海外の話。

 

タバコの葉を栽培する農家、

虫が喰うと値段が下がるので、

農薬を使用し、

健康被害が出るほどに。

 

農家の収入は少ないのが

多くの国に共通するところ。

 

そこでその土地の

農業ビジネスを牛耳る人にお金を渡し、

その地域から退いてもらい、

農家には

虫がつかないハーブを

栽培してもらうことにしました。

 

ハーブなら農薬の必要がほぼなく、

健康被害の心配はありません。

 

しかし今度は

ハーブを売る市場が必要です。

 

ハーブの需要はあるのか?

 

そこで着目したのが、

妊婦さんはカフェインを取らない方がよいので、

コーヒーを飲めないということ。

 

妊婦さんに健康に良いハーブティーを

飲んでもらうのはどうだろうか?

 

妊婦さんをターゲットとした

販売戦略と組み、

農家には虫食いの心配のない

ハーブを栽培してもらうという、

「需要」と「供給」の両方を

作ることができました。

 

「需要」と「供給」の

両方をつくるポイントは

win-winです。

 

そしてwin-winの橋渡しをする、

あるいは仕組みをつくる仕事をする人を含めて、

win-win-winの関係。

 

どこかで聞いたことがあるような話だ。

 

日本の商売道に大きな影響を及ぼした

近江商人の「三方良し」とそっくりです。

 

国全体、地域全体の経済が

拡大していく取引とはwin-winです。

 

win-loseでは

全体の経済が拡大することがない

だけではなく、

縮小していくことも多いです。