阪神JF・考察1 | 万馬券主義

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今年の阪神JFは傑出馬不在で大混戦ムード。その中で、今回の考察では前走のファンタジーSで豪快な差し切り勝ちを決めたタガノエリザベートに注目してみたい。

スタートは普通に出ましたが、ジンワリと下げて道中は最後方。4角を回る時も1番後ろで、そこから直線では大外に持ち出した。

鞍上がゴーサインを出してからの伸び脚は脅威的。ゴールが近付くにつれ、グングンと加速。逃げ・先行馬が②~⑤着した前残りの流れの中、抜け出しを図った同厩のベストクルーズを3/4馬身捉らえてゴール。勝ち時計は1分21秒2と優秀。上がり3F33.5秒はもちろんメンバー最速。2番目のベストクルーズより0.7秒も速かった。2走前のGⅡデイリー杯2歳S(⑥着)も上がり3F33.8秒と最速でしたが、さらに末脚に磨きがかかった印象である。

梶川厩務員も『2走目のききょうSは折り合いを欠いてダメだったろ。で、テン乗りの川田にはそこらに気を付けて乗ってもらったんだよ。それにしてもいい末脚だったね』と語る。

快勝後も反動はなく、中間はすこぶる順調。坂路、コースを併用して乗り込みは入念。先週水曜にはCウッドで併せ馬。7F99.6-39.1秒。ラスト1F12.4秒の好時計で1馬身突き放すなどレース同様の素晴らしい末脚。また、今回はききょうSに続いて2回目の阪神となる。『前2走は続けて京都を使ったら、前回は落ち着いていた。馬も競馬場を覚えているんだろう。阪神は1度使っているから大丈夫』。平常心でレースに臨める可能性は高い。

コンビ2戦目の川田がさらに自信を深めて乗れるのも間違いない!フルゲートの大激戦なら自然とペースが上がり、展開も向くはず。2歳女王の座を目指して、またまた末脚を炸裂するだろう。

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