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1分で読む日本の思想(25) 頼山陽 ~ 武家の興亡を描いた『日本外史』
■■ 転送歓迎 ■■ No.2940 ■■ R01.12.06 ■■ 7,773部■■
藩の拘束から解放されて、自由に国史を記述したいという願望からか、突如、二十一歳のとき脱藩した。この罪で広島に連れ戻され、自宅の一室に監禁されてしまうが、これを機会に読書に励み、とくに『史記』(前漢の司馬遷が著述した歴史書)を愛読し、念願の国史の編述に集中した。
代表作の『日本外史』の初稿が出来たのは、文化三年(1803)二十七歳の時であったが、完成したのは文政九年(1826)四十七歳のときである。翌年、もと老中首座・松平定信の求めに応じて進呈すると激賞され、刊行されたのは、この時から十年くらい後の天保七年(1836)のことで、山陽没して四年後のことであった。
爆発的な人気を呼び、外国においても数多く刊行された。幕末の尊王攘夷運動に影響を与え、明治にかけて大ベストセラーとなった。
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しかし、楠公は湊川で死に臨み、桜井の駅で子の正行を戒めているのをみると、「自分が討死すれば、天下は足利氏のものになるであろう」と言っている。当時は、天下をどうすることもできなかったが、自分の子孫に天皇を保護させたのである。この心配りは、立派な大臣でさえも及ぶものではない。
そこで、楠公の子孫も、この遺訓を守り、正統の天皇を「弾丸黒子(ほくろのような狭い小さな土地)」の吉野で守護し、天下に寇する(はむかう)賊どもを防ぎ、三朝五十余年の久しきにわたった。その間、楠氏一門は全勢力を挙げて、国家の困難にあたり、その子孫が残らず尽き果てて、はじめて足利氏は天下を思うがままにできたのである。
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1. 國武忠彦『語り継ごう 日本の思想』、明成社、H27
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