【メルマガ台湾は日本 の生命線!】中国人が 気付かない台湾の「日 本殖民統治の影響」とは | My Flame

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中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。
もしこの島が「中国の不沈空母」と化せば日本は・・・。中国膨張主義に目を向けよ!

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中国人が気付かない台湾の「日本殖民統治の影響」とは

ブログ「台湾は日本の生命線」より。ブログでは関連っ写真も↓
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2013/08/01/Thu

台湾では著名な李敖という反骨の(そして奇行が目立つ)作家兼政治評論家がいる。所謂「外省人」(在台中国人)で反台湾の言論が多いが、その息子に李戡がいる。

弱冠二十二歳ながらこれもまた反骨精神に富んでいるのか、台湾の教育制度に不満を持ち、二〇一〇年の十七歳の時、それを批判する本を書くとともに、大変な秀才で台湾大学に合格しながら、それを蹴って中国の北京大学へと行ってしまった。

そこで中国紙京華時報が取材を行い、台湾教育の何に不満かと李戡に聞いたところ、「国文は大陸(※中国を指す)などの名作ではなく、台湾の三流文学しかい紹介しない。数学では大陸に比べ簡単すぎる。歴史に至ってはさらにひどく、台湾独立思想の影響で歴史観は混乱し、中国史ではなく台湾史ばかり教える」と答えている。

「台湾独立思想の影響で歴史観は混乱」とは、外省人の政治勢力や中共が、台湾の本土化教育を批判する際によく使う表現だ。つまり台湾人である李登輝総統、陳水扁総統時代からの「台湾は中国の一部ではない」との現状に基づき、国民党独裁時代以来の中華民族主義の歴史観(政治宣伝)から脱却した歴史教育に怒り、危機感を抱いているのだ。

こうして見ると李戡も、中国人意識の持ち主であることが分かる。きっと本国で高まる台湾人意識を憎み、蔑んでいることだろう。

このような反台湾感情の持ち主は、台湾統一を狙う中国にとっては宣伝での利用価値が高い。最近も中共機関紙人民日報の姉妹紙である環球時報(七月九日)が、李戡への単独インタビュー記事を掲載している。

「あなたの中華情結(コンプレックス)はどこから来たものか」との質問を受け、李戡はこう答えている。

「小さいころから父親から“我々は中国人だ”と教育されてきた。台湾でこういった家庭は多くはない。大陸の来てみると、国民の素質は低く、人々は衝突を繰り返し、喋り方にも遠慮がなく、まるで喧嘩のようだ。しかしそれによって私の祖国へのアイデンティティが変わることはない」

そしてその上で、次のようにも語るのだ。

「私は大陸の一部のエリートたちが馬鹿に見える。彼らはややもすれば“中国は台湾にあり”などと言っているが、実際には台湾のことなど何も分かっていない。“台湾人の素質の良さは中国の伝統文化を守っているため”と思っているが、実際には日本殖民統治の影響だ」

「日本殖民統治の影響」を今日の台湾社会が受けているのは本当だ。そもそもあの国の近代社会を支える基盤は日本統治時代以降に発展して来た近代文化であり、「中国の伝統文化」などではない。たとえばあの国に根付く遵法精神は、国民との人治文化の影響ではなく、日本時代に確立された法治社会がもたらしたものだ。

戦後台湾を占領した国民党の中国人は「中国の伝統文化」が通用しない、つまり中国伝統の前近代的な愚民支配に抵抗する台湾人の先進的文化を、「日本殖民統治の影響」と呼んで憎み、恐れ、そしてそのために大量の台湾人を迫害、弾圧、虐殺したのだった。

ちなみに李戡も、「日本殖民統治の影響」を良いと言っているわけではないだろう。台湾人の「台湾独立思想」の淵源は「日本殖民統治の影響」にあり、とするのが外省人の見方である(それは正確だ)。

要するに李戡は台湾における台湾人意識の高まりに危機感を抱かない中国人エリートたちの無知に苛立っているのだ。

だから彼は続けてこうも述べている。

「エリートたちは“台湾の政治は好い”と見ているが、台湾へ行って聞いてほしい。多くの人はそう思っていない」

「民進党は自分たちが自由民主を達成したと言っているが、実際には統一の主張を弾圧するなど、言論の自由を言う資格はない。大陸のエリートが彼らを素晴らしいというなら笑い話だ」

中国が「統一」という名の台湾併呑が将来行われた暁には、かつて国民党がそうだったように、台湾の国と人に「日本殖民統治の影響」を見出し、それを根こそぎにしようと徹底弾圧を加えることだろう。

実際に中国人は日本人に対するのと同様に、あるいはそれ以上に強烈に台湾人を憎む傾向があるが、その大きな理由の一つを簡単に言うなら、台湾人が中国人より日本人に近いことだ。

しかし日本から見ればそれはありがたいこと。第一列島線へと迫り来る中国の脅威に直面中の日台だが、こうしたお互いの文化、文明上の近さは大変な武器になるはず。

李戡の話を聞いて、ますますそう確信した。やはり外省人の話は聞いて見るものだ。中国人が何に警戒しているかがよくわかるので。
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発行 永山英樹(台湾研究フォーラム)

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