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円続落、1ドル92円台後半 東京市場

 4日の東京外国為替市場は円が主要通貨に対して売られている。午前11時現在の円相場は前週末午後5時時点と比べ52銭円安ドル高の1ドル=92円60~61銭。ユーロに対しては同68銭円安ユーロ高の1ユーロ=126円16~18銭。

 前週末の米雇用統計が堅調な結果で、米国の景気が緩やかに回復しつつあるという見方が広がったため、ドルを買って円を売る動きが優勢になっている。

東京円、小幅な値動き 1ドル90円台後半

 31日の東京外国為替市場の円相場は、小幅な値動きになっている。午後1時現在の円相場は、前日午後5時時点に比べ16銭円高ドル安の1ドル=90円88~89銭。ユーロに対しては同32銭円安ユーロ高の1ユーロ=123円34~36銭。

 米連邦公開市場委員会(FOMC)が30日に金融政策の現状維持を決めた。投資家たちの多くは「大きな変化がみられなかった」(大手銀行)と受けとめ、相場を大きく動かす材料にはなっていない。

NYダウ、70ドル高 6営業日連続で上昇

25日のニューヨーク株式市場は、堅調な米企業の決算内容が好感され、大企業で構成するダウ工業株平均は6営業日続けて値上がりした。終値は前日比70・65ドル(0・51%)高い1万3895・98ドルと、約5年3カ月ぶりの高値で取引を終えた。

 発表が続いている米主要企業の昨年10~12月期の決算は、市場予想を上回るものが多い。米景気が回復に向かっているとの期待から買い注文が優勢になった。

 ハイテク株が中心のナスダック市場の総合指数は、前日比19・33ポイント(0・62%)高い3149・71と反発した。

 一方、ニューヨーク外国為替市場では、円を売ってドルを買う流れが進んだ。円相場は一時、1ドル=91円20銭まで値下がりし、2010年6月下旬以来、約2年7カ月ぶりの円安ドル高水準となった。日本銀行が今後、さらなる金融緩和を実施するという観測が強まっている。

 円は対ユーロでも大幅に下落。円相場は一時、1ユーロ=122円78銭をつけ、11年4月上旬以来、約1年9カ月ぶりの円安ユーロ高水準となった。

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