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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和四年(2022)1月18日(火曜日)弐
通巻7190号
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中国の衝撃的なふたつの公式統計数字も水増し?
新生児が1062万人、GDP成長は4%に落下
***************************************
中国の公式統計数字は、誰もが信用していない。「三割水増し」が常識だ。
この数字上の「関数」は、実態を反映していないから「漢数」という。つまり「漢数」でGDP成長が4%というのなら、実態は2・8%ではないのか?
新生児は2021年に1062万人だった。中国共産党が政権を奪ってから、初めての激減で、当局も「予想したより早い少子化が進んだ」とした。一人っ子政策をやめて、二人までとし、さらには三人でもOKとしたが、逆の現象が進行していた。短絡的に言えば若者が夢を描けず、将来への希望が絶たれたからだ。
他方、大学への進学はふえる一方だった。昨年の大学新卒は907万人。2020年は874万人。
ところが。大学を出ても公務員か、国有企業、あるいは外資企業に職を得ることができなければ、月給は三千元(邦貨換算で五万円強)に甘んじなければならず、マンションの地下室を共同で借りて二段ベット生活となる。
大学進学熱は急速に冷めるだろう。習近平が、予備校、補習校、家庭教師に大なたを振るい、さらにゲームに制限を付与した。これだけで失業者は1000万人である。
従来、中国経済の分析ではGDPが1%減ると、失業者は500万人増えるという計算式があった。
「保八」という一時のスローガンは「GDP成長率を最低でも8%死守」という意味だった。それが2021年に4%に落ち込んだというのだから、自動的に2000万人が失業している計算になる。
実態は多くの工事現場でクレーンが稼働していないから、4000万人は失業しているだろう。また中国のシリコンバレーといわれた「中関村」もベンチャー企業は減る一方、なにしろ「中関村の花形」だった紫光集団(精華大学系)と北方集団(北京大学系)が事実上倒産している。
もっと悲惨なのが中国ハイテクのメッカといわれた広東省深セン特別市である。ファーウェイも、テンセントも、鴻海精密工業もハイセンスも、ここに集約している。
囁きが広がった。「社員の30%レイオフ」、「35歳以上は肩たたき」。
深センに夢を描いてやってきた若者に恐怖心理が襲っている。結婚してマンションを買って子供を作る? その平凡な望みさえ絶たれた。共同富裕は共同貧困となった。
◎☆◎○☆み○◎☆◎○や○◎☆◎○ざ☆○◎☆◎き◎△△☆□
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS
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(読者の声1)昨年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』は、平成生まれの吉沢亮主演で「日本資本主義の父」である渋沢栄一が主役。また、「陰の主役」は武家棟梁最後の征夷大将軍徳川慶喜でしたが、昔友人と(知識も無いのに、笑)慶喜に関し論争したのを想い出す。「押し」のおらは、慶喜は史上稀に見る賢君で、日本国が英仏など列強の餌食にならぬ為に、江戸無血開城及び謹慎を行ったと主張。一方友人は、慶喜は意志薄弱な暗君で、(最新兵器装備のアフガン政府軍の如く)戦う気迫が無いだけと嘲笑い、ちょい悔しかった(笑)。
で、今回分かったのは、慶喜は国学の中心地水戸出身で、父は尊王攘夷発案者の第九代藩主徳川斉昭。その影響が大きく、尊王思想継承者として、「朝敵」とされた以上は謹慎以外選択の余地は無い。正月におらは皇居外苑の(南朝忠義の)楠木正成像、平将門塚、和気清麻呂像と共に、谷中霊園内の徳川慶喜や渋沢栄一の墓を訪問。また、王子の飛鳥山公園内の渋沢栄一旧邸も見学。神社巡りとして、都内の日枝神社、(アイドル好きの聖地、笑)乃木神社、明治神宮、締めに靖国神社に参拝した。靖国以外は全部初参拝。
(ドラマを真に受けるのも何だが、笑)『青天を衝け』は、2018年の『西郷どん』と真逆に、戊辰戦争に負けた幕臣の「裏側から見た明治維新」で興味深い。江戸幕府は幕末に「賞味期限切れ」の状態で崩壊は時間の問題だった。同時に明治新政府は江戸幕府260年の遺産の上に成り立つ。東夷の荒地を関東武士が数百年掛け開発した後で、(大久保利通の意向で)歴代天皇として初めて、明治天皇に関東に「行幸」して頂いて現在に至る。形式上は「遷都」でなく「東京行幸」で、実際明治天皇は京都に「お帰り」になってる(明治天皇陵は伏見桃山にある)。
今年の『鎌倉殿の十三人』は小栗旬主演で、鎌倉幕府最高実力者の第二代執権北条義時が主役。当時「坂東」と言われた関東の武士の衣装は江戸時代の裃と相当違う。言葉遣いは、再現不可能としたか現代的表現にしており、歴史愛好家には不評だろう(笑)。しかし、令和の若者から見れば、もう昭和でも再現不可能な過去である。「昭和の歴史化」で広げると、立憲共産党の枝野元代表が言う様に、七十年以上存続する日本国憲法を護る彼らは紛れ無く「保守」である。朝日・毎日両新聞も現憲法体制を守る「憲法保守」だ。現憲法下で始まった平成の御代の終わりに、靖国で割腹された方が居たが、あれが憲法改正の時間切れである。平成時代を完結する事で占領憲法に正統性を与えたのだ。
今上天皇が現憲法を尊重すると仰る以上、改憲派は「体制転換者」の認識と覚悟が必要である。言わば、「朝敵」の状態である。「(通常の)保守派」は保守政党の自民党が多数派なので、保守が優勢と誤認している。確かに、自民党は1955年の「保守合同」での結成だが、1960年代まで米国諜報機関CIAから資金援助を受けた。呆守=親露派陰謀論者風に言えば、自民党は「ディープステート日本支部」なのである(爆笑)。立民党前身の日本社会党は冷戦期KGBの露助共に支援を受けたし、日本共産党はコミンテルンの支部だし、ディープステートと闘うには、令和新撰組にでも期待するか(涙笑)。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-07-20/2006072002_03_0.html
勿論、ディープステートという組織も連合体も(ロシア諜報機関の偽情報の産物で)実在しない。(尤も呆守=親露派陰謀論信者の脳内のみには実在する、笑)。真面目な話に戻ると、自民党は「保守政党」では無く「保守をやや多く含めた国民政党」である。「保守派」は厳しく見て、自民党議員の一割強。甘く見ても精々三割くらいか。根本的な話だと、そもそも「保守」という言葉自体は日本語なのか。明治時期に創作された西洋語の翻訳でないか。文化に敏感が必須の保守が根源を考えない。
考え違いする人が多いが、日本保守と米国保守は全く違う。主君への忠義など封建制度価値観の上澄みである日本保守は、王室の記憶が残る西欧保守とは共通点も多いが、米国保守の価値観の中核は理不尽な君主から信仰の自由を守る「(古典的)リベラリズム」である。清教徒など福音派を迫害した英国王室と国教会を、旧約聖書のパロ(ファラオ、エジプト王)に見立て、信仰を守る為に大西洋を渡った自分達を、モーセに導かれて紅海を渡りパロから解放(リバレート)されるイスラエルの民と同一視したのが米国建国者達なのだ。故に米国人には君主とは圧制者である。
ややこしいが、「リベラリズム」を守るのが米国保守だ。逆に現在「リベラル」と呼ばれるのは、社会民主主義者や個人主義者や無政府主義者や移民の価値観が入り混じっている。それらは中長期的に日本にとり全て良い訳でも悪い訳でもない。独立前からアメリカ植民地の福音派指導者は旧約聖書原語のヘブライ語で読み書き出来た。独立前後のエール大学やハーバード大学は神学部が重要で、学長は神学者でヘブライ語で演説が行われた。独立直後には、米国公用語を旧宗主国英国と差別化して独自のアイデンティティーを保持する為に、聖なる言語のヘブライ語にする案も出た。
https://www.newenglandhistoricalsociety.com/the-story-of-how-hebrew-almost-became-the-official-u-s-language/
要するに、米国建国の遺伝子から見ると、米国は「福音派清教徒が創った、第一イスラエル」であり、現代のイスラエル国は「政治的及び実践的シオニストが創った、第二イスラエル」と考える事が出来る。だからこそ、米国保守派がイスラエル国を絶対支援するのである。トランプ前米国大統領が「ユダヤファースト」なのは、トランプ(家)個人の私的ユダヤコネクションの故に留まらず、米国保守派八千万人の要望なのである。
(道楽Q)
♪
(読者の声2)EVを非難、誹謗中傷はもはや日本の統一され許された唯一の意見になったようであるが、ユダヤ教では、「全員一致で決めてはいけない」といういかにも古めかしい過去からの知恵に基づく規則があるらしい。
戦後にも、同様な国家的な「石炭国内産業を守れ、外国の石油は危ない」とかの強い団結があり、政府も民間も挙って石炭文化を守った。現在の理屈と同じで、雇用を固持するために、多大の税金が補助金として毎年無駄に使われ、大事な石炭産業は甲斐もなく全て潰れた。
特化し過去の成功を忘れられず、進化し変身する能力も意志もなかった。
人類世界文明での、薪、炭、石炭、石油、プロパン、電気、原子、という非可逆的変化は政治的な理由もあるが、主にその効率、性能、価格などの利点に由来する。
しがらみの無い、自動車産業の無い国、例えばノルウエーでは昨年の車販売台数の90%は既にEVになっている。
素敵なトヨタの高級車レキサスも徐々に増えていたが、EVに負けた。
ホンダがどんなに苦労しても、小型軽量のガソリン・エンジンを掃除機、冷蔵庫、などに使用する事はできない。最近のEVのハンドルは自由に瞬時に左、右、あるいは中央に動かすことができる。
左の英国か…
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令和四年(2022)1月18日(火曜日)弐
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中国の衝撃的なふたつの公式統計数字も水増し?
新生児が1062万人、GDP成長は4%に落下
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中国の公式統計数字は、誰もが信用していない。「三割水増し」が常識だ。
この数字上の「関数」は、実態を反映していないから「漢数」という。つまり「漢数」でGDP成長が4%というのなら、実態は2・8%ではないのか?
新生児は2021年に1062万人だった。中国共産党が政権を奪ってから、初めての激減で、当局も「予想したより早い少子化が進んだ」とした。一人っ子政策をやめて、二人までとし、さらには三人でもOKとしたが、逆の現象が進行していた。短絡的に言えば若者が夢を描けず、将来への希望が絶たれたからだ。
他方、大学への進学はふえる一方だった。昨年の大学新卒は907万人。2020年は874万人。
ところが。大学を出ても公務員か、国有企業、あるいは外資企業に職を得ることができなければ、月給は三千元(邦貨換算で五万円強)に甘んじなければならず、マンションの地下室を共同で借りて二段ベット生活となる。
大学進学熱は急速に冷めるだろう。習近平が、予備校、補習校、家庭教師に大なたを振るい、さらにゲームに制限を付与した。これだけで失業者は1000万人である。
従来、中国経済の分析ではGDPが1%減ると、失業者は500万人増えるという計算式があった。
「保八」という一時のスローガンは「GDP成長率を最低でも8%死守」という意味だった。それが2021年に4%に落ち込んだというのだから、自動的に2000万人が失業している計算になる。
実態は多くの工事現場でクレーンが稼働していないから、4000万人は失業しているだろう。また中国のシリコンバレーといわれた「中関村」もベンチャー企業は減る一方、なにしろ「中関村の花形」だった紫光集団(精華大学系)と北方集団(北京大学系)が事実上倒産している。
もっと悲惨なのが中国ハイテクのメッカといわれた広東省深セン特別市である。ファーウェイも、テンセントも、鴻海精密工業もハイセンスも、ここに集約している。
囁きが広がった。「社員の30%レイオフ」、「35歳以上は肩たたき」。
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(読者の声1)昨年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』は、平成生まれの吉沢亮主演で「日本資本主義の父」である渋沢栄一が主役。また、「陰の主役」は武家棟梁最後の征夷大将軍徳川慶喜でしたが、昔友人と(知識も無いのに、笑)慶喜に関し論争したのを想い出す。「押し」のおらは、慶喜は史上稀に見る賢君で、日本国が英仏など列強の餌食にならぬ為に、江戸無血開城及び謹慎を行ったと主張。一方友人は、慶喜は意志薄弱な暗君で、(最新兵器装備のアフガン政府軍の如く)戦う気迫が無いだけと嘲笑い、ちょい悔しかった(笑)。
で、今回分かったのは、慶喜は国学の中心地水戸出身で、父は尊王攘夷発案者の第九代藩主徳川斉昭。その影響が大きく、尊王思想継承者として、「朝敵」とされた以上は謹慎以外選択の余地は無い。正月におらは皇居外苑の(南朝忠義の)楠木正成像、平将門塚、和気清麻呂像と共に、谷中霊園内の徳川慶喜や渋沢栄一の墓を訪問。また、王子の飛鳥山公園内の渋沢栄一旧邸も見学。神社巡りとして、都内の日枝神社、(アイドル好きの聖地、笑)乃木神社、明治神宮、締めに靖国神社に参拝した。靖国以外は全部初参拝。
(ドラマを真に受けるのも何だが、笑)『青天を衝け』は、2018年の『西郷どん』と真逆に、戊辰戦争に負けた幕臣の「裏側から見た明治維新」で興味深い。江戸幕府は幕末に「賞味期限切れ」の状態で崩壊は時間の問題だった。同時に明治新政府は江戸幕府260年の遺産の上に成り立つ。東夷の荒地を関東武士が数百年掛け開発した後で、(大久保利通の意向で)歴代天皇として初めて、明治天皇に関東に「行幸」して頂いて現在に至る。形式上は「遷都」でなく「東京行幸」で、実際明治天皇は京都に「お帰り」になってる(明治天皇陵は伏見桃山にある)。
今年の『鎌倉殿の十三人』は小栗旬主演で、鎌倉幕府最高実力者の第二代執権北条義時が主役。当時「坂東」と言われた関東の武士の衣装は江戸時代の裃と相当違う。言葉遣いは、再現不可能としたか現代的表現にしており、歴史愛好家には不評だろう(笑)。しかし、令和の若者から見れば、もう昭和でも再現不可能な過去である。「昭和の歴史化」で広げると、立憲共産党の枝野元代表が言う様に、七十年以上存続する日本国憲法を護る彼らは紛れ無く「保守」である。朝日・毎日両新聞も現憲法体制を守る「憲法保守」だ。現憲法下で始まった平成の御代の終わりに、靖国で割腹された方が居たが、あれが憲法改正の時間切れである。平成時代を完結する事で占領憲法に正統性を与えたのだ。
今上天皇が現憲法を尊重すると仰る以上、改憲派は「体制転換者」の認識と覚悟が必要である。言わば、「朝敵」の状態である。「(通常の)保守派」は保守政党の自民党が多数派なので、保守が優勢と誤認している。確かに、自民党は1955年の「保守合同」での結成だが、1960年代まで米国諜報機関CIAから資金援助を受けた。呆守=親露派陰謀論者風に言えば、自民党は「ディープステート日本支部」なのである(爆笑)。立民党前身の日本社会党は冷戦期KGBの露助共に支援を受けたし、日本共産党はコミンテルンの支部だし、ディープステートと闘うには、令和新撰組にでも期待するか(涙笑)。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-07-20/2006072002_03_0.html
勿論、ディープステートという組織も連合体も(ロシア諜報機関の偽情報の産物で)実在しない。(尤も呆守=親露派陰謀論信者の脳内のみには実在する、笑)。真面目な話に戻ると、自民党は「保守政党」では無く「保守をやや多く含めた国民政党」である。「保守派」は厳しく見て、自民党議員の一割強。甘く見ても精々三割くらいか。根本的な話だと、そもそも「保守」という言葉自体は日本語なのか。明治時期に創作された西洋語の翻訳でないか。文化に敏感が必須の保守が根源を考えない。
考え違いする人が多いが、日本保守と米国保守は全く違う。主君への忠義など封建制度価値観の上澄みである日本保守は、王室の記憶が残る西欧保守とは共通点も多いが、米国保守の価値観の中核は理不尽な君主から信仰の自由を守る「(古典的)リベラリズム」である。清教徒など福音派を迫害した英国王室と国教会を、旧約聖書のパロ(ファラオ、エジプト王)に見立て、信仰を守る為に大西洋を渡った自分達を、モーセに導かれて紅海を渡りパロから解放(リバレート)されるイスラエルの民と同一視したのが米国建国者達なのだ。故に米国人には君主とは圧制者である。
ややこしいが、「リベラリズム」を守るのが米国保守だ。逆に現在「リベラル」と呼ばれるのは、社会民主主義者や個人主義者や無政府主義者や移民の価値観が入り混じっている。それらは中長期的に日本にとり全て良い訳でも悪い訳でもない。独立前からアメリカ植民地の福音派指導者は旧約聖書原語のヘブライ語で読み書き出来た。独立前後のエール大学やハーバード大学は神学部が重要で、学長は神学者でヘブライ語で演説が行われた。独立直後には、米国公用語を旧宗主国英国と差別化して独自のアイデンティティーを保持する為に、聖なる言語のヘブライ語にする案も出た。
https://www.newenglandhistoricalsociety.com/the-story-of-how-hebrew-almost-became-the-official-u-s-language/
要するに、米国建国の遺伝子から見ると、米国は「福音派清教徒が創った、第一イスラエル」であり、現代のイスラエル国は「政治的及び実践的シオニストが創った、第二イスラエル」と考える事が出来る。だからこそ、米国保守派がイスラエル国を絶対支援するのである。トランプ前米国大統領が「ユダヤファースト」なのは、トランプ(家)個人の私的ユダヤコネクションの故に留まらず、米国保守派八千万人の要望なのである。
(道楽Q)
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戦後にも、同様な国家的な「石炭国内産業を守れ、外国の石油は危ない」とかの強い団結があり、政府も民間も挙って石炭文化を守った。現在の理屈と同じで、雇用を固持するために、多大の税金が補助金として毎年無駄に使われ、大事な石炭産業は甲斐もなく全て潰れた。
特化し過去の成功を忘れられず、進化し変身する能力も意志もなかった。
人類世界文明での、薪、炭、石炭、石油、プロパン、電気、原子、という非可逆的変化は政治的な理由もあるが、主にその効率、性能、価格などの利点に由来する。
しがらみの無い、自動車産業の無い国、例えばノルウエーでは昨年の車販売台数の90%は既にEVになっている。
素敵なトヨタの高級車レキサスも徐々に増えていたが、EVに負けた。
ホンダがどんなに苦労しても、小型軽量のガソリン・エンジンを掃除機、冷蔵庫、などに使用する事はできない。最近のEVのハンドルは自由に瞬時に左、右、あるいは中央に動かすことができる。
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