2018年頃、日本に行く機会が増えたことと

体の調子があまりよくなかったことから

日本でも健康保険に加入しており

帰国すると整骨院だの耳鼻科だのに通っていました

 

カナダの生活でアイスバーン化した道路で何度も右足をひねって

右足の付け根の痛みが慢性化して

普段は少し痛むくらいでしたが

なぜか朝だけベッドの上で痛くて足を立てることができなくなり

帰国した際に母が通っていた近所の整骨院を訪問しました

カナダで医者に診てもらわなかった大きな理由は

ホームドクターがいない状態で専門家に紹介してもらう手立て考えると

すごく面倒くさそうに感じたからです

日本だと整骨院に飛び込めば簡単なわけです

 

その時は知らなかったのですが、整骨院に通う内

先生は、勉強熱心な方で治療が上手いということで

遠くからも紹介やら噂を聞いて通って来る人がいるということ

たまたまでしたが、ラッキーでした

 

初診の際にはレントゲンを必ず撮るのですが

私の足の痛みが普通じゃなかったので

--------

先生にまさにそこという場所を抑えられたとき蹴りを入れそうになりました(笑)

先生は笑いながらたまに打たれたりするとおっしゃってましたが…

--------

念のため、近くの大きな病院で

MRIを撮るように紹介状を書いてくれました

 

このことをバンに話すと

MRIはケベック州では限られた数しかないから

簡単には受けることができないと驚いていました

日本だとちょっと大きな総合病院には必ずあるし

小さな個人の病院でもレントゲンは普通にあるので

今まで気づかなかったのですが日本人って医療に恵まれていることを

しみじみと感じたものです

 

MRIの結果、特に足に問題は見当たらなかったのですが

子宮筋腫があることが分かり、

大学病院で画像から悪性でないかをチェックしてもらったところ

良性ということで放っておいてもよかろうという判断となりました

 

白いのが筋腫です

 

ちなみに30歳以上の女性の2~3割に子宮筋腫はみられるらしいです

 

症状としては「月経量が多くなることと月経痛、月経以外の出血、腰痛、頻尿」

今思うと、この全ての症状がありました

 

ただ、もしも整骨院からの紹介でMRIを撮っていなければ

もしかしたら、未だに「子宮筋腫」に気づかなかったかも

そう思うと、整骨院の先生に感謝です

 

以前モントリオール日本領事館のメールマガジンに寄稿された

モントリオールで医療臨床研究に携わっている方の記事で

こちらと日本の医療の大きな違いについての説明がとても分かりやすかったので

以下に記します

 

「日本の医療は,1%の非典型的患者を見逃さないように努力をした初診を行います。カナダは医療費節約のために,99%の一般的な症状を想定した医療を行っている印象を受けます。モントリオールで非典型症状の1%に入ってしまったら,幸運にも経験値の高い医師により初診で見つけてもらえるか,もう少し重症になってから再診で見つかるかのどちらかだと思います。」

 

彼女が言うには、人口比でのモントリオールの医者の数は

日本よりも多いそうです。

それなのに、日本の医療の方がこちらより行き届いているのは

ひとえに日本の医療関係者の努力と献身の賜物、マンパワーです

日本の普通は、世界的に見て全く普通でなく

現在のコロナ禍の状況も含めて改めて感謝せねばと思わせます

 

さて、手術から約二週間が経過して

かなり痛みは少なくなりました。

 

ただ、動き回るとお腹に鈍痛が走り

体力が落ちたのか、回復の方にエネルギーが消費されているのか

すぐに疲れる感じです。

今週は、少し近場には出かければと思っていますが、どうなることか…

 

 

その他、カナダの医療と子宮筋腫手術について