覚醒にもいくつかの次元があるのですが、
今日はその第一段階についてお話しましょう。
まず第一段階の覚醒の意味(次元・レベル)として、
「起きていることに気づいている」ということがあります。
残念ながら、多くの人は起きていることに気づいていません。
なぜなら何も見ていないに等しいからです。
多くの人は起きていることではなく、
ご自分の頭の中にあるストーリーやテンプレートのようなもの、
あるいは自分の概念などを見ています。
起きていることを見るのではなく、
あなたの中にあるストーリーや概念やテンプレートの当てはめて、
自分にわかりやすいように、あるいは自分が納得できるように
書き換えていると言えばわかりやすいでしょうか?
これは起きていることの真実が見えづらい状態、
つまり起きていることに気づいていないと言っていいでしょう。
また文字通り、起きていることを全く見ていないことも多く、
それはあなたがたが常に自分の思考や感情の中に埋没しているからです。
頭の中で四六時中、ぐるぐる回っている考えに囚われて、
気づけば何時間も経っていたということはありませんか?
その何時間かの間に、
あなたには美しい風景に出会うチャンスもあったかもしれないし、
楽しい音楽が聴けたかもしれないし、
あなたの友達はあなたに大事な話をしていたのかもしれません。
でもあなたはいつも頭の中がぐるぐるしているせいで、
これらの素晴らしいことや大切なことを逃してしまっています。
これは「今」を生きていない状態であり、
起きていることに気づいていない状態です。
そしてもう一つ。
「起きていることに気づいている」というのは
「起きていることの真の意味を理解している」
ということでもあります。
あなたが今日ある人に出会ったとして、
その人に出会ったことの真の意味は何でしょう?
あなたはその人から何を受け取りましたか?
逆にあなたはその人に何をお渡ししたでしょうか?
「誰かに出会う」というのは、日常的に起こることですが、
そのひとつひとつに意味があります。
そのことをいつも意識していますか?
これはあなたが今日体験した出来事に関しても同じです。
今日のあなたの体験にはどんな意味がありましたか?
あなたはなぜそれを体験したのでしょうか?
あなたの魂にとって、あるいはあなたの体や心にとって、
そのことはどんなギフトになりましたか?
目覚めているというのは、
このように一つ一つの出来事に対して、
意識的であるということです。
ですから例えばインドに行って修行するとか、
そういうことをしなくても
日常に目覚めの機会というのはたくさんあるのです。
まずは日常のひとつひとつのことに意識的でいてください。
続きはまたお話します。
ー女神ハトホル
富士山とレムリアと縄文についてお話させて頂きました。
★ゆほびか様に「頼れるヒーリングサロン」として掲載頂きました。
(2022年1月号)