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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和二年(2020)4月13日(月曜日)弐
          通巻6448号
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 中国の新しいすり替え。「第三次感染はロシアから」
  国内の最貧困層は550万、失業者が急増している
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 米国で死者は二万人を越えた。一万を超えているのはイタリア、スペイン、フランス、英国だ。ドイツを例外として、いずれもEUの中枢国家である。
これらと比較して日本が少ないのは、医療制度がよく日頃から保険システムの下で、医療が万全だったからか?

 どうやらウィルスが急進し、凶暴化するという変異が見られ、日本に入り込んだウィルスは初期のものだったため、それほど凶暴ではなかったとする説も見られる。専門外の筆者には詳細はわからないが、欧米先進国と比較しても、日本の被害が顕著に少ない事実には、研究が必要だろう。

 とはいうものの無菌状態だった島根県と鳥取県で感染者がでた。これで感染者が居ない行政区は岩手県だけとなった。原因は過疎、大都会がないからというが、どうだろう?
 日本の都市部は外出自粛、営業自粛で盛り場には人出がないが、おっと、公園は人で溢れている。とくに子連れ、お年寄りの散歩。犬の散歩も目立つ。

 巣ごもりが1週間目となると、そろそろストレスが溜まり、発散の場所をもとめるものだが、外出先が公園だけとは。
日給で生活してきた人々は資金の枯渇が見られる。ネットカフェを追い出された人たちは何処へ行けば良いのか、と新しい問題も発生、かくて巣ごもりが長引くと、幕末のように世の中どうでもなれと「ええじゃないか」騒擾がおこるのではないか。コロナになって、感染しようが、しまいが、ええじゃないか。町に繰り出せ、大いに騒ごう、と正体の掴めない行動を取り始めるのは、閉鎖空間からの離脱現象でもある。

さて米国では中国への批判がますます高まり、議会議員は300近い中国非難決議、制裁法案を準備している。三月だけでも30本の中国制裁法案が、上程された。
審議入りをするか、どうかを決めるのは院内総務や下院議長だが、コロナ騒ぎで議会は事実上とまっているため、公式的な対中制裁法などがすぐにまとまるという展望にはない。

ホワイトハウスは、当面、2兆ドルの支出を決め、中国よりのWHOへの拠金を中断すると発表している。

矢面に立つ中国は、元凶説を否定し、逆宣伝を開始したが、責任のがれのために他人への責任転嫁するのが定石だ。「武漢は抑え込んだが、第二次艦船は外国からだ」と言い張り、こんどは「第三次感染者増はロシアからだ」と言い始めた。
立腹したロシアは中国との国境の検問をさらに厳格化し、中国側も検問を強化、にらみ合っている。

その中国で失業が急増し、当局の発表では「最貧層が550万人いる」とした。中国の定義で「最貧層」とは年収が326ドル以下(月収ではない。年収が3万5000円以下で暮らしている人々が、東京都の人口の半分いるということである)。

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  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
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 コロナ発生直前、筆者の近藤氏は武漢駅にいた
  習近平の目玉「雄安新区」の現場に突入してみると、そこは!!!!

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近藤大介『アジア燃ゆ』(MdN新書、発売=インプレス)
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 この本、香港大乱と台湾総統選挙の実況中継にもページが割かれているが、すこし時宜を失している。
ところが、コロナ騒ぎのルポが滅茶苦茶に面白い。この箇所だけでも、シリアスに、辛辣に、しかも冷酷に中国の経済計画の近未来の破綻を示唆し、中国経済を冷徹に批判している。
ただし、表現する語彙に高尚なきらいがあり、というより異色なので、あるいは中国愛好家は、この本が根底的に中国の発展に懐疑的な姿勢であることに気がつかないかもしれない。
 ルポの白眉は雄安都市の建設現場である。
 槌音高らかに、トラックが勢いよく物資を運んで行き交い、道路はすでに整備され、クレーンが高層ビルの屋上に舞い、すでに無人のコンビニも開店。全土から選ばれた公務員たちが勤務している。ビルへ入るのは顔認識ではなく諮問認識、町中に監視カメラ。
 近藤さんも、雄安へ突入、そこで見たものは何か?
 天津の新工業区「浜海地区」の倉庫地帯で大爆発事故が起きたのは2015年8月12日だった。死者行方不明170名余。重軽傷およぞ800名。「すわっ! テロか」と疑われ、爆発現場には大きな穴があいた。
最近、天津の現場を訪れた人の話では、現場は柵がなされて立ち入り禁止。アパートは閉鎖されたままだという。
 この天津浜海地区の『新都心』は、じつは胡錦涛前政権の目玉だった。無惨に失敗となり、曠野と化した。
 習近平は、嘗て二年間を過ごしたのが河北省正定県だった。土地勘がある。この荒れ地に新都心を建設し、ガソリン車乗り入れ禁止のエコシティ兼ハイテク都市とする「雄安新区」の建設を決めた。
つまり習近平の目玉プロジェクトの一つである。
 ところが、ところが。この都市設計を担当した清華大学教授にしてからが、「第二の深センとなるか、それとも天津浜海地区のように残骸を残すことになるか」と微妙な発言をしているのだ。
 「第一に人口過剰の解決に結びつくのか、第二に深センは香港と直結して最初から地理的条件に恵まれたが、雄安は北京がら100キロ以上離れており、第三に成功した上海浦東新区とは基本的条件が違う」と懐疑的な基調講演をしているのである。
 くわえて北京大学を曠野に移動したら、学生は忌避するだろうし、学力は間違いなく低下するし、大企業、ハイテク企業の社員らは雄安新区への人事異動があれば、やめると言っている。
 しかし最大の難点は評者(宮崎)が過去にも指摘したように水がないのである。
 ミネラルウォーターだけで、新都市の市民が生活するのか。水源となる「白洋淀」は、水質の悪さで有名。とても飲み水には使えないことが判明している。だから近藤氏は小さな声で言うのである。
 「習近平の阿房宮」ではないか、と。
 秦の始皇帝の夢だった阿房宮は建設途上だった。四面楚歌の楚軍が紀元前206年に焼き払って灰燼に帰した。習近平の絶叫『中国の夢』は「悪夢」になるかも。いや評者のみるところ、確実にそうなるだろう。
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  読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)中国空母「遼寧」等6隻が沖縄本島と宮古島の間の公海上を通過した。
空母「遼寧」の通過は2019年6月以来、4回目になるそうだ。
こうやって中国海軍が台湾海峡と南シナ海で挑発を続けているのに、かたや米空母四隻が乗組員のコロナ感染により戦力が急減状態です。
航空自衛隊の中国軍機接近に対してもスクランブルも凄まじい勢いで増えています。日本の防衛、大丈夫ですかね?
  (DF生、鎌倉)


(宮崎正弘のコメント)空母遼寧が六隻の艦隊で通過と言うことは、軍事用語でいうところの「空母攻撃群」を編成したという意味で、対米、対日、対台湾への軍事的威圧を狙っています。
 ところが、遼寧、艦載機がありませんでしたね。飛行機の乗っていない空母って「クリープを入れない珈琲」。というより、町を走る広告宣伝カーのごとし。



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(読者の声2)TT様のご意見で最近気づいたことです。
今、文科省とNHKが反日歴史宣伝に躍起になり始めたように見えます。これは正しい歴史が広まってきたので、黒幕が必死になって押さえ込もうとしているのではないか。しかしネットの時代そうはいかない。
張作霖の列車爆破問題は、欧米ではソ連の報復工作という意見が多い。日本には何の利益もないからです。
 1.爆破の状況:貴賓車の車台が破壊されていないので、爆弾は屋根で爆発した。だとすると北京で仕込まれたとなります。
2.河本の爆破:これは交差鉄橋の上なので、爆発力は上に向かい下を走る列車には向かわない。そして走行中の列車の分らない車室にいる特定個人をピンポイントで狙うことは不可能。ということで、河本はダミーということになります。当時共産主義の同調者が日本軍人の中にもいた可能性があります。イデオロギーは伝染病のようなものですから。
3.張学良の不審:北京にいた彼は事件後一週間で奉天に戻りました。
これは日本軍が犯人ではないことを知っていたからです。そうでなければ海外に高飛びしていたでしょう。
4.儀俄少佐の証言:この事件では、日本軍顧問の儀俄少佐が事件当時車内の喫煙室で張作霖と対談していました。儀俄少佐は無傷で張作霖は鼻血を出した程度とのこと。張作霖は邸に向かい消息を絶ちました。
5.そこで殺害者ですが、黄文雄先生は息子の張学良の可能性を示唆しています。支那の歴史では息子の権力狙いの親殺しは五十件以上記録されているそうです。
その後、張学良は軍閥の幹部をだまし討ちしています。口封じの可能性があります。
     (落合道夫)



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(読者の声3)出(る)とloss 集近閉ダメ 武漢菌  <WHO>
 武漢(ウハン)武漢(ウハン) ぬか喜びか 壺中の夢 <封鎖再かい助>
 Doubt(ダウト)! WHO(誰)に言ってるの We留守よ  <トランプのゲーム>
  (黄石)
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