目の前の人参を求めて、走り続ける馬。
必死に走るのに
永遠にその人参にありつけることはない。
人間もそれと同じ。
人参=希望、夢を追い求め
走り続けてきました。
夢追い人・・・・
ロマンチックな響きですね。
今までは、目標、夢に向かって必死に生きることで
満足感、生きてる感、達成感を、味わった時代。
人参がちょっと先にあることで
生きる原動力になりました。
追いつけるようで、追いつけなかった・・・
楽しいゲームで やりがいがありましたね。
私たちは
目標、夢をもとめることで、
「まだそれに至っていない」、
「自分はまだダメである」
という幻想に浸ることに成功しました。
自分はダメだと思った途端、
人は、
今ではない、「いつか」という未来に意識が囚われ
未来の住人になります。
いつか、いつか、いつか、
「いつか~したい!!」と
遠い未来のために生き始めます。
「10年後に幸せになりたい」
ではなく
「1か月後に幸せになる」
ではなく
「明日幸せになれるかも」
ではなく
「今 幸せである」ことを実感しましょう。
「今」という「とき」を置き去りにして、
いつか来る日の為に生きるのではなく
「今」幸せになりませんか。
ぶら下げた人参、
今、食べちゃいましょう。
もう 遠い未来に掲げる目標はいらない。
夢はいつかどこかで叶う遠い未来の出来事ではなく、
今というこのときを満足しながら 生きること。
幸せを感じるセンサーは「今」にしかないから。
それが、人生の醍醐味だから。