友人が
「もしかしたら、ご興味があるかなーと思って」
と、送ってくれたのが
ひな祭りに革命を起こしたといわれている
女性人形工芸士
「後藤由香子」さんの
雛人形の作品の写真が載った情報記事でした。
友人が送ってくれたのが
作品写真がたくさん載った
3ページ目でしたので
記事の文章を見る前に
雛人形の写真が目に入り
とにかく
「すごい!」「素晴らしい!」
と感動し
内容を読んでさらに感動しました。
(5ページありますが長く感じません。
興味深い内容なので引き込まれます)
記事にもありますが
1作品目の「夜明けのシンフォニー」
という作品を筆頭に
ひな人形は、製作行程が50もあるそうで
製作を依頼するにあたり
昔からの伝統にとらわれない発想は
職人さんたちから拒否反応を示され
「無理難題娘」とあだ名をつけられるほど
問題児扱いされたそうで
また、世間からも
賛否両論ありましたが
ご自分の世界や美意識をつらぬいて行くうちに
フィレンツェ(イタリア)の世界遺産
「ヴェッキオ宮殿」に展示され
そこから評価が高まり、まわりが理解をし始め
その頃に挑んだのが
「Gothic(ゴシック)」という作品。
友人はある方のTwitterで紹介されていた
この作品の写真に衝撃を受け
「金城さんが浮かんだので」
と、記事を送ってくれたのでした。
どうしても実物が観たくて
現在展示中の銀座のギャラリーへ
行ってきました。
「Gothic(ゴシック)」
黒の世界がとても美しくて
重苦しさもまったくなく
むしろ軽やかでやわらかな雰囲気。
雛人形はお殿様とお姫様が
正面を向いていますが
由香子さんの作品の
お殿様はほとんどが
やさしくお姫様を見つめています
後藤由香子さんは2017年に急逝されました。
これまで由香子さんが手掛けてきた
作品の全てと
さらに雛人形のモデルとして由香子さんにレンズを向けてきた夫の道昭さんの
写真展「Yukako Goto」が3月12日まで銀座の『FMエキシビジョンサロン銀座』で開催しています。
ご紹介した記事の最後には
3月5日までと書かれていますが
開催期間が延びたそうです
(一応お問い合わせしてから行かれた方が確実です)
ギャラリーの1階に
数点の雛人形の作品と作品の写真
2階は、夫の道昭さんが撮影した
由香子さんの写真が種となっていますが
(十二単の現物もあります)
2階に上がって
しあわせそうな由香子さんの写真の
数々を拝見してすぐに
胸にぐっときて目頭が熱くなりました。
それは
道昭さんの由香子さんへの愛と
由香子さんのご主人への愛が
あふれ出ていたからです。
そういうエネルギーに
一瞬にして包まれ
涙がグワッとあふれました。
帰りに受付の方に
その感想をお伝えすると
「みなさん、そうおっしゃってくださいます」
とのことでした。
来年は、全作品を展示する展示会を
企画されているとのことでした。
個人的に
全ての色使いや世界が
たまらなく好きです。
展示されていたものではありませんが
道昭さん撮影のフォトカードセットの中から
そして、すべての作品を展示する
来年の展示会で
この白い世界のおひな様も
ぜひ見てみたいです
わたしは日本古来のひな人形の
色彩や柄、細部の造り
格式ある構えや風格も大好きです。
父親が職人だった影響もありますが
幼い頃から
職人さんや技術者の方
作品を作り上げるアーティストの方を
尊敬しています。
だから、そういう方々の作品を
比べたり違いを指摘するという発想は
自分の中にはまったくないので
古来からの形式美のものも
その方独自の世界を表現したものも
心を奪われるくらいに
惹かれるときがあります。
今回は
こんな素晴らしい
アーティストの存在と作品を
友人が教えてくれなければ
わたしは知ることもなかったでしょうから
心から感謝します















