『白銀のワルキューレ』展に強力な追加グッズ登場!!

これはまた……いろいろ語れそうなラブラブ……神話伏線次々投入してくるな……スター

でもチャリティーグッズなんだから、是非とも通販対応してもらいたいねラブラブ

 

 

『白銀のワルキューレ』展のタイトルに使われる“白銀”という神話上のパワーワードはワルキューレが活躍するマクロスΔのみならず、初代マクロス(愛・おぼえていますかを含む)やマクロスゼロ、マクロスプラスに組み込まれた神話群とも密接に関係している……おそらく新作マクロスにおいても重要な意味を持つ言葉……びっくりマーク
 
特にマクロスゼロのマヤン島に伝わる人類創造主ローイワカ神話や“鳥の人”の最初の咆哮に関係すると思われる“ギリシャ神話・正義の女神・星乙女アストライアー”が活躍した時代は「白銀時代」雪の結晶
さらに……
来る1月29日にリリースされる『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか 4Kリマスターセット』やそれに合わせて開催されている愛おぼ4K関係の企画展や上映会と重なるように『白銀のワルキューレ』展が行われているのは、マクロスサーガ的に狙っていることだと予想している……!!
 
例えば……『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか 』だけを見た場合の神話解釈のひとつは……キョロキョロ
支配神による人類滅亡危機に巨大船で逃げ回るギリシャ神話「プロメテウスの方舟」
炎と熱気の巨人スルトの劫火による世界滅亡を描く北欧神話「ラグナロク」イエローハーツ
アース神族とヴァン巨神族の交戦から男女エース対決⇒休戦・エース結婚・両神族合流に至る北欧神話「アース・ヴァン戦争」グリーンハーツ
それらにマクロス独自神話「北欧神話・呪歌魔法+被造物・人類代表一条輝様による支配神ゼウス打倒による人類解放」を加えた欧州神話大戦物語がDYRL(愛・おぼえていますか)なのだ!!……と思っていたけど……汗うさぎ

これに「ギリシャ神話・白銀時代」というキーワードを加えると……
“旧支配神クロノスを倒した暴虐の新支配神ゼウス誕生”という全く違う物語になってしまう……ガーン
地球人+ゼントラーディ人の統合政府が新しい銀河の支配者として君臨し暴虐の限りを尽くす展開を示唆しているとも言えるし……もやもや
もしかすると……一条輝は全オンナの敵ノーザンクロスになってしまった可能性も……ダークホールでプロトデビルンにでもなっちゃったのかな汗うさぎ?
それでは前回の復習になるけど……
ギリシャ神話の時代区分は古代ギリシャの詩人ヘーシオドスの叙事詩『神統記(Theogony)』と『仕事と日(Works and Days)』に記されたものが有名かも🍎
ヘーシオドスはギリシャ時代を黄金時代・白銀時代・青銅時代・英雄時代・鉄時代の5つの時代、黄金時代以前の“原初の無とカオス時代”を含めると6つの時代に分類している……スター
 
前回記事ではこのうちガイアとその息子であり配偶者でもあるウーラヌスが頂点に立つ「原初の無とカオス時代」、その次に来たウーラヌスを退けた末息子・農耕神クロノスが支配した「黄金時代」について書いてみた……キラキラ
 
その「黄金時代」の特徴をまとめてみると……
 
黄金時代はその当時の人類にとって非常に暮しやすい理想的な時代として描かれている……!!
私もこんな世界に生まれたかったよウインクラブラブ
 
【黄金時代の特徴】
  • 温暖で安定した気候で災害も無く恵まれた安楽と平和の時代
  • 自然食料が豊富で農耕や備蓄が必要ない
  • 人類は黄金人類種と呼ばれる不病不老の長命種族
  • 人類は寿命が来ると眠るように死に大地の守護精霊ダイモンになる
  • 人類の性質は温厚で争いが発生しない
  • 人類は神が創造するので生殖が不要で恐らく性の概念もない
 
このように人類にとっては大変都合が良かった黄金時代だけど……
支配者クロノスに虐げられた神々……特にクロノスに飲み込まれた(幽閉された?)子供たちとっては苦難の時代だった……えーん
 
子供たちがクロノスに飲み込まれていくことを悲しんだ配偶神レアーは、生まれたばかりのゼウスの代わりに石を産着に包んでクロノスに捧げ、レアを信じていたクロノスはそれをゼウスだと思い込んで飲み込んでしまった……末弟ゼウスだけがレアの策謀で飲み込まれることなく助かることになる……びっくりマーク
 

ゼウスと偽って石を詰めた産着をクロノスに渡して騙すレア

紀元前460年頃の花瓶、メトロポリタン美術館所蔵
 
ゼウスの幼少期に関しては、ヘーシオドスの著作には何も書かれていない……
でも他のギリシャ・ローマの詩人や文筆家が残した物の幾つかに記述がある……
アポロドーロスやヒュギーノス、アントニヌス・リベラリスの著作によれば……
ゼウスはどうも妖精(ニンフ)や“聖なるミツバチ”によってヤギ乳や蜂蜜を与えられて育てられたらしい……この部分はちょっと気になるから記事の後で触れたい
 
他にも若年期のゼウスがクレタ島に身を隠したという伝承もあって、そちらではクロノスの目から逃れる為に、蛇に変身し、彼のニンフ・妖精であるヘリケーとキュノスラを熊に変えて、後にそれぞれおおぐま座とこぐま座になったというもの……
こぐま座α星ポラリスが現在の北極星であることに注意が必要かも🐻
虹いろクマクマを歌うランカ様に絡めてくる可能性がある……
ちょっと脱線するけどゼウスが妖精や“聖なるミツバチ”によってヤギ乳や蜂蜜を与えられて育てられたというお話はマクロスに関係してくる可能性がある!!
それは“聖なるミツバチ”は宇宙蜜蜂バジュラに相当する可能性があるから…🐝
 
マクロスサーガのテーマである“不老不死の錬金術”に不可欠な物質とされている蜜蝋はマクロス世界ではフォールド物質に相当すると予想している……
さらにハヤテの家名インメルマンは印欧祖語で蜜蜂~養蜂職を語源とする言葉……
そして蜂蜜は古代においては保存料として珍重され、特別な蜂蜜は不老不死の力を持つと信じられていたみたいだから、北欧神話・ギリシャ神話の不老不死の黄金林檎の女神・妖精であり、又インド神話の不老不死薬アムリタの女神であるフレイアとも関係が深いアイテム……びっくり
ハヤフレは北欧・ギリシャ・インドの不老不死薬・果実において重要な立場を占めるカップルでもある……ラブラブラブラブルンルン
 
 
あともうひとつ「黄金時代」に関して気になる神話があって、それはシロスのフェレキュデスの『ヘプタミキア』等、ヘーシオドス以外の何人かのギリシャ・ローマ時代の詩人や文筆家が伝えるもので……キラキラ
「黄金時代」の初期にティーターン12神の長兄オーケアノスの娘であるエウリュノメーを妻とするオピーオーンという出自不明の神がオリンポス山を支配しており、クロノス・レア軍とオピーオーン・エウリュノメー軍が激突し、クロノス・レア陣営が勝利して、敗れたオピーオーン・エウリュノメーは海中に消えたというもの……アセアセ
この話によればギリシャ神話の神々やそれに続くオリンポスの神々は蛇神の国に侵攻して占領した侵略者ということになる……インド神話のブリトラ討伐を思い起こさせるような物語かもヘビ
 
 
オピーオーンの由緒について書かれた神話がかつて存在したらしいけど、現存していないからその内容は不明……目
でもオピーオーンの語源はオピス(蛇)に由来するもので、オピーオーンは恐らく大蛇神もしくは龍神だった可能性が高い……龍
TVアニメ版マクロスΔ18話で“蜷局を巻き~Yeahルンルン”な大蛇神としての片鱗を見せたフレイアは、これまたギリシャ神話やインド神話においては不老不死の林檎や不老不死薬を扱う大蛇神・龍神に相当するから、この神話はあまり知られていないけど、フレイアのサブユニバースにおける過去生を語る神話の可能性があるから私は注目してるびっくりマーク
 
脱線が多くて「白銀時代」にまでたどり着けなかったよ💦
ただ脱線の内容もマクロスサーガのテーマである「不老不死の神話・錬金術」や「北極星」「大蛇・龍神」と関連が深い項目だから無視することもできなかった……
 
次回は「黄金時代」と「白銀時代」の転換点になった大戦争ティータノマキアについて語る予定かもラブラブ