いつもありがとうございます。

 

要支援の利用者さんが

県外に引っ越すことに

なりました。

 

とてもお元気な方で、

何年も要支援1と2を

行き来されていました。

 

わたしが引き継いだのは、

去年の6月頃でした。

 

1年くらいのお付き合い

だったので、それほど長くは

ありませんでした。

 

ただ、今年の2月に状態が

変わり、頻繁に関わるように

なりました。

 

認知症等なく自立されて

いたので、娘さんと連絡を

取り合うこともありません

でした。

 

状態が変わってからは、

頻繁に連絡を取り合う

ようになりました。

 

始まりは小さな出来事です。

 

何十年もほぼ毎日

プールに通っていました。

 

20年かもっと長いかも

しれません。

 

足に小さな傷があった

ようで、そこに膿が溜まった

ということです。

 

それが痛くて歩くのもしんどい

状態になり、病院に行って

膿を出してもらうということを

されていました。

 

しばらく治療が続きましたが、

その間プールに行けなく

なりました。

 

大腿骨にプレートかボルトが

入っており、その痛みと足先の

痛み、腰の痛みが、ひどく

なってきました。

 

少し動かなくなると、ガタガタっと

崩れてしまいます。

 

そうは言っても、まだご自分で

歩けます。

 

ダメージは、身体以上に心に

きました。

 

自殺企図まではいきません

でしたが、希死念慮が

出てきました。

 

プールに行けなくなってから、

訪問看護のリハビリを

利用していました。

 

今後看護も必要なるかなと

思い、訪問リハではなく、

訪問看護にお願いして

いました。

 

心療内科に行かれると

聞いたため、訪問看護の

事業所さんに精神科訪問看護

で行っていただくように依頼

しました。

 

要支援1の方でヘルパーを

利用していたため、リハビリの

介入は週1回、月4回まで

でした。

 

単位的にです。

 

精神科訪問看護に切り替わる

ことで、医療保険からの介入が

できるため、介護保険の単位数に

縛られず利用ができます。

 

精神科訪問看護になることで、

理学療法士は入れなくなります

が、作業療法士の介入は

大丈夫ということでした。

 

理学療法士によるリハビリも

大切ですが、それ以上に心の

ケアが重要と考えました。

 

もちろん、ご本人、娘さん、

訪問看護事業所と

相談した上でです。

 

頻回に入るようになり、

娘さんも安心されて

いました。

 

ご本人も看護師さんが来る

ことを楽しみにされて

いました。

 

高齢者さんの生活はジェンガの

ようなイメージがあります。

 

高齢者さんに限ったことでは

ありませんけどね。

 

積み上げるのは、慎重に、

ゆっくりゆっくりです。

 

崩れる時は一瞬です。

 

ガタガタっと、今までの

生活が一変します。

 

先日もガン末期の利用者さんが

緊急搬送で入院されましたが、

数日前にお会いしたときは

お元気だったのです。

 

顔色もよく「顔色良いですね」

とお話ししたばかりでした。

 

奥様も「そうでしょ。顔色よく

なって、元気になってきたんです」

とおっしゃっていました。

 

その数日後に大量に嘔吐され、

現在、入院されています。

 

まだ動いていない利用者さんも

いますが、担当件数が47人に

なりました。

 

要支援の方が多いので、件数で

言えば、もっと少ないですが、

人数的には47人です。

 

安心できる方は1人もいません。

 

何かの拍子にガタガタっと

崩れることもあるのです。

 

それは私たちにも言えること

ですけどね。

 

高齢になれば、そのリスクが

高くなるということです。

 

「この人は安定しているから

大丈夫」と油断せず、

緊張感を持って関わって

いこうと思います。

 

今日は別の話題があったの

ですが、長くなってしまったので

ここまでにします。

 

あまり長すぎて、勉強の邪魔に

なってしまってはいけませんからね。

 

「長すぎる」とクレームが来る

こともありますから。

 

(笑)。

 

ちょっとした息抜きに読んで

いただければ幸いです。

 

最後までお付き合いいただき、

ありがとうございました。

 

光の指針

 

~ひとのために生きる人生~

 

「自分のためだけに

生きる人生に

挫折がありえても

ひとのために生きる

人生には

永遠に挫折などありえない」