◎は連覇を狙う⑱スクリーンヒーロー。『天皇賞で２着したのは、やはり春とは状態が違っていたからだね』とは、前走、７番人気で連対を確保した鹿戸調教師 の談話。極悪馬場で走った阪神大賞典の反動が尾を引き、春の天皇賞は１４着と大敗。続く宝塚記念でも５着止まり。しかし、その後のリフレッシュ放牧で完全 に立ち直った。『カンパニーの切れ味には敵わなかったけど、ウオッカの追撃を凌ぎきったのはたいしたもの』タイレコード決着の２着は高く評価できる。もち ろん、ひと叩きした今回は上昇あるのみ。担当の寺本厩務員は『休み前と違って歩様に硬さがないのがいいよね』と。何よりの証拠は春までは肩の筋肉をほぐす ために付けていた磁気テープが、この秋は全くなくなった。さらに最終追い切りに乗った水出も『ラスト１Ｆは押さえられないくらい。やる気十分ですね』と、 きっぱり。そもそも天皇賞の時、調教師からは『次のジャパンＣに向けて』との言葉もあったくらい。陣営が早く大目標にしてきた史上初のジャパンＣ連覇に向 け万全の体勢が整った。それでも人気は日本馬の２、３番手まで。デフェンディングチャンピオンで、しかも天皇賞の最先着馬に人気が集中しないのだから馬券 的に美味しい。
○は⑩オウケンブルースリ。ＧⅠ天皇賞・秋は追い込み届かず４着。瞬発力勝負になってしまったため、ステイヤータイプの本馬にとっては、展開も距離も向か なかった。秋初戦のＧⅡ京都大賞典を斤量59㌔で豪快に差し切ったように、適条件(2400㍍以上)での強さは現役屈指。リーチザクラウンらの先行勢が速 い流れで引っ張る展開になるようなら、豊富なスタミナがモノを言うはず。昨年の当レースは５着止まりでしたが、古馬になって地力アップ。距離２Ｆ延長を味 方に、前々走の京都大賞典で見せた豪快な差し切りを期待したい。
▲に⑨リーチザクラウン。今週の併せ馬は圧巻。６Ｆ77.8-38.0秒以上に内容は素晴らしいものだった。４馬身先行させてスタートしたが、ムキになる ことはなく、徐々に差を詰めて直線併せ。１Ｆ11.2の切れ味でアッと言う間に４馬身突き放した。武豊騎手も『抜群に良かった』と絶賛。リーチザクラウン が最終追い切りを坂路ではなく、コースで行ったのは皐月賞以来のこと。当時も今回同様に僚馬を先行させたが、テンから気負って走り、半マイルから並ぶ形。 ６Ｆ77.7-39.3秒と数字は出たものの、橋口調教師は『少し不満の残る内容』と。結局、レースも折り合いを欠いて１３着と惨敗。春と秋では大違い。 精神面の成長は間違いない。馬体も充実。レース後はすぐ回復。以前は牝馬のように腹が巻き上がり気味でしたが、今はどっしりとした体つき。芯から身が入っ てきた。もちろん武豊の意地にも期待。先週は週初めにウオッカの乗り替わりを知らされると、週末のマイルＣＳは騎乗馬がおらず見学。今週は格別、力が入る はず。人馬とも魅力たっぷり。きっちりと折り合いをつけれれば大逃走劇も十分ある。
◎⑱スクリーンヒーロー
○⑩オウケンブルースリ
▲⑨リーチザクラウン
△③エアシェイディ
△④エイシンデビュティ
△⑤ウオッカ
△⑥レッドディザイア
△⑧マイネルキッツ
△⑯コンデュイット
３連単・軸２頭流し
◎○→△
◎▲→△
３連複・馬単ボックス
③エアシェイディ
⑤ウオッカ
⑥レッドディザイア
⑨リーチザクラウン
⑩オウケンブルースリ
⑯コンデュイット
⑱スクリーンヒーロー
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