いつもありがとうございます。

 

今日も色々な事件がありました。

 

昨日と同じ冒頭ですいません。

 

(笑)。

 

本当に事件がよく起きます。

 

午前中、看護師さんから連絡が

ありました。

 

「訪問したら鍵は開いているのに、

本人はいませんでした。

 

どこか出掛けるとか聞いて

いますか?」という内容です。

 

1人暮らしの方で、認知症は、

軽度から中度の方です。

 

軽度ではありませんが、なんとか

1人暮らしができています。

 

とは言え、毎日ヘルパーさんが

訪問してくださっています。

 

看護師さんも週2回訪問して

くださっています。

 

それがなければ、なかなか

1人暮らしは難しいかな

と思います。

 

行方不明になったことはないの

ですが、1度バスに乗ってお米を

すりに行かれたことがあります。

 

朝は家の周りを散歩している

こともあるようです。

 

昼過ぎ頃にヘルパーさんが

訪問予定になっていたため、

様子を見ることにしました。

 

家にいないという報告のたびに、

訪問するわけにもいきません。

 

とは言え、やはり心配です。

 

ちょうど、近くを訪問予定だった

ため、訪問を終えたあとに

ご自宅に伺いました。

 

ヘルパーさんが、時間を早めて

来てくれていました。

 

「いま、ご飯食べてますよ」と教えて

くださり、ホッとしました。

 

ご本人は、ニコニコと

ご飯を召し上がって

います。

 

ついつい「おじいちゃん、心配して

しまいました」と声をかけて

しまいました。

 

耳が遠い方なので、「はあ?」と

おっしゃり、ニコニコご飯を

食べていました。

 

(笑)。

 

ヘルパーさんが着いたとき、

屋上にいたそうです。

 

ご本人に聞くと、ベランダの

花木に水をやっていた

ということでした。

 

短期記憶が怪しいので、真偽は

不明ですが、少なくとも

ヘルパーさんが行ってくれた

ときには屋上で休んでいた

ようです。

 

看護師さんに、事の顛末を

報告しました。

 

「私が行ったときは、鍵がしまって

いたので外にいたのかも

しれませんね」と言われました。

 

「んっ。

 

さっき鍵は開いていたと

言っていなかったっけ?」

 

と思いましたが、口には

出しませんでした。

 

結果的にご本人が、いたわけなので、

追及しても仕方ありません。

 

私の聞き間違いかもしれません。

 

疑うべきはまず自分です。

 

1人暮らしの方は、常にリスクが

付きまといます。

 

認知症でなくても、様々なリスクが

あります。

 

認知症であれば、さらに多くの

リスクが考えられます。

 

「事前にリスクヘッジを」と考えるのが

一般的とは思います。

 

1人暮らしの方は、担当している

利用者さんの半数を占めます。

 

さらにその内の半分以上が

身寄りのない方です。

 

その全ての人のリスクヘッジを

するのは、なかなか難しい

ところがあります。

 

リスクをあげたらキリが

ありません。

 

リスクヘッジを突き詰めていけば、

最終的には「いずれは施設に」と

なるでしょう。

 

ご本人が施設や老人ホームへ入ること

を希望しているのなら

それは良いのです。

 

多くの方は「このままが良い」

「1人が良い」「家が良い」

とおっしゃります。

 

元気な内は、まだ生活が成り立つの

ですが、段々と難しくなって

いきます。

 

いますでに「綱渡り」で生活されている

方が多くいます。

 

後見制度等、何らかの支援に繋げる

必要がある方も多くいます。

 

施設入所、後見制度の利用、誰が判断

するかです。

 

ご本人が判断できれば一番良いわけ

ですが、どこまで自分の現状が理解

できていて、将来のリスクについて

理解できていて判断しているかは

分かりません。

 

また、客観的な事実として、

必要な方もいます。

 

「本人の意向を尊重」だけでは済まない

こともあります。

 

最終的には、多職種で話し合いを

持ち、誰かが判断する必要が

あるでしょう。

 

老人ホーム等を嫌がっていても、

いざ入ってみたら、とても良かった

というケースも珍しくありません。

 

自宅で暮らすことが、一番の幸福

ということでもないでしょう。

 

結果としてはそうなのですが、

「判断」ということが難しいなと

感じます。

 

多職種で話をしても、結局、最後は

誰かが決断する必要があります。

 

ケアマネがその決断をすることも

珍しくありません。

 

難しいところではありますが、

私心を捨てて、本当にその方の

ために決断したことなら、

そう大きな間違いは

起きないでしょう。

 

決断を迫られることが増えてきて

いますが、真摯に向き合って

必要であれば決断して

いきたいと思います。

 

独善的にならないように、私心なく、

その方の幸福を願って決断をして

参ります。

 

最後までお付き合いいただき、

ありがとうございました。

 

光の指針

 

~決断力の源泉~

 

「決断力の源泉にあるものは、

多くの人々への愛です。

 

そのためには、みずからにとって

不利な決断もしなければ

いけないことがあります。

 

それは、間違った行動をしたと

思ったとき、間違った判断を

したと思ったときには、それを

さらりと認めてしまうという

ことです。」