表層人間の半可通読書とゲームリプレイブログ(略称半読書リプレイw) -6ページ目

『メデューサとの出会い』 アーサー・C・クラーク 早川文庫SF


表層人間の半可通読書とゲームリプレイブログ(略称半読書リプレイw)
「イカルスの夏」
「彗星の核へ」
「土星は昇る」
「未踏のエデン」
「憎悪」
「ドッグ・スター」
「メイルシュトレームII」
「きらめく生きもの」
「秘密」
「太陽からの風」
「神々の糧」
「無慈悲な空」
「地球太陽面通過」
「メデューサとの出会い」


短編なんて読んだら内容どころか、


タイトルも忘れてしまう私だが、


目次に並んでいるこのタイトル群には、


感動が戦慄とともに甦ってきましたぞ。


初訳短編はないので買わなくて良いと言いたいところだが、


オマケの四編のエッセイに初訳があり、買うべし!


クラークの素晴しい科学観宗教観に打ち震えよ!


ゲーデルの神の非存在証明の話もありまっせ!

『鏡の殺意』 山田正紀 双葉文庫

最初の1Pで犯人逮捕!


目撃者もいる現行犯で犯人も犯行を認める。


5P後に語られる裁判の結果は無罪。



「確かに僕が犯人です。しかし、真犯人は神なんですよ」



犯人も被害者も事件関係者全てがキ○ガイという変格ミステリの傑作。


サスペンスメロドラマと思わせて、犯行の愛憎をアウフヘーベンしたエンタメの傑作。


物語が見事な輪を閉じる。

2009年マイベスト10

海外小説


『オッド・トーマスの霊感』  ディーン・クーンツ


『リンカーン弁護士』 マイクル・コナリー


『グラーグ57』 トム・ロブ スミス 新潮文庫


『暗殺のジャムセッション』 ロス・トーマス


『荒野のホームズ、西へ行く』  スティーヴ・ホッケンスミス


『黒い氷』  オーサ・ラーソン


『ユダヤ警官同盟』  マイケル・シェイボン


『超音速漂流』 ネルソン・デミル &トマス・ブロック


『前夜』  リー・チャイルド


『スクール・デイズ』  ロバート・B・パーカー



日本小説


『イリュミナシオン 君よ、非情の河を下れ』  山田正紀


『黒猫の三角』 森博嗣


『千里伝 五嶽真形図』 仁木英之 講談社


『ソー・ザップ!』 稲見一良


『海島の蹄』  荒山徹


『半魔』  黒武洋


『鉄塔 武蔵野線』 銀林みのる


『ヘルマフロディテの体温』  小島てるみ


『改造版 少年アリス』  長野まゆみ


『邪馬台国はどこですか?』 鯨統一郎



海外ノンフィクション

『宇宙創成』 サイモン・シン


『キリスト教は邪教です!』 フリードリッヒ・ニーチェ


『宇宙に隣人はいるのか』  ポール・デイヴィス


『鷲か太陽か?』 オクタビオ・パス



日本ノンフィクション


『林達夫芸術論集』  林達夫


『離散数学「数え上げ理論」』  野崎昭弘

『人間通』  谷沢永一


『人間・この劇的なるもの』  福田恒存


『怖い絵』  中野京子


『フリーダ・カーロのざわめき』  森村泰昌


『リーマン予想は解決するのか?』  黒川信重


『父が子に教える昭和史』  半藤一利


『パンタとレイニンの反戦放浪記』  パンタ &椎野礼仁


『司馬遼太郎を読む』  松本健一


番外漫画

『ディープグリーン①』   佐々木淳子

『ディープ・グリーン②』  佐々木淳子



海外ノンフィクションの読書量が今年は少なすぎたのが反省点だな。


何々原理主義者と揶揄されないように、


面白ければなんでも読むポリシーなので、


海外ノンフィクションのお勧め教えてチョンマゲ。

[1年で何ページ読める?]2009年のまとめ 

12月計       2作3冊 1093P

2009年累計   223作236冊71045P

2009年の月平均 18.6作19.7冊5920P


『蜷川幸雄伝説』 高橋豊 河出書房新社

『グラーグ57』 トム・ロブ スミス 新潮文庫



ネトゲに嵌って目標の300冊は到達出来なかったが、


ここは「半読書リプレイ」なので、


全読書リプレイ の半分以上読んでいればOKと言う事でw


jett さんは年400冊以上読むこともあるので、


私の来年の目標は200冊以上でいいかな?


『グラーグ57』 トム・ロブ スミス 新潮文庫


表層人間の半可通読書とゲームリプレイブログ(略称半読書リプレイw)


表層人間の半可通読書とゲームリプレイブログ(略称半読書リプレイw)

本書のベストセリフ


「なんでも好きなことをさせて、喜ぶようなことを言っていれば、


子供には気に入られる。それは簡単なことよ。


機関銃を渡して、おまえは革命の子だと思わせる。


魅惑的な嘘よ。


でも、そんなことであの子があなたを愛するようになるとは思えない」


「そんなことはこっちも頼んでない。


なのに、おまえたちは愛を要求する。


ふたりともそういうことの虜になってる。


にもかかわらず、おまえたちと一緒に暮らしていたときのあの子は不幸この上なかった。


今はわたしと幸せに過ごしてる。それが真実だ」



家族愛を否定する素晴しい傑作!


トム・ロブ・スミスは一発屋では無かった!


序盤の映像化し辛いトリックにまず唸り、怒涛のストーリー展開に一気読み!


21世紀のエンタメとしてジェンダー観も素晴しい!


これ読んだら古臭いノワールなんてもう読めなくなりますよ!!


こんなに面白くて良いのか!!!


作者まだ30ですよ。


驚異の大型新人の登場ですな。

「ブラウザ三国志」4鯖第一シーズン

2ヶ月経たずに樽井同盟はトップ10入り!


まあ、数日の事で現在は12位で落ち着いたみたいだが、


急成長で1位の同盟に警戒されて、


盟主のエントリーエリア違うのに、


うちらの領土に隣接する敵を勧誘し、


1位の同盟の前線基地が近くに出来たので脅威!


9位の同盟と盟主同士の城が近いし、


NPC砦やNPC城を大量にGETしても、


終盤上位同盟が強奪しようと襲い掛かって来るのは目に見えてますな。


私は防御の伏兵配置に勤しんでいます。

「ブラウザ三国志」3鯖第一シーズン

同盟ランクも制圧ランクもベスト100付近を行ったりきたりの


味方にやる気のない奴が多い


まったりした同盟でのんびりやっていたが、


ベスト10内の同盟に攻められて、


同盟員の半分近くが、滅ぼされてしまいましたw


主戦場に盟主の城はないので、


同盟自体は独立同盟として残っているが、


天下統一を狙ってる同盟にボロボロにされた訳だが、


戦力差が10倍あるせいか、


敵がのんびりまったり攻めて来たので、


負けても敵を尊敬出来ずに、笑ってしまいます。


基本的戦力に差が有り過ぎるので負けるのは当たり前だが、


敵が戦力差に胡座をかいて雑な攻撃してくるので、


この敵は尊敬出来ないので、


芸のある防衛戦するのも馬鹿馬鹿しくなり、


配下同盟にされたのが2回目の時点で、


離反して本拠地移転してオバカな敵の相手するのは止めました。


強くても芸を見せない単調な敵は後ろに人間がいるとは思えなくて白けるよな。


天下統一を狙ってる同盟は、


負けた奴が尊敬したくなるようなあざやかな攻撃をみせるようにw

「ブラウザ三国志」2鯖第二シーズン

ベテランが多いので、無駄な領地を取る人が少なく、


各君主の防衛ラインが綺麗に、正方形か長方形の陣地が多くて、


全体地図を眺めるのがとても楽しいです。


初心者は★1の領地をじゃんじゃん取りたがるが、


★1を11個取るよりも、


1個の★3を名声11使って最大にレベルアップした方が


生産力が多いと知ってるベテランばかりなので、


無駄なジグザグ領地が少なくて感動的ですよ。

『蜷川幸雄伝説』 高橋豊 河出書房新社


表層人間の半可通読書とゲームリプレイブログ(略称半読書リプレイw)
本書のベストセリフ


「5,6歳の頃、パパによく新宿駅西口の新宿中央公園に連れていってもらいましたが、


駅前の雑踏を見ながら、私にこう話すんです。


『人の流れが皆、右の方を向いていても、自分がいいと思ったら、


ひとりだけ左に行くのが勇気というものだよ』


大勢に流されずに、自立した女性になりなさい、


というパパなりの言い方だったと思います」



左翼崩れのジェンダー観も素晴しい反骨の演劇人ニーナ万歳!


もっと行くぜ!



「俳優としてちょっと地位を築くと、


風呂敷を広げがちな日本と違って、


イギリスでは、サーと敬称が付く名優でも、


付き人なしのひとりで来て、


芝居をして、地下鉄で帰っていく。


生活も食事も質素。


役者にとって何が大事で、


何が不必要なものかはっきりしている」



日本の大女優に「私は電車に乗ったことがない」


と自慢してるアフォがいましたなw


電車に一人で乗れない、


付き人に世話してもらえないと、


日常生活も送れないというのは、


普通の大人ではありませんよね。


幼稚なアフォなのにスターだと威張る


日本の演劇界はダメポ。



「乗り越えるためには自分の中に核となるものが必要だと気付きました。


他人のせいにはできない、


自分で歩いていくしかない」



頭の中はカラッポで志を持たない外面だけがいい日本の演劇人はダメポ。



「財布からお金を取り出す生活者のまなざしに耐える演劇をつくりたい。


観客が払った金額に見合わないような演技の役者には


『生活者に恥ずかしくないのかよ!』


と遠慮なく灰皿を投げ付ける」



ニーナは理想だが、現実は役者が客に暴行するからやってられんわ。


私の知り合いの観劇仲間は、


某ローカル劇団をネットで酷評したら、


呼び出されてボコボコにされたそうですw



「たかが、年末の芸能番組にすぎない『紅白』が、


何故道徳的な神を演じなければならないのか、


これではまるで世論という目に見えぬものの名を借りた


道徳管理にほかなりません。


『紅白』は、僕やお相撲さんら素人が審査員を務めるように


『遊び』なんです。


『遊び』に道徳律を持ち出すな!」



ゴミのくせに社会の良識を背負っているつもりのマスゴミには


ほんとムカツクよな。



「学生には、芝居でも、恋愛でも、


早く失敗しろ、と挑発してるんです。


切実な体験をして、早くそれから立ち上がるのが大事」



ニーナは大学教授でもあるが、


開成高校出身とは言え、


高卒なのは凄いよな。


ニーナの名セリフ満載の素晴しい御本でした。


舞台写真が一枚も無いのは残念。


蜷川幸雄をいまだに読めない人は、


ニーナ、可愛い、イッチャウよお!


と覚えるようにw

「ブラウザ三国志」4鯖第一シーズン

樽井さんと組んで、


樽井さんが盟主、私が盟主補佐の同盟でプレイしているが、


樽井さんの魅力で一ヶ月でベスト23入り!


12781同盟あるうちの23位ですぞ!!


樽井さんが凄いとは承知していたが、


ここまで人徳力があるとは予想してませんでした。


単純に君主レベルの入会希望が殺到するレベルを超え、


NPC砦を土産に同盟ごと吸収してくれと言う盟主が殺到し、


遂には、1000×1000マスのゲームエリアに、


たった7個しかないNPC城を土産に吸収してくれという


他同盟まで現れましたです。


天下統一が狙えるポジションです。


補佐の私が同盟チャットに14時間常駐していても、


参加者はほとんど現れず、


ログも40行ぐらいしか伸びないが、


樽井さんがインした途端、


入室者が殺到し、


2時間足らずで100行越えます。


樽井さんの魅力は私の20倍か!


PCの画面で読む文字だけのやりとりでも、


樽井さんの魅力は大爆発してます。