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母こそ命のふるさと


■■ 転送歓迎 ■■ No.3110 ■■ R03.01.27 ■■ 4,164部■■


母の最晩年は、意識がタイムトンネルを抜けて子供時代に戻り、六十年も前に他界した両親が、ふるさとの田舎でまだ生きているのであった。
「母は今どうしているかなあ、元気かえ?」と私に聞いたり、「昨日は小学校の遠足だったのよ。母に弁当を作ってもらって、円山川を渡し船に乗って・・・」などと楽しそうに話したりした。母子の絆やふるさとを思う心はこんなにも強く、末永く人の魂の真髄を占めているものなのか。このようなとき、私は熱いものがこみ上げてたまらなかった。


戦中戦後の困窮時代、大勢の家族を抱えながら農作業や夜なべして縫いものをする母の姿が、昨日のことのように蘇ってくる。

人の魂は母なるふるさとに生まれ、母なるふるさとが魂の拠りどころとなり、やがて母なるふるさとに還っていく。これが輪廻転生の世界であり、連綿と続くいのちの循環なのであろう。
 つややかな若葉がやがて色づき、落葉し、新しい命を木に託して土に還っていく。そんな春夏秋冬の風情を愛でながら、自分の命は永遠の命の中の一瞬を生かされて、次の世代に新しい命をつなぐために今を生きているということを、しみじみと感じる今日このごろである。
「空晴れて父母の許(もと)へとこの佳き日」
百歳の母が新年に詠んだ句である。このころ、母の心はすでに天国の両親のもとにあったのかもしれない。

「母こそ命のふるさと」元・尼崎教育長・保田薫、『れいろう』R0302


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