いつもありがとうございます。

 

今日は暖かいを通り越して

暑いですね。

 

気づいたものを気がつかないフリを

すれば忙しくはない。

 

気づいたものに対応しようとすると

忙しくなる。

 

興味を持たなければ忙しくない。

 

興味を持つと忙しくなる。

 

見て見ぬふりをしたいところですが、

見て見ぬふりができないことも

あります。

 

色々提案すればするほど、自分の首を

絞めていきます。

 

相変わらずなんのことか分からない

冒頭ですが、ピンとくる方もいる

でしょうね。

 

興味を持たなければ、何も提案しなけ

れば、こんなに忙しくはならない

だろうと思います。

 

良かれと思って「こうすると良いです

よ、ああすると良いですよ」と提案す

ると結局自分の仕事が増えていきま

す。

 

仕事を減らしたければ、あまり興味を

持たず、何も提案しないのが一番で

す。

 

ただ、関わる中で興味を持たないこと

はできません。

 

どうしてもその方への興味が

出てきます。

 

興味が出て来れば「このままで良いの

だろうか」「もっとこういう支援が

必要ではないだろうか」と色々と

考えることになります。

 

それを調整するのは、結局自分です

から、自分の仕事が増えることに

なるのですよね。

 

手厚い支援が良い支援という暗黙の

ルールから抜け出せません。

 

自分自身も無意識に、手厚い支援を

することを考えてしまいます。

 

どうすれば利用者さんの負担が

減らせるか。

 

どうすれば在宅で安心して安全に

生活していただけるか。

 

そのように考えていると、過保護な

支援になっていきます。

 

過剰な支援は、時に利用者さんの

自立を妨げることになります。

 

介護保険の理念は尊厳の保持と

自立支援です。

 

別の見方をすると自立を支援する

から尊厳が守られるという見方も

できます。

 

自分のことは自分でやる。

 

当たり前に思えますが、それが当たり

前ではなくなってきているのが、

要支援者・要介護者という

認定を受けている人です。

 

「自分はこんなこともできなくなった

のか情けない」。

 

こんな言葉を耳にすることが

あります。

 

できていたことができなくなっていく

現実を見るのは辛いものです。

 

「年齢を重ねていけば、多かれ少なか

れできないことも出てきます。

 

今まで頑張って来られたのですから、

少しくらい甘えても良いではない

ですか」。

 

このように励ます方もいるのでは

ないかなと思います。

 

わたしもそういう言葉で励ますことが

あります。

 

できないことを支援するのも優しさ

です。

 

できないことをできる限り自分で

できるように支援することも

優しさであると思います。

 

ヘルパーさんは限られた時間の中で

支援を行います。

 

一緒にやるよりも、代わりにやった

方が早いことも多々あるでしょう。

 

「座っててもらって良いですよ。

 

やっておきますから」。

 

優しさから出る言葉です。

 

それが時に自立を妨げ、尊厳を傷つけ

ることにも繋がります。

 

このバランスは難しいですね。

 

過剰になりすぎない、過保護になりす

ぎない、分相応の関わりをするという

視点は大切にしたいところだなと

思います。

 

これは医療も同じです。

 

血圧が上がったら薬を出す。

 

眠れないと言ったら薬を出す。

 

精神的に不安定と言ったら薬を出す。

 

医療は聖域とされ、なかなかメスが

入らないのが現状です。

 

本当に薬が必要なのか。

 

本当に治療が必要なのか。

 

本当に介入が必要なのか。

 

見極めていく必要がありますね。

 

利用者さんの言われるがままに動くと

過剰になることがあります。

 

「ヘルパーさんに来てほしいと言って

いるのだから手配してあげれば良い

じゃないか」というのが一般的な

考え方もしれません。

 

ただ、時には厳しく「あなたには、

まだヘルパーは必要ありません」と

伝えなければならない場面もあると

思うのです。

 

「高齢だから」という理由で訪問看護の

利用を提言されたことがあります。

 

状態が落ちてきているからという

理由もありますが。

 

皆んなにヘルパーが必要なわけでは

ない。

 

皆んなに訪問看護が必要なわけでは

ない。

 

毎日誰かが行けば安心です。

 

日本中の高齢者さんにそのようなこと

ができるかと言えば難しいでしょう。

 

すくなくとも公的なサービスには

限界があります。

 

必要な人に必要なサービスが行き届く

ようにするのと同時に、必要でない

人のサービスを削っていくことも

重要なことではないかと思うのです。

 

あの人は冷たい、厳しい、思いやりが

ないと言われようとも、やるべき

ことはやる必要があります。

 

誰よりもその方のことを知り、誰より

もその方の幸福について考え抜き、

出した答えならばある程度自信を

持って良いのではないかなと

思います。

 

ご本人さんの思いを大切にすることは

もちろんですが「本当はどうしたいの

か」「本当はどうしてほしいのか」「自分

はどんな状態になりたいのか」という

ことは、案外自分では分からないもの

です。

 

これは私たちも同じですね。

 

言われるがままに支援することが、

その方の幸福につながるとは

限らない。

 

そんな視点も持ちながら、たくさんの

人に関わっていきたいですね。

 

最後までお付き合いいただき、

ありがとうございました。

 

光の指針

 

~幸福を選択する~

 

「毎朝、起きたときに、『自分が、幸

福な一日を送るか』ということを、自

分自身で決められるのです。

 

これを自覚しなければなりません。

 

その一日を幸福にするのも不幸にする

のも、他の人ではなく自分自身なので

す。」