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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和2年(2020)4月29日(水曜日)
        通巻第6474号 <前日発行> 
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 戦後の「神話」を捨てる秋(とき)がきた
  国連、ヘイワケンポウ、五輪、人権、悪しき平等、生命尊重、民主主義
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 「国連幻想」に戦後日本人はしばし酔った。
巨額の拠金をむしられたが、それほどの美酒でもなかった。
 恒久的平和という理想は、そもそも幻想なのである。日本人は軍事力を放棄し、諸国の正義と公正に信頼を寄せるというヘイワケンポウを押しつけられたが、占領軍が非占領国の基本法に干渉すること自体が国際法違反である。憲法は改正ではなく廃棄するべきものである。

 地球市民というキレイゴトが世の中にウィルスのようにばらまかれて、この神話も長らく延命してきた。難民問題が浮上するとEUはシェンゲン協定を瞬時に忘れて国境を閉じた。コロナ騒ぎでは、もっと厳重に国境を締め、航空機も乗り入れが出来なくなった。地球市民より地域エゴという本質が露骨に復活した。理想はこれほどに脆弱なのだ。

 民主主義社会が人類の理想というのも根本的におかしい。誰もが発言し、言論の自由が保障され、結社、宗教の自由が保障されている国は、地球上に半分もない。完全な民意の反映をメカニズムで確立しているのは日本だけだろう。

 米国の選挙は登録制度があり、欧州議会選挙は5%ルール(台湾も同じ、トルコは10%)。つまり5%に満たない得票の政党は議会に参加する資格がないのである。
しかし縄文の時代から少数派、弱者を尊重してきた日本では、僅か1%前後の得票でも、当選できる。だから少数乱立となる。そのうえ民主主義の基本ルールは最大多数の最大幸福だから49%の意見を切り捨てても良いが、日本は野党の意見をあまりにも尊重するために、議会が円滑化しないという欠点を持つ。

民主制度に錯覚して惰眠をむさぼった挙げ句、首都や大阪府にはコメディアンが知事となり、長野ではペログロ作家、宮崎ではそのまんまが、参議院でも瞬間風速を背にして、面妖なタレントが当選する。政治はおちゃらけ、喜劇の劇場となったが、世の中はこんなものと受け止めている。


 ▼思想も哲学も外国の亜流、日本の芯を見失った

 戦後の思想は西洋かぶれ、アメリカの亜流がはびこった。
戦前から日本の哲学はカント、ヘーゲルに学び、ヤスパース、ヘルダーリンなど、いまだにサルトルとか、近年の文明史ではトインビーは顧みられず、ジョセフ・ナイ、ハンチントン、フランシス・フクシマなどの所論に飛びつく人が目立った。「サル化」した日本を象徴する。

 経済論壇においてもサミュエルソンからサマーズ。ドラッカーやミルトン・フリードマンやハイエクを別にしても、最近はピケティとか、日本本来の資本主義思想は顧みられず、歴史哲学にしてもニアール・ファーガソンとか。はては日本のことをまるで知らないジム・ロジャーズ等の予言師的相場師に群がるのは情けない話ではないのか。

石田梅岩などが足下にいるのに、多くが軽視してきた。
ようやく渋沢栄一、二宮尊徳、福沢諭吉が見直されたが、まだ少数派であり、思想界をみても、日本の源流に迫った藤田東湖、林小平、伊藤仁齋、大塩平八郎らが本格的に顧みられていない。山鹿素行も北畠親房も慈円も、ほとんど忘れ去られた。

政治思想でも、西・隆盛、吉田松陰ら基本の哲学を論ぜす、永田町は些末な政策論争に明け暮れている。筆者は国会中継をみないし、したがって朝日新聞は読まず、テレビも見ないので、逸材がいるのかも知れないが、政治家に大局観が失われるのも当然である。

総じて欧米の思想、理論をありがたがって亜流の議論に熱中しているうちに、日本の芯を見失ったのだ。

 五輪信仰も幻想の類だろう。世界の常識は五輪もスポーツ大会の一齣に過ぎず、キリスト教的価値観から出発している。高い価値を置くべきではない。五輪ルールに日本の伝統的なスポーツのルールも適応させたのは誤謬だった。五輪への過剰な期待は慎むべきである。そうだ、コロナ災禍を機に、戦後の「神話」を捨てるべきときがきた
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アマゾン、ベストセラー第一位
宮崎正弘『「コロナ以後」中国は世界最終戦争を仕掛けて自滅する』(徳間書店)
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 「中国を放棄せよ」というのが本書の基調です
嘗て石橋湛山は『満州放棄論』を訴え、世間から総スカンだった。
 当時の日本は満州、朝鮮、そして台湾に莫大な投資をなし、開拓団から満鉄、既存の秩序、利権、人員配置などにとらわれすぎて、撤退どころか、泥沼に嵌り込んでいた。
 ソ連が攻め込み、大虐殺のはてに、日本の投資はすべて放棄されられた。
似ていないか?
――中国は武漢コロナによって世界から糾弾されているが、一切の謝罪がないばかりか、責任を他人になすりつけ、マスク外交を展開して開き直る。だが、怒り心頭のアメリカは中国を相手に賠償請求訴訟を始めた。
 こんなときに未だ中国投資を拡大している日本企業がある!
――世界は恐慌状態、しかも感染は拡大している。
日本経済はどうなるのか、米国はあたらしいイノベーションで、世界経済を導けるのか。それとも中国がヘゲモニーを握るのか? 最新情報を網羅し、世に問う!

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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)10万円はそっくり「文科省『不正検定』を正す会」に寄付します。
28日の産経新聞で「文科省『不正検定』を正す会」の意見広告を見て、宮崎さんのメルマガに賛同の意見を書き込もうと考えていたら、まさにこのメルマガに藤岡信勝氏がその紹介をしておられた。
 歴史教科書問題に関しては初期から関心を持ち、応分の支援もしてきたが、関係者の皆さんの長い地道な活動にもかかわらず、今回の唖然とするような文科省の検定結果である。
中央官庁である文科省が、ここまで反日姿勢を鮮明にして、具体的な行動に出るというのは、国家の中枢に極めて悪質ながん細胞が巣食い、国を滅ぼそうとしているということである。
 「つくる会」の歴史教科書は右翼的でも何でもない、ごく穏やかな、むしろ穏やか過ぎると感じるほど穏当な内容である。
 簡単に言えば、既得権益的にシェアを押さえている他の教科書会社の本に比べ、反日的姿勢が微弱で、国の歴史に対するほのかな愛情がこもっているという程度の印象の本である。
武漢ウィルスによる緊急事態で、一人10万円のお金がもらえるようである。年金生活者だから、基本収入は変わりなく、したがって10万円はそっくり「文科省『不正検定』を正す会」に寄付することにする。
正す会は、賛同者に対しただちに具体的な運動方針を示し、文科省に対する直接的な行動を大衆運動として開始していただきたい。
出来得れば、ご賛同いただける読者諸氏にも、同様の行為をお願いしたい。
   (虎穴居士、横浜市)



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(読者の声2)先週でしたか、貴誌で宮崎正弘さんの「三島由紀夫五十年」の連載が『夕刊フジ』にあると知りながら、在宅勤務のため駅のスタンドへ行けず、何処で読めるかとおもっていました。
 貴誌HPをひらいて、あ、ここに再録されているのだと、一気に通読、これは画期的な三島由紀夫論だと思います。
 とくに現在の三島の復活について、宮崎さんは次の三点をあげられていて、満腔の賛意です。
 「第1に、平成から令和に御代が移っても、日本の自律性の回復がないこと、すなわち憲法改正が進まず、他国の干渉で靖国神社参拝がかなわず、教科書がまだ自虐的であることへのいらだちがある。
 第2に、日本人の精神が退嬰的(たいえいてき=進んで新しいことに取り組もうとする意欲に欠ける)で、ガッツ喪失、ましてや武士道精神の行方不明状況への不安が拡大し、三島への郷愁が現れている。
 第3に、経済のグローバル化より、文化の喪失への焦りが三島ブームの背景にある。三島は「断弦がある」と『文化防衛論』に書いたように万葉、古今和歌集から江戸時代の文化の高みに比べると、現代日本の文化に独自性も高尚も失われてしまったからである」。
  http://miyazaki.xii.jp/misima/index.html
    (SH生、江東区)



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(読者の声3)「戦時」には冷静かつ非情な判断が必要です。いまの「戦役」では、「病毒性」「医療崩壊」「経済毀損」の三点観察から、その均衡点で、施策を決めるべきです。
これは医学専門家でなく政治の役割。
・日本経済の戦争並みの毀損は日々に進行しています。
・医療崩壊には関係者のご尽力のもと、いたっていません。
・「病毒性」の観点がもっとも不確実で混沌としていますが、「日本人の」死亡率が風邪並みに低いというこれまでの実績は、その機序が不詳とはいえ、武漢ウイルスの変異した第二波が襲来しても変わっていない、ということからもはや「事実上のエビデンス」と認定すべきではないでしょうか。
・すなわち非常事…

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