こんにちは。
心理カウンセリングのブレインブルーム、梶山佳世です。
東日本大震災から12年が経ちました。
今朝、NHKの「ドキュメント72時間」を見て、たくさんの人がさまざまな思いを抱えて、この12年を過ごして来たのだなぁと感慨深かったです。
番組は、被災地にある花屋さんがインタビュー場所でした。
昨年の3月10日、11日、12日に店を訪れたお客さんが、花を買いに来た理由を話します。
震災で近しい人を亡くし、お供えのお花を買い求める人、卒業を祝う人、花好きの人、お客さんはいろいろです。
私自身はあの震災で何かあったわけではないけれど、その5カ月前に母を亡くしていて、母の死と震災がなんだかセットになって思い起こされるのです。
母は、2021年の10月14日、早朝、寝ているときに心臓が止まり、朝になっても起きて来ませんでした。
私は疲れて寝ているのかなと思って、仕事に行きました。
別の部屋で寝ていた父も、同じように思って、出かけました。
私は1週間前くらいにボスに解雇されていて、締め日までの勤務となっていました。
昼ご飯を食べた後、事務所に戻ると、ケータイが鳴りました。
着信は、叔母。
不穏な予感。
叔母は泣きながら、母の死を伝えてくれました。
前日まで、普通に元気だったのに!
夜には天ぷらを揚げてくれ、庭のいちじくが豊作なので、兵庫にいる孫たちに送ってあげようと、せっせとジャムを作っていました。
その母がこの世から、いなくなった?
この感覚は震災で突然家族を失った方々と通ずるものがあると思います。
それから私は、母の死の意味を探し始めました。
荒れた時も、泣いた時も、怒った時も、父が受け止め、見守ってくれました。
やがて私は、フラクタル心理学にであいます。
直感的に、この学びで、母の死の意味がわかるのではないか、と感じました。
探し求めた母の死の意味は、上級コースを修了し、さらに上の最終講義を終えた数年後、じわりじわりとわかってきました。
人は死にます。
当たり前だけど。
大事なのは、死の意味よりも、ふだんから悔いを残さないように親孝行しておくこと。
大切な人を、大切に扱うこと。
私は母に、たいした親孝行はできなかったけど、今、母が生きていたら喜ぶような生き方をしていこうって思ってる。
亡くなった方々の魂は、今ある人の心に生きています。
魂とともに、私たちは、前へ、すすむのです。
ではまた次回。
大好きな母と、私。私の顔が、息子とそっくり!