◆阿羅健一『秘録・日本国防軍クーデター計画』を読み解く | My Flame

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◆阿羅健一『秘録・日本国防軍クーデター計画』を読み解く


※要旨


・昭和史の解明で名をなした松本清張は、晩年まで旺盛な執筆を続け、そして最後に取り組んだのが「服部機関」であった。
平成2年、松本清張は「文藝春秋」の編集長たちとの打ち合わせで、服部卓四郎と辻政信の名を挙げ、それらを書きたいと語っていた。


・服部卓四郎は、前半生を軍人として生き、陸軍の重要な部署を歴任した者である。
参謀本部作戦課長として大東亜戦争の初戦、マレー・シンガポール作戦などを推し進め、成功に導いた。
しかし、有為転変は世の習い。
やがて服部は、ガタルカナル島作戦で苦戦を強いられ、一転して守勢に回り、サイパン島ではあっけなく敗れ、名声は地に落ちんばかりとなった。


・戦後の服部となると謎に包まれた部分が少なくない。
服部は米軍の戦史編纂に協力していたのだが、それは表向きで、実際は諜報機関として戦後の事件に関与していたのではないか、などと言われている。


・戦後、軍人の中には第一次世界大戦で敗れたドイツを思い起こす人も多かった。
1919年、ベルサイユ条約が調印され、ドイツは参謀本部と陸軍大学と徴兵制を禁止される。
このとき、ゼークト少将が残務処理を任される。


・国軍を掌握することとなったゼークト少将は、ドイツ参謀本部の伝統を守らなければならないと考えた。
連合軍監視の目をくぐって、国立公文書館を新設して戦史研究を始め、形を変えた在外武官を大使館に送り込み、軍と師団の司令部で参謀教育をする。
徴兵制は廃止になったが、中核がしっかりしていれば、ただちに数倍の部隊をつくり上げられるとの考えから、将校と下士官の訓練に努めた。


・こうしてゼークトは、1926年に辞任するまでの7年間の間に、すぐにでも大陸軍となりうる少数精鋭軍をつくり上げたのである。


・服部卓四郎を評して、外柔内剛型と誰もが言う。
語り口は柔らかく、人の話をよく聞き、相手の意見を受け入れる。
といっても確固とした自分の信念は持っていて、いったん決断すると、変えることをしない。
上司と意見が違えば粘り強く説得し、決断した目標に向かって周りをつれていく力も持つ。


・服部を知る人たちは、まるで大使でも務めていたかのようなスマートで、物腰の柔らかい人物だったという。


・首尾よく勝とうが、惜しくも負けようが、戦争の記録を残すことは極めて重要である。
昔から言い習われてきたことは、負けたほうにこそ戦訓が多い、ということだ。
第一次世界大戦で負けたドイツは、とほうもない賠償金と軍備制限のもと、過去の戦争史料を収集し、戦史研究を続けるために国立公文書館を設立した。


・第二次世界大戦で勝利したアメリカは、戦っている最中から戦史編纂に着手する。
1945年8月15日になると、トルーマン米大統領は空軍による日本空襲の成果を調査するよう陸海軍省に命じた。
千人を超す軍人と文官からなる合衆国戦略爆撃調査団がただちに組織され、10月に日本にやってきた。
調査は空爆の成果にとどまらず、戦争指導まで拡げられた。
作成された報告書は、全般要約、戦争経済、作戦軍事、民間関係の4つに分けられ、膨大な歴史的文献ができあがった。


・「歴史を勉強することによって何が悪かったか、何がよかったかがわかるのである。
職が上に行けば行くほど、その人に教えてくれる人はいなくなる。
教えてくれるのは過去の戦史だけである」
(橋本正勝、元・北部方面総監)


※コメント
人への評価というものは不思議なものだ。
服部氏への評価は低いものが多い。
エリートの暴走だとか、情報軽視だとか、挙げたらきりがない。
しかし、この本では別の見方をして面白い。
なるべく多角的な分析を心がけたい。


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