l'air geleront se grand eau,
Lors qu'on viendra pour jeudy venerer;
Ce qui sera jamais ne feut si beau,
Des quatre parts le viendront honorer.

 

(直訳)
 大地と空気が多くの水を凍らせる
 人々が木曜日に礼拝にやってくるときに
 かつてのそれのように、それほど美しくなく
 4つの部分から それに名誉がやってくる

 この詩で2~4行目は解読できていませんが、大事なのは1行目。

 前に「サントリーニ島」が「アンゴルモアの大王」と書きましたが、そのサントリーニ島が噴火したときの内容が書かれているのが、この詩ではないか、と考えています。

 

 1行目に「寒波が来る」ということが書かれていて、要するに、紀元前1700年に中国で起きたような「夏でも川の水が氷る」というような現象が、今回の災害で起きる、ということを示唆している詩と考えられるわけです。

 それで、他の詩を読み進めてみると、どうやら、このときには、川や湖、沼だけではなく、海の水までも凍るようです。

 

 そして、自分は、個人的にですが、地球の「氷河期」は、このようにしてやってくるものだ、と考えています。

 

 地球には定期的に「氷に覆われる時期」が存在し、それを「氷河期」というんですよね。そして、一般的には「地球が徐々に寒くなっていって、最終的に地表が凍り付く」と思われているようです。

 また、「地球温暖化」の話が出てきたのとほぼ同時期に、「地球は氷河期に向かっている」という話も科学者から出てきたんです。要するに「周期的に考えると、これから地球は寒冷化していくはずで、温暖化はあり得ない」という話だったんですね。

 

 ところが、ここで氷河期の発生する仕組みを考えてみると、まず、温暖化が進み、それによって火山の大噴火が起き、その噴煙が太陽光を遮って、地球を寒冷化させる、という流れであれば「地球温暖化」も「氷河期になるという話」も、どちらも同時に起きることになるんです。むしろ、こういう火山の噴火によって「氷河期」がやってくるというのが、本来の「氷河期到来のメカニズム」ではないか、とも言えますね。

 

 実際、NHKのテレビなどでもやっていましたが、シベリアで、巨大噴火が起き(「シベリア・トラップ」もしくは「スーパープルーム」で検索すると詳しい話が分かります)、それによって生物の大量絶滅が起きています。このときの寒冷化によって、生物がコラーゲンを取得したという説もあるんですね。

 

 ですから、今回は、その氷河期到来のメカニズムにより、サントリーニ島の噴火によって、まさに「地球を氷河期にしてしまうようなレベルの寒冷化」が起こる、と考えていてください。

 

(意訳)

 サントリーニ島の噴火によって、北半球全体が寒冷化していく

 (2~4行目は不明)