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西村眞悟の時事通信
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東日本巨大地震から式年遷宮までに示された天の恩寵
No.895 平成25年10月 4日(金)
伊勢神宮の式年遷宮は、
十月二日、内宮の「遷御の儀」が行われ、
三日夜、最後の「御神楽」が行われた。そして、
五日、外宮の「遷御の儀」が行われ、
八年間にわたる全ての行事を終える。
「遷御の儀」とは、
二十年間にわたって旧正殿に祭られていたご神体を新しく建てられた新正殿に移す行事のことで、式年遷宮の原始の信仰の姿を湛えた神秘的な最も尊い中心的な行事である。
ご神体は、天照大神。
即ち、万世一系の天皇、皇祖皇宗のご先祖の神である。
このご神体を、二十年ごとに新しい正殿にお移しするということは、二十年の円環を経て甦るということであり、ご神体の「永遠」を遷宮という儀式で現したものである。
円環には始まりもなく終わりもないからだ。
始まりもなく終わりもないものを永遠という。
この二十年ごとの式年遷宮は、持統天皇の御代に始められ本遷宮で六十二回目となる。
そして、北畠親房が、約七百年前に{~皇正統記冒頭に記した、
我が国が「神国」である由縁を端的に体現した神秘的な儀式、
これが式年遷宮における「遷御の儀」である。
北畠親房は、
「大日本は神国なり。天祖はじめて基を開き、日の神長く統を伝え給ふ。我が国のみ此のことあり。異朝には其の類なし。よって神国と云ふなり。」(神皇正統記)と我が国の国体を記し、
山鹿素行は、簡潔にそれを「万邦無比」と表現した。
この「日の神長く統を伝え給ふ」万邦無比の姿を確認する儀式が式年遷宮である。
さて、数年前に五十鈴川に腰まで漬かって数百名の人々と一本の縄を掴んで巨木を挽き、本年の八月と九月には、一つの「お白石」を内宮と外宮の新正殿横に置かせていただいた。
その六十二回式年遷宮が終わる。
そして、我が国の国体の変わらぬ悠久の姿に呆然としている。
このような国は、他にない。文字通り万邦無比である。
伊勢神宮の境内に佇立していて、日本人に生まれた幸せをしみじみ感じた。
この歳になって、この実感、感慨、感激を与えてくれた天と伊勢神宮に感謝する。
そこで、この度の、
「我が国のみ此のことある万邦無比の国体」の実感、感激の淵源、切っ掛けが「あの時」にあったと、指摘したい。
それは、二年前の三月十一日の東日本巨大地震である。
我が国の「国体」は、国民の前に、
二年前の巨大地震と巨大津波によって、戦後の堆積物のなかから姿を現し、この度の式年遷宮によって、国の始まりから変わらない神の国としての神秘な姿を現した。
それは太古においても現在に於いても、「異朝(支那、朝鮮)」にはないものである。
二年前の三月十三日、天皇陛下は国民に「お言葉」を発せられて被災地の人々を励まされ、全国民(私たち皆)に一致団結して復興に立ち向かおうと呼びかけられ、自衛隊を筆頭において危険ななかでの救命救助活動の労をねぎらわれた。
そして、皇后陛下と共に、被災地を激励に廻られ犠牲者に深く黙祷を捧げられた。
この時の、天皇陛下のお立場は、次のように法的に表現されるべき国の始まりから変わらぬ我が国の国体に基づく統治者、最大の危機管理者であられた。
即ち、「大日本帝国ハ、万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」(大日本帝国憲法第一条)、「天皇ハ神聖ニシテ侵スベカラズ」(同第三条)
あの時、内閣総理大臣菅直人は、統治者ではなかった。
第一、彼は被災地を歩くことができなかった。あの者が被災地を歩き回っていたならば、暴動が起きたであろう。
こういう者は、役職を幾らぶら下げようが統治者ではない。邪魔者だった。
よって、あの国家的危機において、こともあろうに民主党が政権を握っていた功名は、国民の前で、我が国の統治者は誰かを明確に示すことになったということであろう。
しこうして、我が国の国体は、二年前の危機において国民の前に顕れ、この度の式年遷宮によってその伝統に基づく神秘の姿を明確にした。
そして、このことは、戦後から脱却して戦前と戦後の連続性を取り戻して克服しなければならない危機に直面する我が国にとって、天の恩寵である。
従って、これからの「政界の再編」の基軸は、この天の恩寵を受けたものでなければならず、今までの「戦後の次元」、つまり二十年前の細川内閣成立以来の離合集散であってはならない。
そのあり得べき基軸は、前の本時事通信末尾に述べた。
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