GW館山の旅 その5 沖ノ島 | らんまるの街道歩き・暗渠散歩ブログ

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GWに入ってすぐの4月27日()から28日()にかけて、念願の

館山一人旅をした記事のその5です

 

期間中の歩行ルートは☟。

 

その4では、海辺をふらふら歩き、ようやく目的地の沖ノ島が見えて

来たところまでをご紹介しました(☟再掲)。

こちらは砂浜で地続きとなっている、館山湾の小さな無人島で、

ある意味有名な福岡県宗像の沖ノ島とは全くの別物です。

 

元々は沖に浮かんだ本当の小島だったのが、関東大震災による

隆起などで、こうやって地続きになり、徒歩で渡れるようになった、

とのこと。

 

沖ノ島本体の方では、やはり露出した地層が鬼の洗濯板の様に

なったところで遊ぶ家族連れが見られました。

 

この辺りで露出しているのも、砂岩や泥岩が主でしょうね。

 

鬼の洗濯板的な地層、富士山に、波濤、いい風景です。

 

この辺りの砂浜は、砕けた貝殻もかなり交じっています。

砂だけよりもこの方が歩きやすいですけどね(^^)。

 

遥か対岸に見えるのは、三浦半島と更にその先の本州(おそらく

静岡県あたりでしょう)。

 

その後、沖ノ島の真ん中近くを通る道を通ってゆくと、たまに分岐する

獣道できた道があったので、行ってみると切通状の崖の向こうに

海が見えています。

そのまま海を見に行こうとしたのですが、どうも右にある洞窟から

若い男女が話す声が聞こえてきたので、思わずそそくさっとまるで

逃げるようにその場を離れてしまいました(;^_^A。

あんまりおじさんを驚かさないようにな。

 

しばらくは森の中を進んでゆきます。

 

その先、右に分岐する細い道があったのでそちらに向かうと、

沖ノ島宇賀大明神社という神社がありました。

 

まずはお参りしてから由来書きを見ると、、

平安の昔、安房守として赴任した源親元が倉稲魂(うかのみたま)を

勧請し、建立した神社であるとのこと。

小さいながらもすごい歴史と由緒のある神社だったんですね。

尚、この源親元さん、地元で慕われた国司さんだったらしく、この後

もう一度登場します。

 

神社の周りには、独特の枝ぶりの木が茂っていました。

 

階段を下りると一の鳥居があります(私は、社殿の後ろから神社に

着いたので、順序が逆になったのです)。

 

その先は、また露出した地層の上で、多数の親子連れが潮干狩りを

楽しんでいました。

 

ここまで来ると、沖ノ島をほぼ一周したことになり、本土と沖ノ島を

結ぶ砂地に帰ってきます。

島の付け根のところが小湾みたいになってますね。

 

小湾を駆けていった女の子は、お父さんとお母さんの間を何やら

急いで行き来している様でした。

 

少し歩き疲れたので、本土側にある護岸の上で一休み。

青い空に、V字状に広がる筋状の雲がなかなかいい組合せです。

 

富士山と沖ノ島のコラボもなかなかのもの。

昼間なんで気温とともに空気中に水蒸気が上がり、少し富士山が

ぼやけてきました。

 

10分ほど休んでから、沖ノ島を後にします。何かの掲示板の中身が

抜け、額の様になっていたのを見て、

絵の代わり、的に遊んでみました。私はここしばらくこの飾り気のない

房総の海がすごく好きなので、ある意味これが最高の絵と言えます。

 

館山港に戻る途中で、再び露出地層部分に出てみると、風が

強くなったためか、けっこう波が砕けてしぶきが上がるようになって

おり、しぶきが上がった瞬間を狙って激写してみました。

こうやって風化して、鬼の洗濯板的な形状になるんですねえ。

 

館山港まで戻ると、ちょっとした内海になるためか、海面も穏やか。

 

やっぱり港はいいなあ。ほかの場所にはない空気があります。

 

海近くでは、多数の漁師さんが網の手入れをされていました。

商売道具は大事ですもんね。この右側は自衛隊の航空基地です。

 

基地に沿ってそのまま南に進んでゆくと、少し上り坂になってます。

 

ちょっとお腹が空いたので、☝の写真の左側に写っているコンビニで

肉休憩!

 

道なりに進んでゆくと、丘の上の道沿いには、ちょくちょく地方らしい、

古い建物が散見されました。

 

こちらは元菓子屋だったようです。

こちらの松本堂菓子舗の看板には、コーラのマークの下にたばこ・

食料品・クリーニングと書かれていますね。多角経営ですな。

 

その先の右側には国司神社があります。

珍しい名前の神社ですね。興味があるので行ってみますが、

このつづきはその6でご紹介します。

 

(つづく)