少し間が空いてしまったが、その間、菅総理の「人となり」を書いた本を読んでいた。
肯定本、批判本の両方を読まないと分からないが、途中の実感として、相当の「凄腕」と捉えたい。
かって凄腕と呼ばれた人物に小沢一郎氏がいたが、彼の場合、掲げる政策は手段・建前で、本音が別のところにあった。
それが見透かされて、次から次へと人が離れていった。しかし、菅総理の場合、違うようである。

菅氏の場合、目につくのは、ブレーンがあまりにも片寄っていることである。パソナ会長の竹中平蔵氏、SBI証券の北尾吉孝氏、小西美術工藝社のアトキンソン氏など、いずれも新自由主義者である。

その思想は、竹中氏など、厚生年金などをすべて廃止して、全国民一律7万円の定額給付金にすべしとか、各種の規制緩和をして外国資本や大企業に有利なように変更を迫る。
竹中氏は小泉政権の時から何故か、強力に政権中枢に食い込んでいるが、政策を主張しながら、もう一方では正社員を減らすと潤う人材派遣のパソナ会長と、ほとんど政商である。

SBIの北尾氏は、地銀の株式を大量に持ちながら、地銀は再編すべきだと菅総理にアドバイスする。それを受けて菅氏は「地銀は多すぎる」と主張し、合併の流れをつくる。北尾氏の思惑どおり株が上がり、それだけで相当な利益である。

また、アトキンス氏は、「日本の中小企業は生産性が悪い」と主張し、最低時給を1200円ほどに上げて生産性を上げるべしと主張する。
最低賃金を上げれば生産性が上がるなどはあり得ない。対応できない中小企業の倒産が増えるだけで、本音は、それらの企業を吸収して淘汰すれば良いという考えである。
彼は日本の雇用の6~7割を中小企業が担っていることを知らないし、数多くの先端技術を中小企業が担っていることも知らない。

また、デジタル庁にしても、担当の平井氏は「小中学校の教科書もデジタル化すべし」というデジタル教の信者である。
困ったものであるが、問題は、総理が彼らの意見を現実に当てはめて、どれほどコントロールできるか?

通常は、ある極端な主張の持ち主がいれば、その反対意見にも配慮してブレーンを選ぶというバランス感覚があるのだが、菅氏の場合、一方向である。果たしてどうなるか?

また、彼が賢いと感じるのは、安倍政権の番頭をしていて、「どうすれば保守層に支持されるか」を知っていることである。

安倍政権を支えた保守層は、○憲法改正を主張する、○北朝鮮では核ミサイルより拉致問題の解決を言う、○韓国に強く対応する
○靖国神社に参拝あるいは奉納するーの4つに配慮があれば、ほぼ満足する(?)ようである。
菅氏は、それらを外さないように行動している。

管氏の大きな問題点は、インバウンド6000万人とか、カジノをあちこちに誘致することで経済成長をしようと目論むことである。当面、コロナ禍でそれらを抑制せざるを得ないので、大きな欠点は出ずに仕事をしていく可能性が高いと感じるところである。

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