表層人間の半可通読書とゲームリプレイブログ(略称半読書リプレイw) -33ページ目

『少年時代』 ロバート・R・マキャモン 文春文庫

少年時代〈上〉 (文春文庫) 少年時代〈上〉 (文春文庫)
Robert R. McCammon 二宮 磬

文藝春秋 1999-02
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ホラーというよりファンタジィというか、


マジックリアリズム寄りの児童文学。


1964年のアメリカの田舎町の一年が描かれます。


主人公は12歳の少年だが、登場人物は160名に及ぶ。


大長編というよりは、30Pほどの短編連作な感じ。


名作の誉れ高いが、


私には退屈で退屈で上下巻読むのに20時間かかったぞw


つまんないエピソードの羅列である。


ミステリとしてのメインストーリーが細すぎて、


ワクワク感が無いのが欠点。


この雰囲気が合う人には至高の読書空間になるのだろうが、


知性も教養も未熟な少年や少年時代が素晴しいとは思わない私には


何も残らない駄作でした。


いじめっ子や悪漢と対決しても、


魔法で解決するのは白けたぞ。


ジェンダー観が古臭いのもダメポ。


主人公が不細工な天才化学少女の魅力に気付かずに、


美しい妻を娶ることになるのは古すぎて大笑いw


少年を主人公にした文学的なミステリは、


ジョー・R・ランズデール が世界一だと私は思う。


この作品が好きな人には、


ガブリエル・ガルシア=マルケス の「百年の孤独」 も楽しめるかと思う。


マルケスと比較するとは誉めてるように思われるかもしれないが、


私的にはマキャモンは屑認定しました。


こんなもんでストーリーテラーを自称するとは、


マキャモンはキチ○イとしか思えない。


キ○ガイはサイケデリックな派手なイメージがあるが、


地味な静謐なキチガ○がマキャモンw

『大槻教授の最終抗議』 大槻義彦 集英社新書

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新ネタは血液型性格診断を擁護する竹内久美子批判が読み応えある。


自叙伝の要素もあるのがちょっと無駄。


理工系の学生でも幽霊を信じているという


現状報告は背筋が寒くなる…。


科学者の卵でも科学的思考が出来ない奴がゴロゴロしているそうな。


東大、京大、慶応、早稲田の理工系の学生が、


オウム真理教の信徒になって、


科学知識で大衆を虐殺したのは、


彼らは受験テクニックに秀でていただけで、


科学的思考が出来なかったからである。


科学は宗教を否定するもの。


宗教に騙されないように、


大衆は科学的思考を身に着けなければならない。


マスゴミを利用してオカルト批判してるつもりの大槻教授だが、


マスゴミに逆利用されているよな。


オカルトバスターとしての芸人扱いされていて、


大槻教授の努力は空回りしてる気もするが、


オカルトを簡単に信じる者は、


ファシズムにも簡単に洗脳されるだろうという


大槻教授の持論はもっともだと思う。


血液型性格診断が定着してしまった愚かな日本はもうダメポ。


受験テクニックのみを教える日本の教育体制が駄目なのだ。


大槻教授は早稲田で「科学とは何か?」


という講義をやって科学的思考を培おうとしているが、


18歳までオカルト環境に洗脳された者の目を覚ますのは難しいよね。


私は日本はもう駄目だと諦めてますが、


諦めてない人にはこの本はエールになるかな?


『待ちうける影』 ヒラリー・ウォー 創元推理文庫

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殺人鬼から家族を守るよくあるサスペンスかと思いきや、


出だしはリーガルミステリー。


サイコさんは正常に戻ったのか?


怯える善良な教師の被害妄想なのではないのか?


サイコさん対パラノイアの戦いとして


事件にしてスクープを狙うマスゴミの暗躍もあり、


ストーリーは二転三転!


恐怖の影の正体は何なのか?


警察小説の第一人者のウォーは


サスペンス作家としても一流であった!

『恍惚病棟』 山田正紀 ハルキ文庫

恍惚病棟 (ノン・ポシェット)/山田 正紀
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前代未聞!ボケ老人探偵!?


痴呆症老人が入院している精神病棟で連続殺人事件発生!


入院患者であったが、ほぼ正常に回復した


元刑事長谷川は看護婦と捜査を開始する。


四年以内に老衰死しそうな老人達を


わざわざ殺すのは何故か?


妄想の中に生きていて現実世界に脅威を与えない


無害な老人達の筈だが?


老人達の主観の妄想世界と現実世界の捜査が錯綜する!


空間失見当識、時間失見当識~人格崩壊の様々な妄想世界に


生きる老人達だが、彼等には死者と電話で話すという妄想は共通していた。


異なる妄想世界なのに、幻聴だけが全く同じ世界なんて有り得ない!


地獄の悪魔の陰謀か?


妄想世界が実在している現実空間の正体が暴かれるとき、


物語はSFでもホラーでもない驚異の結末を迎えるのか!?


探偵自身もキチ○イなのに大丈夫かいなw



さすが正紀!


変態ロリコン作家は若い女ばかり殺したがるが、


本書は老人連続殺人事件ですぞ!


幻想と現実が錯綜する小説って、


SFでしか書けないと思われがちだが、


社会派推理小説でも書けることを提示するとは、


天才正紀は良い仕事しますねぇ。



『バハマ・クライシス』 デズモンド・バグリィ 早川文庫NV

バハマ・クライシス (ハヤカワ文庫NV) バハマ・クライシス (ハヤカワ文庫NV)
井坂 清

早川書房 1990-09
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これはプロットもキャラ立ちも駄目。


デズモンド・バグリィ は冒険小説の主人公に、


銃の扱いに長けた軍人系を持ってこないのが長所かと思うが、


本書の主人公はバハマのホテル王で、


冒険小説というよりは、経営サスペンスw


主人公の妻と娘が乗ったヨットが行方不明になり、


娘の遺体のみが漂着する。


普通なら犯人探しに奔走するもんだが、


妻と娘を失い失意の主人公に同情する女性と、主人公は再婚、


犯人探しはどうでもよくなるw


経営するホテルに伝染病が発生したり、


暴動が発生したりと、


バハマでホテルを経営するクライシスを描いた小説である。


アクションシーンはほとんどありません。


サスペンスとしてもタイムスパンが長すぎてダレる。


最初の犯人の謎は途中で決着が付くが、


新たな黒幕との戦いもダレる。


ストーリーとキャラに一本芯が通ってないフラフラした小説。


人種差別するアメリカ人、


身分差別するイギリス人、


思想差別する共産主義者等のテーマを訴えるのに、


本書の書き方は失敗してるよな。


後期のデズモンド・バグリィ は読まなくていい感じである。


エア新書

例によってlapis さんの記事 からパクってまいりましたw


エア新書 は、世界で最も薄い新書である。


なにしろ表紙しかないのだから。


エア新書は、2008年のエイプリルフールに誕生したジョークサイトで、


タイトルや著者名を入力すると以下のように、新書の表紙を作ってくれる。
目次が日本一のブログ(自称w挑戦者求む)-je

どこまでアカ系の本が出せるか挑戦してみますw

『理性の限界―不可能性・不確定性・不完全性』 高橋昌一郎 講談社現代新書

理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)/高橋 昌一郎
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不確定性原理と不完全性定理は有名だが、


マイナーなアローの不可能性定理の話題が新鮮で面白かったです。


完全に公平な民主的な投票システムは作れないという話。


アローは胡散臭い社会科学者だが、


数学的に具体的に数字の例を当てはめて説明しているので


とても判り易い。


どんな投票システムにするかで、


結果を左右出来るということです。


短めの例を提示します。


日本一の都市を投票で選ぶ場合、


東京と大阪と名古屋で投票するとします。


投票者は各都市一名。


自分の住む都市に投票すると思われるので、


一次のみの単記投票ではそれぞれに一票ずつで決着が付かない。


名古屋に住むズル賢いゴルさん(仮名)はこう提案します。


「まず東京と大阪のどちらがいいか投票して、その勝者と名古屋と決戦投票しましょう!」


東京が勝つ場合(ゴルさんが東京に投票)は


負けた大阪代表は名古屋に投票して名古屋が日本一。


大阪が勝つ場合(ゴルさんが大阪に投票)は



負けた東京代表は名古屋に投票して名古屋が日本一。


ということです。


五つの投票対象まで具体的に一位を操作出来る例が述べられています。


どんな複次投票システムでも、複記投票システムでも、


システムに欠点があって有利な戦略というか、


全ての候補者に有利な票の数え方が存在するのです。


というわけで、投票方法をまず投票して決定しなくては不公平ではないか?


という悪循環も生まれますw


教え子にセクハラと言われないキスの仕方も載っているが、


悪用する教師絶対いそうできょわいw


高橋先生の悪ふざけのギャグが暴走し過ぎている気もするが、


神の非存在証明も語られているし、


知的遊戯としてはとても楽しい一冊である。

『白い雌ライオン』 ヘニング・マンケル 創元推理文庫

白い雌ライオン (創元推理文庫)/ヘニング マンケル
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"クルト・ヴァランダー"シリーズ第三作。


推理小説としては200Pで崩壊!


スウェーデンの田舎刑事がKGB工作員や


南アフリカの一殺2500万円の殺し屋と戦う謀略小説になりますw


中盤の盛り上がりに、これはああなるな!


ともの凄くワクワクしたのだが、


それをやったら『リガの犬たち』 と同じパターンと揶揄されるのを避けたのか、


期待通りの展開にならなくて残念だった。


南アフリカ共和国での描写が無駄に過ぎると思う。


国際的視野のモチーフで、


男女の愛でも人種差別の壁は突き崩せないというテーマは良かったが、


小説としてのワクワク感が足りないのが欠点。


文学としては、ズールー系アフリカ黒人の描写に拍手するべきだろう。


エンタメより純文学の好きな人が高評価する作品だね。


クルト・ヴァランダーの同僚刑事のトラウマまで語られて、


無駄な描写が多すぎると思うが、


スウェーデンとロシアと南アが絡む小説なんて、


ヘニング・マンケル にしか書けないだろう。


オンリーワンの作家としてヘニング・マンケル は高評価します。


プロットや描写はヘタクソだが、


主人公が魅力的なのはいい。


世界的視野に覚醒している主人公は、


国内法を破ることが多々あるが、


不法行為をする時は、警官としての権力を頼らずに、


秘密裏に個人として行うのがかっちょええ!


公私の区別がついている素晴しい男である。


駄目息子、駄目夫、駄目親父、駄目警官の主人公が、


世界を救うという夢のある話である。


書き方が悪いだけで、


ヘニング・マンケル が書きたいと思っていることは応援したくなります。

アフィリエイトがアッヒャー

アフィリエイトはキャッシュバック可能な500以上のポイントが、


なかなか貯まらなかったので一年ぐらいチェックしてなかったが、


ふとチェックしたら、現在2200Pも貯まってましたw


明細は以下の通り。


日付 サービス 商品名 獲得・消費 有効期限
2008年11月30日 アフィリエイト アフィリエイト(Amazon) (獲得予定) +983
2008年10月31日 アフィリエイト アフィリエイト(Amazon) (獲得予定) +1,067
2008年09月30日 アフィリエイト アフィリエイト(Amazon) (獲得) +347 2009年06月30日
2008年10月01日 アメゴールド 有効期限切れ (消滅) -12
2008年08月31日 アフィリエイト アフィリエイト(Amazon) (獲得) +78 2009年05月31日
2008年08月31日 アフィリエイト アフィリエイト(Amazon) (獲得) +120 2009年05月31日
2008年09月01日 アメゴールド 有効期限切れ (消滅) -27
2008年07月31日 アフィリエイト アフィリエイト(Amazon) (獲得) +722 2009年04月30日
2008年08月01日 アメゴールド 有効期限切れ (消滅) -67
2008年07月01日 アメゴールド 有効期限切れ (消滅) -32
2008年06月01日 アメゴールド 有効期限切れ (消滅) -15
2008年04月30日 アフィリエイト アフィリエイト(Amazon) (獲得) +542 2009年01月31日
2008年05月01日 アメゴールド 有効期限切れ (消滅) -15
2008年03月31日 アフィリエイト アフィリエイト(Amazon) (獲得) +401 2008年12月31日

月間 クリック総数 成果件数 獲得予定アメゴールド 累計ポイント
2008年11月 229 7 983 983
2008年10月 291 10 1,067 1,067
2008年09月 266 6 0 347
2008年08月 422 3 0 198
2008年07月 463 7 0 722
2008年06月 461 - - -
2008年05月 663 - - -
2008年04月 457 4 0 542
2008年03月 344 7 0 401


2008年03月獲得の401Pが今月末消えちゃうので、


急遽換金用の口座作成に走りましたw


今年の三月から急に成果が出るようになったが、


売れた件数とPが完全に比例してないのは、


高い本が売れればPも多いということか?


定価の一割ぐらいPが入っている気がするが、


多すぎるよな?


本屋の収入って定価の2・3割だったよな?


amazonの儲けの半分近くをアフィリエイターに出しているって事?


私のブログからクリックして本を買った人が損したと思わないように、


これからは本の評価は厳しめでいきます。


星5は軽々しく出さないようにします。

『日曜日には鼠を殺せ』 山田正紀 祥伝社文庫

日曜日には鼠(ラット)を殺せ (祥伝社文庫)/山田 正紀
¥400
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無駄な描写で水増ししないのが山田正紀 の長所だが、


本作のたった160Pは短かすぎるよなw


山田正紀 版「標的ナンバー10」というか「バトルランナー」というか


「死のロングウォーク」というか「スティール・ポール・ラン」?


逃げるのは政治犯、追うのはロボット。


ロボットの知覚装置を如何に騙して逃:げるかが争点になる


認知科学SF。


認識や心の問題を哲学的にもっと書いた方が更に傑作になったよな。


アクション中心のあっと言う間に読める作品である。