北欧神話要素多めのマクロスΔシリーズ
登場兵器のネーミングも北欧神話ベースが多いかも🍎
ケイオス・Δ小隊の主力可変戦闘機VF-31 ジークフリード
ウィンダミア王国のプロトカルチャー製超巨大戦艦シグル=バレンス
VF-31のペットネーム「ジークフリード」は1200年頃ドイツで成立した叙事詩「ニーベルンゲンの歌」に出てくる英雄の名前
ドラゴンキラーとして有名かも
ジークフリートの竜殺し wikipediaより
(『ジークフリートと神々の黄昏』の挿絵、アーサー・ラッカム、1911年)
でもこの叙事詩には元ネタがあって、それが北欧神話「竜殺しのジーフリト(ジークフリート)」の物語
しかもこのジーフリトには別名があって、それが「シグルズ」……
しかも「シグルズ」の変化形が「シグル」
つまり……
「ジークフリード」と「シグル」は北欧神話の同一人物名
どちらも竜殺しの英雄の名前
ということは……同じ名前の兵器同士が戦っていることに
ちなみにバレンスはゼントラーディー語の「戦艦・母艦」で語源はラテン語で「力の素」だと思う
初代マクロスの「フルブス=バレンス」はラテン語で「朽葉色(黄金色)の力の源」かも🍎
同一人物なのになぜ名前が違うかというと……
「ジークフリード」は中高ドイツ語で“勝利と平和”という意味
「シグルズ」は古ノルド語で“勝利と加護”という意味
言語とそれを使っていた民族、そして意味が少しだけ違うらしい……
それで北欧神話研究者の間では、どちらがオリジナルでより古い時代の呼び名なのかで今もなお「ジークフリード」と「シグルズ」を巡って歴史論争してるんだって
ドイツ系とノルウェー系のオリジナル論争……日本で言うと邪馬台国の畿内九州論争みたいな感じかな🤔
だとすると……マクロスΔの「プロトカルチャー文明の正統後継者」は地球人なのか、ウィンダミア人なのかというテーマに重ねて、現実のオリジナル論争を合わせたネーミングしたんだろうね……たぶん……
地球人=古代ドイツ系、ウィンダミア人=古代ノルウェー系(バイキング)という形になるので、この設定は後の作品にも反映されるかも🍎
あとシグルズが竜殺しに使った聖剣グラム……⚔️
果たしてエクスカリバー・デュランダルの聖剣VFの系譜に名を連ねることができるのか……それも楽しみ