家までのブログで、実家で家族や統合失調症の弟と同居中だった私のキツイ話を綴ってきたが、



先日、個人的には特にキツかったときの話【ほぼ座敷牢】に閉じ込められていたときの話をしたところ、母はほとんど覚えていなかった。



おまけに母は「息子から暴力を振るわれてきたのは私(=母)だけだ」「私(=母)が防波堤になってきた」との認識で、私が「家族全員、弟のDVにやられてる」と言う話をしたら「そんなことないわ」などと宣っていた。



「ありえへん」…


姉にもこの話を伝えたら、私同様ショックを受けていた。



母が「そんなのあったかなぁ」位のレベルでようやく思い出せたのは「2階にお盆に乗せた晩御飯を運んでいたことがある」と言う記憶である。



私が「ほぼ座敷牢」から出られない状況になっていたとか、「弟が母に対して私を殺すように要求し、断った母が弟からDVを振るわれていた」と言った「ほぼ座敷牢への監禁」に至る背後の理由なども具体的にはほとんど覚えていなかった。



弟以外家族全員、弟から暴力を振るわれているし、全員がPTSDである(私はDVの弟とは物理的に離れたので現在では治っている)。



母は80歳を超えているせいか、最近、特に物忘れがひどすぎる。



母本人は「痴呆症ではない」と言い張っており、娘2人が「1度物忘れ外来に行ってみない?」と、どれほど誘っても乗ってこない。



どれだけ過去にあった話をエピソードを交えかなり具体的に説明してもほとんど思い出さないのは痴呆症の症状ではないかと思う。



最近の話も覚えていなければ、以前の話も覚えてない。


記憶自体が消去されているような感じである。




「私の愛想が尽きた話⑥⑦」ではかなり強烈なエピソードを綴ったが、これも母はほとんど覚えていなかった。



何度も説明してようやく「そういえば、そんなことあったかも」と母が思い出したのは


「父親が亡くなった日の晩に息子がめちゃくちゃ暴れた」こと位である。「超合金フィギュアが買えなかったから」と言う理由の部分は何度も説明して、ようやく思い出す感じだった。



弟も同じだが、母も自分に都合の悪い話はほとんど覚えていない。


だから、自分(=母)のやり方(強烈な男尊女卑、弟を王様扱いして育てたこと、弟にしつけをほとんどしなかったこと、金品要求など弟のわがままをほとんど叶えてやってしまったこと、弟が家の中心であり、家族に弟にひれ伏すように強要してきたことなど)がまずくて、弟の症状や家族間関係がこじれていると言う認識はほぼない。



そういえば、父親が亡くなった&弟が大暴れした夜、母が「あんたら(娘2人)はなんで兄弟仲良くできへんのや?」と言っていたが、 



個人的には「それは弟に言ってください」としか言いようがなかった。



母の苦情が的外れすぎて、返す言葉もない。



母は現在、弟と同居しているが、弟は、これまでのエピソードからもわかるように親に対する義理も人情もない上に、家事能力がゼロ、それ以前に統合失調症なので、親の面倒など見られるわけがない。



姉は義理人情はあるが、自分の人生(休暇)を犠牲にしてまで親の面倒を見るつもりはないので多分期待できない。



消去法で行くと、私の前途は多難であるが、まだ起こっていないことを今から心配しても仕方がないので、今できることだけをやっておこうかなと思う。



父名義の土地と建物を母名義に変更したいのだが、同居している弟が自分の名義にしたいのか、ゴネているため思うように進んでいない。