2016年10月8日(土)
当初の予定では、せっかくの三連休の初日ですから、本日は
比較的近所の街道をみっちりと歩き、奥州街道の長距離歩きの
身体づくりをしよう、などと思っていたのですが、天気は×。
従って、先週の河骨川歩きで興味を持った宇田川初台支流
(初台川)歩きにやむを得ず(笑)予定を切り替えることに。
歩行ルートは☟
地下鉄から京王新線に乗り継ぎ、幡ヶ谷駅で下車したら、
甲州街道の南側の歩道を東(江戸方向)に進みます。
途中、甲州街道歩きの際にも通った、玉川上水跡の公園を
懐かしく歩いてみます。
甲州街道を400Mほど進むと本町一丁目交差点に差し掛かるので
右折した先の風景はこんな感じの長い下り坂になっています。
川があったら南向きに流れやすそうな地形ですね。
本町一丁目交差点から100Mちょっと進んだ先の信号交差点を左に
曲がると、向かって右側(南側)に初台川の源流と思われる箇所が
あります。
ゴミ置き場っぽいですが地図で確認する限り大体この辺でしょう。
突き当りのコンクリ壁の向こうは明らかに低く下がっていますね。
カシミール3Dで確認してみましょう。
水色の○で囲んだ辺りが水源の池っぽい窪地になっています。
この水色の○と、初台川流路を表すピンクの線の接点辺りが
上の写真の地点に当たります。
上の写真の通りここからは暗渠道にはなっておらず歩けないので、
一旦太い道に戻って迂回し、50Mほど先で再度左折すると今度は
その右側(南)から暗渠道が始まっています。
なんと手前側の石ブロックには「橋端田」(田端橋)と刻まれています。
貴重にもここで初台川に架かっていた橋の欄干が残っていました。
何だか幸先いいですね。先が楽しみです!ヘ(゚∀゚*)ノ
欄干をアップで見てみると、、
だいぶすり減ってますね。こういう痕跡を見つけると嬉しいです。
田端橋の先の右側をよく見てみると、、
護岸っぽいですね。ふさがれた排水管が見え、その左に見えている
謎の出っ張りがすごく気になります。
この逆の暗渠左側も崖地形になっていますが、
左に見えている側溝を流れている水は湧水で、きれいな水が
流れていました。残念なのは雨の日に歩いてしまったので
イマイチ湧水なのか雨水なのか分かりづらいことです(ノ_・。)
その先の暗渠道。個人的に雨が降って地面が濡れていると、
それ自体はちょっと面倒ですが、そこが川だったイメージが
湧きやすくなる様な気がします。
撮る時に寄り過ぎてしまったので分かりづらいですが、高低差の
大きい階段で、10M近い落差を下りている様に見え、初台川が
崖下を流れていたのがよく分かります。
その先、暗渠道は一旦マンションに阻まれ行止まりとなるので、、
再び一旦車道に戻って迂回し、一本先でまた暗渠道に戻りますが、
上の写真の地点の延長線上で川上方向を振り返ってみると、
うん、少し低くなっていて何となく暗渠的佇まいが残っています。
さて、進行方向の下流方面です。
車止め、マンホール、両側がの地面が高くなっている等々、
「暗渠です。宜しくお願いします」と名刺を出されて自己紹介を
受けたのと同じくらい(?)、間違いなく暗渠道ですね。
その先に続く暗渠道はマンホール有り左右高低差ありの王道
パターンが続きます。
なんかバイクがカッコいいですね。
時折、護岸の名残かな?というものも散見されます。
左右とも、道路の高さよりも高いところに建物が立っている地形が
続きます。
比較的新しい家やマンションでも、初台川に対しては裏側を
向けていることが多いですね。
更に進んで行くと、右手がスーパーの裏手になっている前後辺りで
かなり確実に川だった時代の護岸の遺構らしきものが頻出。
比較的最近のきれいなコンクリではなく、昔の砂利交じりのコンクリが
見えると、かなり昭和の護岸である可能性が高いのではないか?と
思います。
ざっと見た感じ、実際の水面が私の歩いている路面より更に
1~2Mほど低かったという感じでしょうか(適当)。
スーパーの先、四辻の様になっている地点には初台川に
架かっていた初台橋がそのままの姿を残しています。
やー、これはたいへん貴重ですね。欄干の下にあるラベル?には
「昭和三十四年九月竣工」と書かれています。
橋の横に立って右(南)を見ても、、
左(北)を見ても、、
見事に両側上り坂の、谷間地形を初台川が走っています。
上の方に掲載したカシミール3Dの立体地図を見ても、やはり
初台川が土地を削ってできた谷間がクッキリと見えます。
橋の先も暗渠らしい道が続きますが、ビルの谷間の向こうには
車通りの激しい山手通りが見えています。
ここでもバイクが何かカッコいい!
この先山手通りで初台川に絡むちょっとした寄り道をして、後半の
歩きに入るのですがここまでを1/2とし、続きは2/2でご紹介します。
つづく