日本という国は歴史を眺めると、ツイている国だと井沢元彦氏が言っていた。
たしかに13世紀の元寇の時代、日本は鎌倉幕府という強力な軍事政権の時代だった。ために元寇による侵略的行動をはねのけることが出来た。
これが1世紀前の平安時代であったなら、日本は軽く制圧されて、今頃は「1つの中国、日本は1地方自治体」などと言われていたかも知れない。
また、16世紀にスペインとポルトガルがやって来た時も、すでに日々戦闘態勢の武家政権だったので、同時代の南米やメキシコ、南西アジアなどのように植民地にならずに済んだ。
先の戦争で日本は徹底的に叩きのめされたが、その後の支配者がGHQマッカーサーだったお陰で、社会主義国にならずに済んだ。
彼が1947年の「2.1ゼネスト」を止めたことで、日本共産党による民主人民政府の成立を阻むことが出来たのである。
また、戦後の支配者にソ連が加わらなかったこともツイていた。当時は日ソ不可侵条約が有効な期間に満州などを攻められ、不当な侵略であったのだが、「勝てば官軍」の状況である。
ソ連は「敗戦で君主への信頼を無くし、軍隊をボロロボになる国を社会主義にする」という「敗戦革命」の作戦であったから、今の憲法第9条に「戦力の不保持、国の交戦権の否認」が入っているのは、ソ連の意向が反映した結果である。
しかし、憲法に反映しただけで占領軍には加わらず、北海道などをソ連領とされなかったことは幸いである。
朝鮮半島、ドイツなどは国土を分割され、ソ連支配の地とされたからである。
また敗戦後の1950年に朝鮮戦争が起こったこともツイていた。戦争による「特需」によって日本経済は大きく復活したからである。
それら知ると、日本はピンチに陥入る都度、大きな出来事が起こって、究極的には守られてきた。
今回のコロナウイルスも大きなピンチである。
この苦境は1~2年を辛抱すれば解決するが、少なくとも苦境を乗り切ったら、再びインバウンド拡大だ、
経済復興のための外資歓迎、移民拡大だ、グローバル化の推進だということだけは止めて頂きたい。
その意味で、このピンチを「日本再生のチャンス」と出来るかは日本人次第である。
災害は警告で、方向を改めるチャンスと出来なければ、より警告が大きくなるだけである。
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