スマートギアは1600万下で２着を重ねていましたが、別定重量の京都大賞典で出走馬中、唯一上がり３Ｆ33秒台で猛追した。もともと菊花賞４着の力があり、能力はオープン級。今季の充実ぶりなら重賞を勝っても不思議ない。折り合い面での収穫は大きく切れ味勝負で台頭する。
サンライズマックスは前走、久々の分だけ反応が鈍かった。春の天皇賞でドリームジャーニーとハナ差の４着の底力があり、東京ではエプソムＣで凄い切れ味を発揮している。距離、コースに問題はなく、ひと叩きした上積みも期待出来るだけに大きく前進しそう。
ヒカルカザブエは昨年４連勝しオープン入り。その後も力をつけ阪神大賞典でアサクサキングスとはハナ差の接戦を演じた。春の天皇賞ではキャリアの差が出てしまったが、それでも１秒以内に健闘しただけに上々といえる。休み明けだけに割り引く必要はありそうですが、これから伸びていく器で骨折明けで勝ったこともあるだけに意外に鉄砲駆けするかも知れない。
ダンスアジョイは夏の小倉記念の勝ち馬。オールカマーは脚をタメて大外から伸びてきましたがスローの展開に泣いた。中山コース自体不向きな脚質で明らかに東京向き。フルゲートで流れが速くなれば台頭も。
トーホウアランは昨年朝日ＣＣ２着から京都大賞典勝ち。今年はともに今一歩でしたが、前走は大外枠のため前に壁を作れず、タメが利かなかった。切れ味はここでもヒケは取らず、叩き良化タイプの休み明け３戦目。変わり身は十分期待出来る。
ハイアーゲームは久々を叩いて大きく変わった。８歳馬ですが元気というより一時のスランプを脱した感がある。東京2400㍍で青葉賞、メトロポリタンＳを勝ち、ダービー３着。コース替わりは間違いなく好材料だけに決め手を生かせれば面白い。
ミヤビランベリは札幌記念で重目残りの分伸びなかった。絞れれば素軽さが出るはずで、東京2500㍍では目黒記念でジャガーメイル以下に５馬身差の圧勝している。少し時計がかかるようだとあの再現は有望。
モンテクリスエスは今秋また馬体が成長し、２戦とも550㌔台の巨漢になった。叩きながら絞れていくタイプで、休み明け３戦目の良化を望める。東京でダイヤモンドＳをレコード勝ち。広くて長い直線を得て前進しそう。
現時点での◎はジャガーメイル。今思えば昨年のこのレースは大変なレース。53㌔で勝ったスクリーンヒーローがジャパンＣを制覇。その他もアルナスラインが日経賞、テイエムプリキュアが日経新春敗。ダンスアジョイが小倉記念、ネヴァブションがＡＪＣＣ、さらにエアジパングがステイヤーズＳとことごとく重賞を制している。この時２着のジャガーメイルだけ重賞勝ちを逸していますが、京都大賞典を使って体調は大幅に良化しているだけにベストの舞台で決めたい。
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