昨日に続き、日本人の精神文化について語ると、「礼・和・魂」すなわち儒教、仏教、縄文の精神が日本人の精神文化を形づくってきた。
似たような観点では「農耕文化、家父長制家族主義、武士道」が日本人の根本文化である。
前者は主に知識から入る精神文化であり、後者は現実の生活で培われてきたものと言えるだろう。

その第1は農耕文化である。大和朝廷をつくった神武天皇の祖先に当たるニニギノ命は、天照大御神の命令により、芦原の中つ国に天孫降臨した。その時、稲穂を携えてきたのだから、農耕文化は日本の国づくりの根本であった。

農耕文化に対立するのは狩猟文化であるが、狩猟民族は収穫を得るために田畑を耕すことをせず、種をまくことをせず、肥料をやることもしない。ただ自然に成長する獲物の成熟期を狙って狩りをする。

労働は苦役で、額に汗して働くことは愚か者のやることだと考え、モノであれば安い地域で買って、高く売れる地域で売る。
情報力と資金力がすべてで、次第に彼らは金融と情報通信に優れ、国際金融と情報通信を握るまでになった。ユダヤ人のことである。

日本人は農耕文化を基本としつつも、情報力と機動力に優れる狩猟文化も一部は取り入れる。
国際金融や情報通信に優れる彼らに勝つことは出来ないが、少なくとも負けないようにすることは出来る。
そうすればモノづくりの技術や精神はこちらにあるのだから、トータルとしては優越する。

次は家父長制家族主義である。日本が家族主義国家であったことは「天皇は国家建国の父」、「国民は天皇の赤子」という言葉で分かる。

その天皇が「男、男、男、男」と男系で続いてきたことは、家父長制を継続してきたことを意味する。
日本では天皇家のみならず、庶民の間でも家父長制を取ってきたから、「万世一系」とは日本人全体の習慣であった。
その中で天皇は、家族主義国家の総本家の家長という位置付けである。

この家父長制には弊害もあって、日本が上下関係や祖先の系統を重視するタテ社会であることは、家父長制を原因とする。
いわばタテ社会の人間関係であるが、社会はタテ糸とヨコ糸で編まれている。
家族主義は残すが、家父長制のマイナスは自覚する必要がある。

次は武士道である。武士道の中核は江戸時代、儒教の正学化によって普及した。
しかし、その本質は戦前の台湾で評価された「日本精神」である。
日本精神とは、「勤勉で勇敢、正直、思いやりの心」などを指す。
武士道を中核としつつも、仏教、神道なども混在した素晴らしい精神で、台湾では今でも戦前の日本人を高く評価する。

戦後、日本人は、この日本精神を失いつつある。
しかし、日本人の精神文化の依って立つところを知り、それを後世の若者たちに伝えて行くことは、現代に生きる者の責務と考える。

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