※ 以下はあくまでも、私の個人的見解&推測である。




時々ニュースで、


「家族が寝ている深夜に、室内から火の手が上がり…」



「1人を除いて全員死亡。現在、行方をくらませている(たとえば)次男が何らかの事情を知っているものとみて、警察が行方を追っている」


とか


「何らかの事情を知っているとみて、現在、警察が長男から詳しい事情を聞いている」



と言った事件で、私が引っかかりを覚えるのは



この「何らかの事情を知っている長男」はうちの弟と似たような人ではないかと言う疑問が浮かんでくるからである。



しかも「何らかの事情を知っている長男」は大抵警察の読み通り【放火の犯人】である。



(以下、あくまで私の推測に基づく意見)



マスコミに報道規制が敷かれているのか、犯人に精神疾患が疑われる場合、実名は伏せられることが多く、事件の報道そのものが急にトーンダウンすることも多い。



例えば、夜中に近い時間帯のニュースでは報道していたのに、翌朝のニュースでは全く何もなかったかのように報道しないなどの変化である。




そのような事件のパターンで、かつ事件報道そのものが急にトーンダウンしたと感じる場合は、もしかして精神障害者が犯した家族殺害事件なのではと(これはあくまでも、個人的見解であるが)疑ってしまう。



もしこの推測が当たっているなら、この事件のようなケースは、まあまあな頻度で発生していると思う。



このようなケースで犠牲になった家族は、おそらく今までこの【犯人】に散々迷惑をかけられてきた家族であり、さらに最終的にはその【犯人】に命まで奪われてしまっていると言うことになる。



精神疾患の患者が絡んでいると疑われる事件の報道を聞いていつも思うのは、精神的にトラブルを抱えている人間を、いつまでも家族が面倒を見ることには、どう考えても限界があるのではないか、ということである。



いつまでも家族が面倒を見ざるを得ない今の日本の状況(一方で家族は法律や行政からのサポートを期待できない状況)が、結果的に【犯人】以外の家族を死に追いやっているとすれば、本当にやり切れない。



特に未成年の子供が事件に巻き込まれた場合は、なおさらである。彼らは大抵【犯人】の姪っ子や甥っ子である。



こうした事件とは逆に、同居の家族が、精神疾患のある息子や娘に危害を加えたり、殺害してしまった場合、マスコミは連日のように報道し、精神疾患のある被害者側に同情し肩を持つ一方で、加害者側の家族をこき下ろす。



精神疾患のある患者が、被害者か加害者かの違いによって、扱いが雲泥の差である。



精神障害の家族を持つ人間が、これまでどれほどの経験をしてきているか、何も理解していない脳天気なコメンテーターの的外れな発言には、毎回イラッとする。



決して犯罪を犯した家族側に肩入れするわけではないが、マスコミは公平な視点で報道する責任があると思う。



マスコミの偏った価値観を、視聴者に刷り込んでいるように見える現在の報道姿勢については疑問しかない。