いつもありがとうございます。

 

美しく、強く、そしてしなやかな

日本刀を作るためには、熱したり、

叩いたり、冷ましたり、という

過程を何度も何度も繰り返す

と言います。

 

私たち人間も強く、しなやかになる

ためには、熱い試練も必要でしょう。

 

色々と叩かれることも必要でしょう。

 

冷たい試練も必要でしょう。

 

何かを始めよと思ったときには、

必ずと言って良いほど試しが

きます。

 

「ここで引き返しますか?

 

それでもやりますか?」。

 

こんなささやきが聞こえてくるよう

です。

 

これは代償の法則でもあるのです。

 

何かを手に入れようと思えば、

何か代償が必要になります。

 

何も失うことなく何かを手にすること

はできないのです。

 

嘘か真か分かりませんが、サルを生捕

りする方法を聞いたことがあります。

 

ツボや木の幹に猿のこぶしよりも

小さい穴を開け、その中に餌を

入れておくのだそうです。

 

猿が穴の中に手を入れ、餌を掴む。

 

入れる時は手を開いて、隙間に入れ

る。

 

餌を掴んだら、こぶしよりも小さい

穴のため抜けなくなる。

 

餌を諦めて手を開けば、手を抜けるの

で、逃げることができます。

 

餌を諦めきれずに、餌を握ったまま

キーキーと叫んでいるうちに、

生捕りにされてしまうという

ことです。

 

この生捕りの方法が嘘か真かは、

大した問題ではありません。

 

ここから教訓を学ばなければならない

のです。

 

猿は餌と引き換えに自由を失ったの

です。

 

自由を得るためには、餌を離さなけれ

ばならないのです。

 

何かを得るためには、何か代償が

必要になる。

 

成長のためには、試練という代償を

払う必要がある。

 

自由を得るためには、執着を手放す

必要がある。

 

代償を払わずに、何かを得ることは

できません。

 

ご自身のことに当てはめて考えて

みると、色々な発見があるかも

しれませんね。

 

最後までお付き合いいただき、

ありがとうございました。

 

光の指針

 

~砂鉄変じて、鋼となす~

 

「砂鉄変じて、鋼となすためには、

厳しい火の試練も、

厳しい水の試練も、

厳しい槌の試練も与えよう。

 

しかして、強くなれ。

 

しかして、無限に鍛えられてゆけ。

 

しかして、無限に美しく、

しかして、無限に善きものとなれ。」