MMAPLANET
http://mmaplanet.jp/archives/1828830.html
──2014年WSOF最初のショーをマイアミで終たばかりです。そのような感想を持ちましたか。
セフォー 良い大会になることを願っていたけど、とても満足しているよ。
WSOFにとっても一番大きなイベントだったし。
第1回大会からこれまで、ずっと毎大会より良いイベントになるようチャレンジしてきた。
WSOF8に関して、私はジェシカ・アギラーについて色々と耳にしていたけど、実際に試合を見たことはなかった。
それでもフィニッシュする力があることは分かっていた。
ただ、あんなに早く試合を決めるとはね。
驚いたよ。
2,3Rは掛かると予想していた。
ジェシカ・アギラーは世界でトップの女子MMAファイターであると同時に、WSOF世界王者となったんだ。
そしてジャスティン・ゲイジーだけど、我々は彼のことを白いマイク・タイソンと呼んでいる。
ジャスティ・ゲイジーは凄いファイターだよ。
人間的にも凄く良いヤツだ。
ケージのなかではコンプリート・ファイターで、いつもファンの期待に応えている。
──今日、改めてWSOF JAPANの創設に関して、東京で記者会見を開きました。
セフォー 日本に戻ってきた理由は、日本が私にとって第2のホームだからだよ。
日本の人々を愛している。
私のファイターとしてのキャリアは、日本から始まった。
そんな日本に何かを持ち帰りたいと思った。
それが私にとって歓びなんだ。
WSOFを日本で開くことが、日本の格闘技に役立つ。
そして、パンクラスのサカイさんが協力してくれて、WSOF JAPANに出場するファイターを供給してくれることになった。
私が独力で何かをするよりも、日本のパートナーを得たことが凄く重要なんだ。
日本のMMA界がかつての輝きを取り戻したい。
PRIDEやK-1の時代、ファンは素晴らしいファイターによる、素晴らしい試合が堪能できた。
あの雰囲気をWSOFによって日本に呼び戻したい。
酒井 記者会見を終えて、少し興奮していますね。
パンクラスが5月からケージに代わり、ユニファイドルールになる。
そこではパンクラスのメジャー化というものを当然、見据え視野に入れています。
そのなかで既にメジャーとなっているWSOFと向き合っていくことができるようになり、
WSOF JAPANを私達がやっていくことで、日本の格闘技界の底上げになればいいですね。
セフォー サカイさんはマイアミで最初に会った時から、凄く親しみやすく、気軽に話すことができた。
それは私達にとって、大切なことなんだ。
私が親しみやすい人間だしね。
サカイさんはスマートで、優れたビジネスマンだ。
協力してWSOFを日本に持ち込み、ずっとこの良い関係を続けていきたい。
──WSOFはBellatorに対戦要求を出しました。WSOFとパンクラスで対抗戦というものは考えていませんか。
セフォー パンクラスはパートナーだし、そんな事態にはならない。
パンクラスはパンクラスで、WSOF JAPANの供給源になるんだ。
絶対に対抗戦などは起りえない。
ベラトールへの挑戦は本気だった。
このスポーツのために良いことだと感じていたんだよ。
それ以上、何か狙いや目論見があったわけじゃない。
ファイターとこのスポーツにとって良いことだと考えていた。
ファンやメディアからも、ネガティブな反応はなかったよ。
WSOFはやる気満々だけどベラトールに、その気はない。
それも分かるよ。
これからは、ベラトールとのことに固執するんじゃなくて、WSOFとWSOFファイターのブランド力を高めていきたい。
酒井 僕も対抗戦は全く考えていません。
WSOFという舞台にパンクラスのチャンピオンをあげていく。
そういうお互いに相乗効果があることをやっていけば、非常に面白くなると僕は思っています。
──WSOF JAPANをどのように日本で成長させていきたいと思っていますか。
セフォー 他の国と同じだよ。
サカイさんとそのチーム、地元のパートナーとともにMMA人気を上げていきたい。
日本は優れた才能を持つファイターも多い。
我々の目指すところはファイターとWSOFのブランド力を増して、かつて日本格闘技界の姿を取り戻すこと。
日本のファンは格闘技に忠誠心を持っている。
日本の人々に何かを返したい。
そうなることが、私にとっても歓びなんだ。
酒井 最高の話じゃないですか。
僕もやはり、レイを凄くリスペクトしていて、ビジネスマンとしても高い評価を得ている人物です。
やはり海外は、団体というよりも会社組織になっています。
WSOFは短い期間で大きなTV局もついて、これはまさにビジネスです。
僕もそういうビジネスも勉強したいですし、教育して欲しいともレイにも言っています。
そういう点が、格闘技に底上げになっていくと思います。
遣り甲斐もあります。