1月20日は大寒。
一年で一番寒さが厳しい時期。
この数日はちょっと寒さは和らいでキーンとくるような冷え込みはましになったとはいえ、やっぱり寒い。
寒いのは苦手なんですよね。
ほんとうはどこへも出掛けずに、冬眠していたい。基本出不精だし、インドア派だから、3ヶ月くらいは表へ出なくても誰とも会わなくても全然平気なのだ。好きな音楽聴いて、本を読んで、気が向いたら料理でも作って、酒飲んで、映画でも観て。あぁ、仕事なんてめんどくさい・・・と(笑)。
そんな苦手な冬にシアワセを感じるもの。
ひとつはあったかいお風呂。
もうひとつはあったかいおふとん。
熱ぅーいお湯をたっぷりためた湯船に浸かってうぇーいとか言いながら放心するシアワセ。
それからぬくぬくのおふとんにくるまってごろごろするシアワセ。
これは冬ならではでこそです。
おふとんの中に、大好きなひとがいっしょだったりしたら、もう言うことないんだけれど(笑)。
お風呂やおふとんを発明した人は偉いよなぁ。
おそらく数百年前までは、貴族や王様でもこんな至福は味わっていなかったんじゃないかと。現代に生まれてよかったよ。
さてさて、音楽の話を。
温もりを感じたい季節の、温かい音楽といえばソウルだ。
それもとびっきりスイートでホットでセクシーなものを。
ってことで、大寒の一枚はアル・グリーン師です。
もたったリズム、キュートなギター、もこもことうねるベース、そしてハートウォーミーかつセクシーなヴォーカル。
あったかい。
このセクシーさは明らかに狙ってる。白で固めたジャケットからして狙ってる。その狙いにまんまとはまる心地よさといったら。
I'm Still In Love With You、Love and Happiness、Look What You Done For Me、For the Goodtimesといった代表曲から、I'm Glad You're Mine、What A Wonderful Thing Love Is、Simply Beautifulといった隠れ名曲、それにロイ・オービソンのOh, Pretty Womanのカバー、と捨て曲なしの最強ラインナップ。
あったかいお風呂にのんびり浸かったときみたいに、ほんのりとのぼせて、血行促進、健康にもたいへんよろしい感じ。
まさに冬の至福。
それにしても、実際、お風呂とおふとんとソウル・ミュージックは最強です。
あったまって、心を解放してあげたら、たいがいの争いごとはどーでもよくなる。
それは世界平和への第一歩ですらあると思うのです。