いつもありがとうございます。

 

最近依頼を受けた利用者さんで、

要支援2の方がいます。

 

入院と手術が必要な状況にも関わら

ず、受け入れ先の病院が見つからない

という方です。

 

まだまだ関わりが薄く、謎だらけで、

どう支援していけば良いのか、

いまだに手探りです。

 

電話で2回ほどお話をしたことが

あります。

 

お会いしたのは、今日で2回目です。

 

電話で2回お話ししたので、私として

は、すっかり打ち解けた気でいまし

た。

 

座って話されていたので、視線を

合わしてお話ししようと思い、

ご本人の目の前に置いてある

車椅子の背もたれに手をかけて

話をしようとしました。

 

あの状況を文字で伝えるのは

難しいですね。

 

(笑)。

 

「背もたれに肘を乗せて話さないで。

態度悪いぞ」とおっしゃりました。

 

もう少しキツめの言い方だったので、

ムッとしてしまい「視線を合わせよう

と思って姿勢を低くしたんです」と、

こちらも、もう少しキツめの言い方で

言い返しました。

 

言い返してすぐに「おっしゃる通り」と

心の中で思いました。

 

たしかに態度が悪かったなと。

 

その場ですぐに謝罪できたら良かった

のですが、まだまだ人間ができて

おらず謝罪ができませんでした。

 

心の中で謝罪しました。

 

「油断というのは怖いな」と思います。

 

普段なら、視線を下げるためとはい

え、車椅子に肘をかけて話すような

ことはありません。

 

「荒い人」「暴言を吐く人」「理不尽な

要求をする人」という先入観で、

「丁寧にする必要はない」という

気の緩みがあったように思います。

 

もちろん、表面的には「丁寧にする

必要はない」とは思っていません。

 

どんな人にも丁寧に接するという

信条を持っていますから。

 

ただ、実際の自分の態度を見た時に、

「丁寧にする必要はない」と、心の

どこかで思っているのだろうと

感じました。

 

それを自覚すると、たしかに「この人

に丁寧する必要はない」という思いが

存在していました。

 

人間関係は真剣勝負です。

 

一瞬の気の緩みで、関係は崩壊しま

す。

 

今日はとても勉強になり、気の引き締

まる思いでした。

 

様々な病院から「ノー」が出ており、

ヘルパーさんも定着していません。

 

顔は険しく、口調は荒く、キツい。

 

そういう情報から、その人の扱いを

決めてしまっていたのだろうと

思います。

 

言い方はキツいですし、暴言と言えば

暴言のなのですが、必ずしも理不尽

ではなく、筋が通っています。

 

「おっしゃる通り」という内容ばかり

です。

 

「おっしゃる通り」という内容だから

こそ、ご本人は強く訴えるのでしょ

う。

 

ただ、相手も人間ですから、筋が通っ

ていたとしても、そんな言い方を

されたら嫌だろうなとも思います。

 

いくら正論でも、自分が利用者で

あっても、言い方や態度というのは

大事だろうと思います。

 

これはお互いにです。

 

わたしも態度が良くなかった。

 

これは改める必要があると思います。

 

言い方も、もっと違う言い方が

あっただろうと思います。

 

支援者側には支援者側の反省があり、

支援を受ける側には、受ける側の

反省があります。

 

どちらが偉いとか、どちらが優位とい

うものもありませんから。

 

その方としばらく話していると、

暴言を吐いているつもりも、

キツい言い方をしているつもりも

ないのだろうと思ってきました。

 

ご本人も「険しい顔しているように

見えるけど、一生懸命伝えようと

思っているだけ」とおっしゃって

いました。

 

「怒っているわけではないんですね」

とうかがうと、「元々、こういう

喋り方で、一生懸命伝えようと

しているだけだ」とおっしゃって

いました。

 

キツい言い方、険しい表情を、

この方のキャラクターと捉え、

受け入れてくださるヘルパーさんや

リハビリの専門職を探す必要が

あるなと感じました。

 

正直に「こういう人です。それでも

受けてくれますか」と探した方が、

良いだろうと思います。

 

変に誤魔化しても、結局、すぐに

辞めてしまうだろうと思います。

 

ただ、それ以上に、手術を受けて

入院することと、居住環境を変える

ことが第一優先なのですけどね。

 

支援が落ち着くまで、まだまだ、

道のりは長そうです。

 

再度気を引き締めて、誰に対しても

丁寧に、誠実に対応していくことを

改めて誓いました。

 

また何か進展があれば、

ご報告致します。

 

最後までお付き合いいただき、

ありがとうございました。

 

光の指針

 

~自分を変えようとする努力~

 

「まず自分自身の考え方を変え、『自

分がやれることは何なのか』という

ことを考えることは大事です。」