稲付川(北耕地川)跡散歩 その3 | らんまるの街道歩きブログ

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2018年10月27日()に、石神井川から隅田川まで用水として

水を引いていた稲付川(北耕地川)の流路跡を散歩した記事の

その3です。

 

当日の歩行ルートは☟の通り。

最下流部の支流(赤や茶色のライン)は歩いていません。

 

その2では、稲付川の流路地下を流れているであろう暗渠の水音が

マンホールから聞こえてきたところまでをご紹介しました(☟再掲)。

 

その先、更に流路を西に進んでゆきます。川跡らしい湾曲が

ちらほら。

住宅の玄関は全部川側を向いているので、埋め立てはけっこう

昔だったのではないかと思います。

 

住宅街の中、稲付川跡を遡ります。

この辺りは右(北)方向にもう一本道路が通っていて、どちらが

暗渠本流か少し自信がないまま歩いています。

 

 

と、誰かに見られている気がしてふと見やると、猫さんでした。

いつもの通り交渉をして一枚撮らせてもらいましたが、ちょっと君

表情コワいよ(^^)。カメラ目線かな?

 

流路の左側には路面との高低差があります。緑が豊かな通り。

 

ん?登り坂になるのはいいとして、その先で下っちゃってますね。暗渠を遡る時、下り坂があるのはおかしいですね。

と、いうことは 隣の道が流路だったか、或いは隣の道との間の

住宅スペースを流れていたか、はたまた道の造成で地形が変わって

しまったかのいずれかですが、この辺りの地形全体が上り〜下りに

なっているので3つ目は無いな。

 

ということで、その先の四つ辻で右に曲がり、隣の道に移って

みました。その先は見事な崖下地形。

という事は少し前から流路はこちらの道だったかな?ま、いっか。

 

そちらの道を進んで行くと立派な門構えの家が出現。

こんな古風な家が川に向かって玄関を作っているのも妙ですが、

最近になって古風に作ったという可能性もありますね。

 

やがて建具屋の前を通り過ぎます。

 

そのすぐ先で合流してくるのは、ついさっきまで歩いていた道。

(上り坂の後、下り坂があったために退出した道)

 

少し進んでからY字状に合流した二本の道を振り返ってみると、、

向かって左が今さっき建具屋を通ってきた道、右側が最初に歩いて

いた道ですが、これを見る限りやはりどっちも川跡だったような。。

(今回少々流路の詳細の事前リサーチが甘くて失敗でした。。。。)

 

その先にはブロ友さんが「もじゃハウス」と呼んでいる物件を発見。

夏場なんかは多少涼しかったりするんでしょうか。

 

立ち並ぶ住宅がやや新しめになり、一瞬道幅も広がります。

 

途中左手に見えた古物件もいい感じ。

白い木のドアが何となくオシャレ?

 

この辺りでは、右を見ても、、

 

左を見ても見事な崖地形になっており、稲付川が形作った谷間地形が

よく分かります。

 

その先でググっと左にカーブをして歩く方向は西南西向きから南南西

向きに変わります。

 

その先では、向かって右側の左岸では多少崖地形は低くなりますが、

右岸側は高い崖が続いている感じでした。

 

そのすぐ先の左側ではなかなか珍しい光景が展開されていました。

「国有地 財務省関東財務局」、、だと?ちょっと不思議な構造物が

残されていますが、崖上の住宅地から川辺に下りて来るスロープか

何かだったのかな?

 

と思って、近寄ってみると、  階段でした。

国有地って、一般的にはフェンスで囲まれて立入禁止になってる

イメージですが、ここはそういう訳でもないのですね。

 

その後も左側に高い崖地を見ながら、とても川の流路らしい、

蛇行する道を歩き進むのでした。

 

続きはその4でご紹介します。

 

(もうちょっと続く)