いつもありがとうございます。

 

先日の東京合宿で「なぜケアマネに

なったのか」という質問が

ありました。

 

「じゃあK先生」と指名を受け「よーし

語るぞー」と喜び勇んでいたら、

「K先生は長いから、、、」と

飛ばされました。

 

(笑)。

 

そこで、今日は誰にも求められて

いませんが、ここで発散させて

いただこうと思います。

 

(笑)。

 

世間的なケアマネの評価は、決して

高いとは言えません。

 

「業務の割に給料が安い」「大変」

「忙しそう」というイメージが

先行してなり手が少ないのが

実際のところです。

 

そのような中で、ケアマネを目指す

人たちは、心配になるでしょう。

 

実際に研修に行っても、ケアマネとし

て実務に就くのは3割くらいとも

言われています。

 

「なぜ国家資格にならないんだ」と

ずっと言われていますが、いまだに

国家資格になる雰囲気もありません。

 

受験する側から言えば「本当に

目指す必要があるのだろうか」

と不安になるのも無理は

ありません。

 

実際にケアマネをしている人たちが、

なぜケアマネになったのか、なぜ

続けているのかと知ることは、

考える材料になるのかなと

思います。

 

私がケアマネになった理由は、参考に

ならないとは思いますが。

 

元々、資格というものが好きでは

ありません。

 

「なぜ資格によって自分を定義付け

られなければいけないんだ。

 

俺は俺だ」のような反抗精神が

ありました。

 

いまは若干、考え方が変わっている

ので取れるなら取っておいたほうが

良いだろうと思っています。

 

25歳の時に特養で働くようになって

初めて介護の業界に関わることに

なりました。

 

「次の会社が見つかるまでの繋ぎで

働こう」と思っていたわけですが、

気がついたら1年が経ち、2年が経

ち、3年が経ち、介護福祉士の資格を

取っていました。

 

「このまま介護職で」という気持ちは

なかったのですが「自分を救って

くれた介護業界に何か恩返しを

したい」という気持ちは芽生えて

いました。

 

特養にいたので、ケアマネの存在は

知っていましたが、何をしているか

ということは、正直なところピンと

来ていませんでした。

 

そのため「ケアマネになろう」という

気持ちもありませんでした。

 

そこから色々あって講師育成プログラ

ムに入りました。

 

2016年に参加したのですが、

2017年が受験資格が得られる年

でした。

 

ケアマネをやろうとは思っていません

でしたが、講師になるのだから

取っておこうと思い取ることに

しました。

 

受験資格がないなら資格がなくても

良いかなという感じでしたが、

受験資格があるのに取らないという

のも何か違うなと思い受験する

ことにしました。

 

そして無事に合格しました。

 

特養でユニットリーダーをして、

勤務表を作っていました。

 

ただでさえ人手不足で月に2~3回の

休みしか入れていなかったので、

研修はとても行けそうにない

という状態でしたが。

 

ケアマネをやりたくて、どうしても

研修を受けなければならないと

なれば何とかしたのでしょうが。

 

研修が受けれない場合は延長ができる

となっていたので「来年受ければ

良いや」ということで、合格した年は

研修を受けませんでした。

 

翌年以降もなんだかんだと理由を

付けて、結局研修を受けないままに

なっていました。

 

余談ですが、ケアマネをやるかどうか

は置いておいて、合格した年に研修を

受けておくことをお勧めします。

 

5年も経ってから研修を受けた私が

言うのですから間違いありません。

 

一向にケアマネになった理由が出て

来ないわけですが、つまりは、

初めから目指していたわけではない

ということです。

 

2021年にさくら福祉カレッジで

居宅介護支援を立ち上げることに

なったのですが、私は研修を

受けていなかったため戦力外

でした。

 

そのため2022年の研修を

受けたのです

 

そしてさくら福祉カレッジでケアマネ

をやるかと思いきや、知り合いに

頼まれて別の会社のケアマネに

なるということになりました。

 

ケアマネになった理由はそんなところ

です。

 

参考にならなかったでしょう。

 

(笑)。

 

「利用者さんともっと関わりたい」とか

「支援を組み立ててより良い生活を

提供したい」とか「良いケアマネが

いなかったので自分がなろうと

思った」とか、生徒さんの方が、

素晴らしい理由をお持ちです。

 

生徒さん同士で、なぜ目指しているの

かと話し合う場があっても面白い

ですね。

 

ケアマネになってみてどうかという

ことなら多少はお話しできることも

あります。

 

ケアマネは確かに大変です。

 

ただ、大変ではない仕事はないと

思うのです。

 

特養で介護士をしていた時も

大変でした。

 

ケアマネも大変です。

 

きっとヘルパーさんも大変

でしょうし、看護師さん

だって大変です。

 

ケアマネだけ特別に大変ということ

ではないのかなと思います。

 

他の人が大変と思うことでも、

人によっては全然大変と

思わないということも

あるでしょう。

 

何を大変と思うかは人それぞれです。

 

記録が大変と思う方もいるでしょう。

 

私は記録は何も苦ではありません。

 

自分の使っているソフトでは文字数が

オーバーすることもあるほどです。

 

まあ、このコラムを読んでいたら、

予想はつくでしょうが。

 

話を聞くのも、話すのも、大変では

ありません。

 

人と人を繋いでいったり、間に入った

りするのも苦ではありません。

 

期限内にやるということが苦です。

 

いつまでにこれをしなさいと言われる

と反骨精神のトリガーが入って

しまうのです。

 

お子ちゃまですね。

 

ケアマネは必要な仕事ですかと

問われたら、迷いなく「イエス」と

答えます。

 

介護保険の枠の中で考えると、

色々な問題がありますし、

待遇に関しても納得できる

ものではありません。

 

ただ、なくなってはならない役割だと

感じています。

 

色々なところから電話がきたり、

駆け回ったりしているケアマネを

見ると、尊敬の思いが湧いて

きます。

 

調整のことや家族問題、身寄りがない

方の支援、生活保護の方の支援、

難しいケースはたくさんあります。

 

一体どこまでがケアマネの業務なんだ

と疑問に思うこともあります。

 

そういう疑問を感じながらも、利用者

さんのために走り回っているケアマネ

がたくさんいるのです。

 

ケアマネ次第で、今後の人生が変わっ

てくるといっても過言ではありませ

ん。

 

とてもやりがいのある仕事だと思い

ますよ。

 

どんな仕事にも適性はあるとは思い

ますが、適性よりも熱意が重要

です。

 

熱意があり、興味があるのであれば、

やってみたら良いと思います。

 

ケアマネがもっともっと発展できる

道、介護報酬に依存しない道を

開拓していきます。

 

ケアマネが尊敬され、ケアマネに

なりたいという人が増えるように、

微力ながら貢献させていただきたいと

思います。

 

質問の答えにはなっていませんが、

今日は以上です。

 

最後までお付き合いいただき、

ありがとうございました。

 

光の指針

 

~存在の愛となる~

 

「『存在の愛』は、小さな意味におい

ては、いろいろな人の心のなかに宿り

うる考え方でもあります。

 

それぞれの人が、小さな社会におい

て、小さな家庭において、存在の愛と

なることは可能なのです。」