先日、インナーチャイルドの癒しのためのセッションを受けて下さっているクライアントさまがこんなことを仰っていました。
「結局、呪いにかかっていただけだったんだなーと思いました。
そして、きっとみんなも呪いにかかっているのだと思います。
そう思ったら、人間不信が軽くなりました」
呪いという表現が素晴らしい。本当に、そうだなと思います。
私たちは直接的な言葉はもちろん、視線や態度で様々な呪いにかけられます。
「自分の思ったことを言ってはいけないんだな」
「のびのび振舞うのはダメなんだな」
「私の好きなことに興味を持ってはいけないんだな」
「私の都合や気持ちより親（または周りの大人）の都合を優先させなくてはいけないんだな」
「自分を犠牲にしてでも家族を助けなくちゃ」というような周りからかけられる呪い。
そして
「私には価値がないんだ」
「私はダメな子なんだ」
「どうせ捨てられる」
「私は愛されない」
「人のことを信用してはいけないんだ」
「世界は危険なところなんだ」
といったような自分で自分にかけてしまう呪い。
お化けとかにかけられる呪いより、こっちの方がよっぽど怖い。
そんな数々の呪いが私たちを生きづらくしますが、
呪いに気づけば、その呪いを解くのはそんなに難しくありません。
そして自分が呪いにかかっていたということに気づけたからこそ、
「きっと他の人もそうなんだね。
人に辛く当たったり、嫌な奴になってしまうのは、
きっとその人も呪いにかかっているからなんだね」という気づきが生まれます。
もちろん呪いにかかっているからといって、
人につらく当たって良いということにはならないのですが、
「この人も呪いにかかっているのね」と思うことで、
無駄に腹を立てたり、怖がったりすることなく、
シンパシーを感じつつも、適切な距離をとったり、
影響を受けないような対策をとることができますよね。
そして自分の呪いが解けると、自分の周りにそういう人が寄ってこなくなるということも良くあること。
あなたにかけられている（または自分で自分にかけている）呪いは何ですか？
それを解く準備は出来ていますか？
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