尖閣諸島につき、中国・外務省の副報道局長は、6日の記者会見で、「中国の固有の領土だ。その海域に日本漁船が侵入しないようパトロールするのは、中国の固有の権利だ」と述べた。
まことに恐ろしい国である。歴史書に、「遠くに島が見えた」とあると、「これは魚釣島(日本名:尖閣諸島)のことで、歴史書にあるから古来から中国のものだ」という。とにかく「遠くに島が見えた」とあるだけで、すべて中国のものとなるから、現代において欲しいと思ったものは中国のもの、他人のモノも中国のモノとなる。これでは科学的精神のかけらもない。
現実には、中国は古来から大陸国家で、海べりまでが領土であった。だから、海に浮かぶ島については無関心で、尖閣諸島についても、東シナ海で海底余田が発見されるまでは地図に「日本の領土」と記していた。
対抗上、台湾について述べると、中国の官定史書である『明史』は、18世紀の乾隆帝の時代に編纂された「正史」であるが、台湾は日本、琉球とならび、外国列伝に入っている。
つまり台湾は「古より絶対不可分の領土」ではなく、「古より中国に属せず」であった。
台湾の歴史は考古学では2万5000年前まで遡れるようで、言語ではマレー・ポリネシア語族のホームグラウンド説が主流である。
DNAの研究では、北部の先住民・タイヤル族は、縄文人ともっとも近いとされる。
戦前、鹿野忠雄博士は、縄文文化の最南端は台南だと予言していたが、戦後、台南学園都市の建設中に縄文文化の遺跡が発見され、それが裏付けられた(以上、黄文雄著『中国の正体』より)。
日本では種子島に約3万年前の生活跡遺跡である立切遺跡が発見されている。それが南九州・上野原遺跡(9500年以上前の縄文草創期)、西尾丸遺跡(同、1万2千年前)につながった。
さらに言語学的には北海道・東北に多いアイヌ語が、八丈島や沖縄にまで拡がっていた。沖縄・西表島や与那国にあるソナイという川は、アイヌ語で「滝のある沢」の意味で、その通り、滝がある。
八丈島や奄美諸島に残る「お産小屋で子供を産む習慣」もアイヌ人が受け継いでいた。つまり、アイヌ人が継承する縄文文化が南九州、沖縄、台湾と拡がっていた。これは中国風の言い方をすれば、古代は、台湾は日本の一部だったことになる。
ちなみにアイヌ人は、血統をたどると縄文人と同一のDNAであることがすでに確認されている。
よく知識人で、「アイヌ人は中世以降の存在だから、特権を認めるのはおかしい」という人物がいるが、それは全くの誤りで、アイヌ人に対して失礼である。アイヌ人とは血統としては3万年前の縄文草創期から続く、まさに人類の草創期を担った人々である。
そして魂としては縄文草創期⇒インド⇒メソポタミア・シュメール人を体験し、再び縄文後期に日本に転生して戻ってきた人々である。つまり以前は単純な縄文人として縄文文化をつくったが、シュメール人を体験後は、アイヌ人として縄文後期以降、独自の文化をつくってきた。その詳細な経緯と根拠は拙著『聖書は日本神話の続きだった』(2008年)に書いた。
私は宇宙論、地球史、戦前からの近現代史、社会主義史、超古代史、未来史の歴史6部門と現代政策を得意とするが、同書は超古代の人類史と原日本人の果たしてきた役割を明らかにする重要書と自負している。興味のある方はご拝読頂きたい。
話を戻すと中国は手前勝手な理屈で、尖閣諸島は中国の領土だとか、台湾は古代から中国の領土だったとウソを言わないことである。
歴史を根拠にするというのは科学なのだから、調べればすぐにウソだとバレる。
今後も人口が多いだけでなく、内容面でも大国でありたいなら、非科学的、強圧的、問答無用の態度を止めることである。
歴史修正主義やねつ造は当り前、息をするようにウソをつくと言われるようでは、日本人、香港人、台湾人の心をさらに遠ざけさせる。
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