ワダアルコ展 大阪会場 | †Vampirism†

†Vampirism†

Never compromise. Not even in the face of Armageddon. That's always been the difference between us.

Non è bello ciò che è bello, ma è bello ciò che piace.


皆様のご訪問に、心より感謝。


11月13日に、梅田で開催されていた、Fate EXTRAシリーズでお馴染みの

女性イラストレーターさんの''初原画展(個展)''。


(別所でお付き合いがある、FGOの元フレンドさん経由で、たまたま知った)




『ワダアルコ展』へ、行って来ました。


無論、車椅子で!

サイトには、車椅子についての記載が無かったものの、車椅子ユーザーも大丈夫。


会場に着くや否や、スタッフさんが親切に「階段になっているので」と、予想以上に混雑していた為か

整理券制になっており、私の代わりに、ネットで事前予約していたチケット(一般:1200円。障害者割引はなし)を確認し、整理券を持って来て下さいました。


別所の、元フレンドさんからも

「土日祝は入場制限があるので、平日に行くのがオススメ」とも、教えて下さいました、ありがとーう!


話を戻し、14時以降の券(勿論、自腹)を、予約していましたが、配布された整理券は、14:30〜の分。


待っている人数が、徐々に増えてきて、敷地面積に反する、人口密度の高さで、人酔い←



入場横には、巨大な描き下ろしイラストパネル


ワダアルコ先生『初画集刊行記念イベント』らしく、CCCまでのキャラが勢揃い。EXTRAの、リメイク作(Fate/EXTRA Record)も気になる。


いざ、時間になって通されると、まだまだ人は来場していて


「次の整理券は4時からの分になりますが...」という、スタッフさんの声が聞こえ「ええっ?!」とひっくり返った悲鳴を上げるお客さん達←私も内心呟いてた。笑



入口前に展示されてあったネロ(赤セイバー)』の、新フィギュア。


スタッフさんが、兎に角丁寧かつ手際が良くて、気遣いに感動しました🌹


入る前に整理券の確認をし、来場記念に『特製ブックマーカー(しおり)』を頂き、注意事項と、一部絵画を除いて写真撮影OKとのことで、早速。


では、私のお気に入りを、絞りに絞って、感想。



原画展での、私のベスト3位w


原作ゲームプレイしていたら、コレは絶対に目に止まるであろう、電子の海でサーヴァントと契約するシーン。


一番最初(EX無印)のネロは、シリアスな口調で

主人公との距離感も、主と騎士、みたいな感覚だったのが、今や盛大にキャラ変していると、この絵を見ながら、しみじみ←


立って撮影したかったのですが、立つと車椅子が通行人の邪魔になるので、やむなく...←


右下に、ワダアルコ先生のコメントが添えられているのですが

『電子の海の色が、印刷では出ない』と書かれてあり、物凄く細心に、何色も重ね塗りをして表現していることが、伝わってきました。



年代順に並べられた、歴史が滲む、EXTRAの原画達。


殆どが『デジタル絵のパネル』で、見たことがある絵でも、やはり大きいと、迫力が全然違う。


うむ、ワダアルコ先生のキャラデザ、本当に秀逸で、お洒落。



金ピカ(ギルガメッシュ)カルナ


好きなカルナが描かれていたパネルなのに、照明が反射していて泣きそう←


他のFate系イラストレーターさんに比べて『若干目を大きく描かれるのも、先生の特徴かな?


次は、今回の個展で、私が一番お気に入りの原画。



ブラッドバスを愉しむ、エリザベート・バートリー(通称:エリちゃん)🦇


『吸血鬼カーミラ』のモデルで、実在したハンガリー貴族、エリザベート・バートリー(バートリ・エルジェーベト)が、元ネタのキャラですが

史実からチョイスしている部分が、かなりマニアックなものの、きちんとキャラに踏襲されている娘。


先生のコメント:『あまりえぐすぎるのもと思い、きれいめに』とのこと。


この一枚は、構図・配色・雰囲気が全て私の好み。爆


照明の加減で、濃淡が解りづらいですが、バスタブいっぱいの鮮血のグラデーションや、パスルームに飛び散った血溜まり、地味にリアルながら、リアルすぎないこの表現力。



こっちは、上の額縁エリちゃんの写メの右上に、ちょろっと写っていた一枚。


可愛すぎて、咄嗟に車椅子から立って撮りました←立ったら背が高いので、皆さん申し訳←


パンク風衣装に加えて、指にリングやブレスレットなどの、アクセサリーも描かれていて、本当に鮮麗。

よくここまで、キャラとマッチするコスチュームが思いつきますね。


てか、マジでエリちゃん可愛くない?←


初出のCCCにて仮契約し、FGO、アーケードでも、自引きしたサーヴァントで

思い出深い一方、リアルにいたら、ただの問題児につきry←



エリちゃん、FGOでは、邪ンヌとの相互バフスキル(邪ンヌ=竜の魔女+エリザベート=嗜虐のカリスマで、お互いに3段階攻撃力アップ)を用いて、サブアタッカーで使っていました←過去形


他にも、水彩画・コピック画の、CCC、EXTELLA、FGOのエリちゃんや、キャス狐の懐かしい絵の原画パネルも沢山。


特に『ジャンヌ、ネロ、エリちゃん』の、コピックイラストは、淡い色使いで暖かい一枚だった。



私の第2位、お気に入り原画。


順位の順番が、前後しているのは、一応展示順に、紹介しているからです←


血のように踊る真紅の薔薇とドレス、煌びやかながらも、どこか狂気を秘めたネロの表情。


薔薇の皇帝、''ネロ・クラウディウス''というのが、凝縮されていて、絢爛華麗。


ところで、獣の数字である「666』は、このローマ帝国第5代皇帝:暴君ネロを指す一説がありますね。


『皇帝ネロ(Nero Caeser)』を、ギリシャ語表記に、それからヘブライ文字に変換し、数値化したもの(ゲマトリア)の合計が『666』なのだとか。


それはともかく、ネロの衣装が薔薇モチーフというのもあり、周囲に舞っている薔薇の花弁が、儚げで美しい。



FGOの、最終再臨絵も。


キャス狐...照明が反射してる。涙


アプリの、サポ欄にも置いてるのにw全部すり抜けで、宝具3よ←


FGOの『玉藻の前(通称:キャス狐)』は、EXTRAの記憶を持ったまま、カルデア(アプリ)に、限界している設定につき

背景に描かれている月に、SE.RA.PU.が有り、涙を流してるのは、''本当のマスターへ想いを馳せている''感じで、切ない。


最後に展示されてあった、描き下ろしの『油絵』は

写真撮影禁止だったので、会場アナウンスで、ネロが言っていたように、目と身体に焼き付けてきましたw


圧巻。


今回の個展、絵の他にも、既に発売されたサーヴァントの実物フィギュア展示と

Fateシリーズでは、超適当な扱いしかされない、女主人公&サーヴァントが一緒に描かれている原画が多めで、そこも個人的なプラスポイント。


モニター越しで、ネロに見送ってもらった後は、物販コーナーへ.....というか、展示会場より人多かった気が←


ぬいぐるみやアクリルスタンド、アクリルコースター、等々ありましたが、どれも1200円以上で、高すぎ。


個展とはいえ、比較対象がズレているのは承知の上で個人的見解ですが、入場料、1200円取ってるのに💦


フランス・パリの、ルーブル美術館(17ユーロ=約2500円)や、オランダ・アムステルダムの、アムステルダム国立美術館(20ユーロ=約2900円)その他の国の美術館が頭の隅に...←


『ワダアルコ先生の公式画集』は、4000円と、まだ納得いく(寧ろ、ボリュームの割に安い)値段でしたが


他のグッズ、欲しいのを全部買っていたら、諭吉が余裕で溶けそうだった為、''重さ2kgの画集''だけを購入。


萌え系オタクでは無いっぽいですね、私。




レジで、書籍購入者特典として、好きな絵柄''大阪会場限定ブックマーカー''一枚''が、追加で貰えました。


読書はよくするので、ブックマーカーは何枚あってもいい。



アニメ系のイベントへ行ったのは、数年前のFateコラボカフェ以来でしたが

展示品は、思っていたより多く、何より描き下ろしのコピック絵や油絵が、生で観られた点が一番。


EXTRAシリーズが大好きな身としては、大満足な空間。

反面、コンテンツがコンテンツ(?)なだけに、少々料金に見合っていないと、感じたのも正直な感想。


『現代芸術と、芸術とは違う』、原画展とはいえ当然なのですが

私自身、海外で芸術作品に触れてきた機会が多かったのもあり、物足りなさを感じたのは、ジャンルの違いかもしれません。


決して、批判しているのでは無いことだけは、読解願いたい。


EXTRAシリーズからFGOへ、その後に続く、軌跡の原画展、滅多にないこの機会、ファンの方は足を運んで損など無い!


次回は、2023年2月4日〜名古屋で開催予定だそうです。



See you next ROMA!🌹