いつもありがとうございます。

 

退院支援は難しい。

 

と、感じています。

 

退院支援の経験があまりないから

こそ、感じる難しさなのかも

しれません。

 

帰って生活してみないと分からない。

 

これが、実際です。

 

帰ってみないと分からないので、

しばらく生活してみましょう。

 

そのように様子を見れる方はそれでも

良いでしょう。

 

そうではないことが、ほとんどです。

 

帰ってスムーズに生活ができるように

整えておく必要があります。

 

心配性になって、あれもこれもとなる

のも困りますが、分からないからとり

あえず何もしないというのも困りま

す。

 

退院直後は不安定なので、落ち着くま

では、少し多めにサービスを利用して

も良いかもしれません。

 

退院直後でどうなるか分からないの

で、とりあえず定期巡回をお願いした

こともあります。

 

すぐに元の生活に戻られて、1ヶ月も

経たずに、ニーズが変わり定期巡回が

必要でなくなりました。

 

頼んだ方としては、1ヶ月でごめんな

さいという気持ちがあるのですが「退

院支援で短期間だけ入ることもあるの

で大丈夫ですよ」と言っていただきま

した。

 

とてもありがたかったです。

 

利用者本位の考え方で言えば、当たり

前なのかもしれませんが、どうしても

事業者さんのことも考えてしまいま

す。

 

win-winの関係を考えなければ、長い

関係は築けません。

 

事業者が損するような考えは、事業者

が存続できなくなり、回り回って、

利用者さんに返ってきます。

 

今回の法改正で、やめていった

事業所さんもあります。

 

ご家族の支援もそうです。

 

わたしはご家族の立場に立ってしまう

傾向があります。

 

自分自身が10年間、家族介護をして

いたからかもしれません。

 

もちろんそれだけではなく、利用者

さんのことを考えているから

ということもあります。

 

利用者さんを支えているご家族に負担

がかかり過ぎ、介護ができなくなって

しまったらどうなるか。

 

あるいは、ご家族が要介護状態に

なったらどうなるか。

 

それこそ、利用者さんにとっての不幸

だと思うのです。

 

利用者本位に立ちすぎた結果、最終的

に利用者さんが困った状況に置かれる

こともあります。

 

誰にとってもwinである状況を作って

いくことは簡単なことではありませ

ん。

 

ただ、それを考え、実行していくこと

が、制度持続の可能性に繋がると思う

のです。

 

元気になったら喜ばれる。

 

元気にしようと頑張る。

 

それが本来の姿です。

 

元気になって利用しなくなると売り上

げ落ちる。

 

元気になって介護度が落ちると報酬が

減る。

 

矛盾を抱えた制度ではありますが、

誰もがwin-winになるにはどうしたら

良いかを常に考え続けたいものだな

と思います。

 

何か考えるきっかけになれば

幸いです。

 

最後までお付き合いいただき、

ありがとうございました。

 

光の指針

 

~考え方の間違い~

 

「普通の人間は、『与えたら損をす

る。

もらったら得をする』と、すぐに思っ

てしまうのです。

 

その考え方が根本的に間違っているの

です。」